今月のワニレポ(今月の一冊から)

2017年9月25日 (月)

Vol.221『知識を得ること以外の、本を読む価値とは?』

人々の能力をはぐくむことを大切に考えるなら、日々の仕事のなかで成長を目指す活動に、メンバー全員がどっぷり浸かれるような組織文化を設計しよう。

そして、組織から切り離された特別なプログラムを実施するのではなく、組織そのものを能力開発の場にしよう。また、個人の発達を組織の大目標と位置づけよう。つまり、組織文化がほかのビジネス上の目標(収益性や品質など)を後押ししているかだけでなく、文化が人々の成長を-メンバーがみずからの限界と死角を克服し、複雑さを増す仕事に対する習熟度を高めることを-後押しできているかを問い、それを目指そう。

<中略>

さらに、安心感をもてる環境をつくり、人々が自分の弱さを見せることを許し、それを促そう。それにより同僚同士が弱点の克服を支援し合うようにすることが目的だ。そしてもう1つ、メンバーのエネルギーすべてが組織のミッションの達成に注がれるようにしよう。

(『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか
ロバート・キーガン&リサ・ラスコウ・レイヒー 著 中土井僚 監訳
英治出版 P.20より引用)

本書は、わたしが日本キャッシュフローコーチ協会で取り組んでいることを裏付けされている気がして、1ページ読むたびに赤ペンのメモを書き込むため、なかなか読み進めることができない良書です。たとえば、上記のくだりについて、2つ、次のようにひも付きました。

1)人々の能力をはぐくむことを大切に考えるなら、日々の仕事のなかで成長を目指す活動に、メンバー全員がどっぷり浸かれるような組織文化を設計しよう。

⇒「安心安全ポジティブな場づくり」「自立性と主体性」「アウトプットが先・インプットが後」「1アクション3ゴール」など独自の共通言語を実践し、組織文化になりつつある。

2)組織から切り離された特別なプログラムを実施するのではなく、組織そのものを能力開発の場にしよう。

⇒協会の中に様々なプロジェクトがあり、その役割を果たすことを通して、「上手な仲間への依頼の仕方」「人が動きたくなるレター作成力」「アクションプランの作成と進捗管理スキル」「クイックレスポンス力」が高まり、それがそのまま本業にも活かされる。

本を読むことの価値は、単に知識を学ぶことだけではありません。今すでに自分がやっていることの正当性を裏付けるネタを得たり、考えを体系化する着眼点を得て、仲間に伝えやすくすることにもあります。

本書をさらに読み進めて、仲間にわたしの思いや狙いを伝える一助にしたいと思います。


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2017年8月25日 (金)

Vol.220『100歳生きるとしたら、どんな人生をつくるのか?』

人生70年なら一生涯は61万3000時間だが、人生100年なら一生涯は87年6000時間になる。この膨大な時間をどのように使うのか?その時間になにをするのか?

ウィークデイと週末の区分け、夏や冬の休暇、祝日や休日、そして3ステージの人生モデルなど、時間の組み立て方と順序は、基本的にその時代の社会の産物だ。長寿社会になれば、それが変わり、新しい時間の概念が生まれるだろう。

<中略>

よい人生を送りたければ、よく考えて計画を立て、金銭的要素と非金銭的要素、経済的要素と心理的要素、理想的要素と感情的要素のバランスを取ることが必要とされる。100年ライフでは、お金の問題に適切に対処することが不可欠だが、お金が最も重要な資源だと誤解してはならない。家族、友人関係、精神の健康、幸福などもきわめて重要な要素とされる。

(『LIFE SHIFT100年時代の人生戦略 リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット 著
東洋経済新報社 P.22より引用)

平均寿命が年々長期化し、健康寿命を引き上げることに注目される中、いま現役バリバリの ビジネスパーソンは、何歳まで仕事をするのが一般的になるのでしょうか?

わたしも、今後何歳まで仕事をしたいのか、時々思いを巡らせます。そしてこれは医療の発展など外部環境の要素も大きいため、自分のリタイアの時期はまだ決めてはいません。

ただ、今の感覚として、仕事とプライベート(趣味や旅行など)の時間配分として想定していることをお伝えしますので、みなさんが生涯設計を考えるきっかけになれば幸いです。

45歳の今、仕事:プライベートの比率は9:1です。気力も体力も最も充実しているタイミングなので、この比率には自分的にも納得感があります。

これを10歳刻みで考えていくとこうなります。
仕事:プライベートの比率は、55歳で8:2、65歳で7:3、75歳で6:4、80歳で5:5という具合です。

要するに「生涯現役」を目指します。ただ、その仕事の「質」と「量」は歳を重ねるごとに、変えていきますけどね。

今、わたしの仕事には大きく2種類あります。1つは、個別コンサルやセミナー、講演、執筆などのコンサルティング。もう1つは、日本キャッシュフローコーチ協会の代表理事としてのコミュニティの舵取りです。後者はある年齢に達したときに引退し、後任に継承します。ただ、前者はプレイヤーとして世の中に価値を生み出し続けられる限り、生涯現役でいきます。その一方で、プライベートを楽しむためには、気力充実の55歳までに新たな趣味の候補を数多く体験しておきたい。そうやって種を巻いておけば、アンテナが立ち、余暇の時間が増えたときに、いつでも再開できるからです。今から100年人生をどう彩るか、イメージしておきたいと思います。

 


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2017年7月25日 (火)

Vol.219『他者の力を借りて、より大きな仕事をするには?』

私の言う新しい考え方とは、協力を求め、他者のリソースを投資してもらうことにより、ビジネスを最適化するということです。他者をプロセスに招き入れることこそ、会社の利益、資産価値、達成感、喜び、そして自由を最大化する早道なのです。あなたはもう十分身を粉にして働いています。

その働きという投資に見合う最適のリターンを得ないでどうするのでしょう?

何か小さなことを、きちんとしたいなら、自分でやりなさい。 何かを成し遂げて世の中に大きなインパクトを与えたいなら、 権限移譲することを学びなさい。

- ジョン・C・マックスウェル

(『マネー・コネクション ジェイ・エイブラハム 著
角川書店 P.220より引用)

コンサルタントのような専門職が、個人技でやれるレベルを超えて、大きく影響力を発揮したい場合、いかに他者の力を借りて協業するか、がカギとなります。

わたしは元々、完璧主義的なところがあり、本の執筆にせよセミナーや講座の制作にせよ、納得がいくまで突き詰めていく傾向があります。顧客に最大の価値を届けるべく商品のレベルを高めることなので、それはそれでアリなのでしょう。

ところが、仲間に仕事を任せる場面では、この完璧主義が壁になります。そのことを最も考え抜いている自分の期待レベルに至らないことがストレスになり、結局自分で抱え込んでしまうからです。それは、その人の力量が劣るから、という理由だけではありません。

逆に依頼者よりも能力が高い人であっても、依頼の仕方が下手で意図やゴールを共有できていないと、遅々として進まないことがあります。そのような経験を数多くしたわたしは、今チームで仕事をするとき、意識していることが3つあります。これを意識し始めてから、他者の力を借りるのが以前よりずいぶんスムーズになった感じがします。それは次の3つです。

①それをやる意味づけやゴール、やり方を丁寧に伝える
脱★完璧主義の発想でやる
③チームで取り組むプロセス自体に「関わる者同士の関係性構築」の意味を持たせる

とりわけ、最近わたしが意識しているのは③です。日本キャッシュフローコーチ協会で各種プロジェクトが立ちあがり、協同作業で進めることが増えてきました。そんな今、そのプロセスでメンバー同士が対話を重ね、協力し合う体験。それ自体に、このコミュニティの一体感や安心安全ポジティブな場の雰囲気を醸成する意味があります。このように、その仕事の成果物だけでなく、プロセスにも価値があることに気がつくと、脱★完璧主義にもなれます。 どこにフォーカスするかで、捉え方が変わり、行動や成果が変わることを実感します。


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2017年6月28日 (水)

Vol.218『忙しさに流されず、最重要事項にフォーカスするには?』

99歳の誕生日が近づいた頃、筆者はマービンの次男のディックから電話をもらった。
今度の誕生日にはごく親しい人だけを招いて静かに過ごすことを父が望んでいるという。
2日後、今度は秘書から、21人だけをお招きするのでぜひにとご案内をいただいた。マービン自身が企画したという、それはほんとうに親しい人だけのパーティだった。

<中略>

99歳になってもマービンは自分のことはちゃんと自分でできたし、自分のしたいやり方で誕生日を祝っていた。そしてそれが、最後の誕生日になったのである。マービンの長い人生を語るには、トーマス・エジソンの次の言葉がふさわしいように思われる。

「私はアイデアに困ることはなかったが、時間が足りないのが悩みだった。人間はたった100歳ぐらいまでしか生きられないのだから」

(『マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー エリザベス・ハース・イーダスハイム 著
ダイヤモンド社 P.16より引用)

日常の仕事が多すぎて、その仕事に溺れそうになることはありますか?
わたしは20代から30代前半までは、そんな感覚に襲われることがよくありました。

そして、45歳になった今、時間のマネジメントはそれなりのコツを習得したつもりではありますが、それでも、過ぎ去る時間の速さに驚かされます。ついうっかりすると、あっという間に1年が経ち、40代が終わってしまう気がしました。

「歳を重ねるほどに、どんどん1年が短くなる」とはよく聞きますが、多くの人が実感していることなのではないでしょうか。ただわたしは、時間のスピードがアップすること自体が問題だとは思いません。本当の問題は「自分にとっての“最重要事項”を知らずに時間を過ごすこと」そして「“最重要事項”を知っていながら、それをうっかり忘れてやらないままに時間を過ごすこと」なんじゃないかと思います。

そんな問題意識を感じたときに有効なのが、「これからやろうとしていることに近い人物や分野は違えども共通点がある人物の自伝や人生ストーリーの本を読む」ことです。

普段の仕事場から離れて、カフェや公園、移動の新幹線や機内など、日常の職場から離れて、それに触れる。そして、そこに自分を投影して想像してみる。「自分だったら、どんな人生ストーリーをこれから描いていけるだろうか」と。本に沿って読み進めていけば、「こうなりたい」とか「これは自分とは違う」とか感じることがあります。それが自分の望みであり、最重要事項の一要素なのでしょう。自分の理想を、ゼロから自力で言語化するのは難しいかもしれません。でも、他人のストーリーにあれこれ意見するのは簡単。壁打ちの壁の役割を本が果たしてくれるからです。この週末、そんな本を探してみるのもいいかも知れません。


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2017年5月25日 (木)

Vol.217『熟考する時間を保つコツとは?』

30代、40代以降の大人たちにとっても、この社会環境の変化にどっぷりつかり、スマホの画面とフェイスブックなどに時間を費やす毎日になってしまったのですから、そこで発信することの利点を否定するものでは決してありませんが(かくいうわたしもツイッター、フェイスブック、インスタグラムを日常的に使っていますし、LINEで学生との連絡は行っており、大変便利です)、かつてはあったゆったりと画面を見ないで自分の頭で冷静に考える時間が、驚くほど失われていることに気づくべきときでしょう(おそらくあなたもそのように思う瞬間が、日常のどこかにあると思います)

<中略>

目まぐるしい情報の吸収をするばかりで、ささいなことへの反応ばかりしてしまいやすい毎日のなかでは、じっくりと考えて、冷静に事実を調べて、さまざまな意見を客観的にとらえたうえで、最後に自分の結論を導く。こうした「思考プロセス」をたどれる技術をぜひとも得たいものです。そして、こうした力を手にすることが、これからの時代をたくましく生きるために必要だといえるでしょう。

(『熟考する力 木山泰嗣 著
大和書房 P.004より引用)

スマホやタブレットが外出時に必須のツールとなった今、それらの端末の画面を眺める時間が驚異的に増えているのは、わたしだけではないでしょう。

そしてスマホでfacebookやメールを見たり書き込んだりしているときは、その場で浮かんだ答えを書いているわけで、熟考しているとは言い難かったりします。

つまり、スマホの画面を見ている間は1つのテーマについて熟考していないわけで、気がつけば熟考する時間が生活から抜け落ちているのではないか、と感じました。

そこで、そんな状況を脱却して、熟考する時間を保ちたい、という人のために、わたしが最近、意識して取り組んでいるコツをご紹介します。

それは、「最近の気がかりなことリスト」を、スマホのメモに箇条書きで書き出しておく、というものです。

たとえばわたしなら、「年末のMVPコンテストを700人満員御礼にするには?」「それを“大人の学園祭”として、実行委員と共に、結果と同時にプロセスも楽しむには?」「すべての養成塾が最高最善なメンバーで満員御礼になるには?」「社長のお困りごと目線の情報発信をするサイトをどんなコンセプトとメニュー、執筆体制で制作するか?」などが記載されています。これを、カフェや新幹線の移動中など熟考できる時間があるときに見て、思いついたことを書き加えていきます。その蓄積で隙間時間を熟考するを確保できています。忙しくてまとまった時間が確保できない人には、お勧めです。


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2017年4月25日 (火)

Vol.216『独自のアウトプットをもたらす仕込みとは?』

インプットの量がアイデアを左右するのは、他の仕事でも」変わらないんじゃないでしょうか。引き出しが空っぽの状態から、何か新しいものを生み出すのは無理です。

考えるための材料が数多く揃っているからこそ、それらを組み合わせたり別分野に展開したりして、新しいアイデアにつなげていけると僕は考えます。

ちなみに僕は映画や本だけでなく、アニメや漫画もチェックします。たとえば仮面ライダーを観てヒントを得たコメントも多いし、漫画から学んだことも少なくない。

『スラムダンク』の安西先生の名言、「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」は、アレンジを加えて僕もたびたび使っています。ビジネスパーソンも、おかたいビジネス本だけでなく、軟らかいものからのインプットを増やしたほうがいいんじゃないでしょうか。

インプットに使う材料がみんなと同じだと、そこから生み出されるアイデアも似通ってきます。ビジネス本は基本として押さえつつ、一見、ビジネスとは関係なさそうな分野のものをインプットしたほうが、ユニークなものが生まれるはずです。

(『史上最強のメンタル・タフネス 棚橋弘至 著
PHP研究所 P.79より引用)

自分のビジネスやコミュニティ内に独自の世界観を醸し出し、そこに「らしさ」を発揮する最大のコツは何か? それは、「すでに存在するモノの世界観を借りる」ことです。
ただ、例えば「音楽業界内で、別のアーティストの世界観を借りる」みたいなのはNGです。
それでは“タダのモノ真似”になってしまいますからね。

コツは、「まったく別の土俵の世界観を借りる」こと。たとえば和仁で言えば、「プロレスの世界観を借りる」です。とりわけ、わたしが代表理事を務める日本キャッシュフローコーチ協会では、代表を務める特権(!?)を最大限につかって、以下のようにプロレスの世界観を取り入れ、コミュニティ活性化に活かしてきました。

たとえば、「MVPコンテストでの登壇者の対立構造づくりや動画、BGM活用」などはプロレスの演出そのものですし、そのイベントで「MVP受賞者にホンモノのチャンピオンベルトを授与」するのもプロレスの試合をモチーフにしています。

そのような目に見えてわかりやすいこと以外にも、実は隠れたところにもヒントにしていることがたくさんあります。たとえば、「協会の公式イベントに大勢が参加したくなる流れの作り方」は、プロレスの前哨戦からビッグマッチへのシリーズ運営をヒントにしていますし、記念写真撮影のときにみんなでする「1アクション3ゴール」の手のポーズ(フレミングの左手の法則と同じ)は、人気レスラーが決めポーズをして写真に収まるのをイメージしています。

以上はほんの一部ですが、わたしにとってはプロレスの世界観を借りることで、和仁個人の力量を超えて、振り幅を広げる効果があります。今後もさらに面白く、魅力的なビジネスの世界観を創造していきます。


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2017年3月25日 (土)

Vol.215『自分に合う幸せ感を感じるコツとは?』

私の言うことをよく聞いてほしい。幸福の反対は何だろうか?悲しみ?違う。

愛と憎しみが同じコインの表と裏であるように、幸せと悲しみも同じなのだ。

幸せのあまり泣いてしまうのは、このことを設定している。

愛の反対は無関心、そして、幸せの反対は、これしかない、「退屈」だ。

わくわくすることは、幸せの実質的な同義語であり、まさにあなたが追い求めるべきものだ。興奮こそ万能薬である。人はよく自らの「情熱」や「喜び」に従えと言うが、私なら、同じような意味でも「刺激」に注目するようすすめる。さて、問題は振り出しに戻る。あなたが問わなければならないのは、「自分は何を望んでいるのか?」や「目標は何か?」でなくて、「自分をわくわくさせてくれるのは何だろうか?」である。

(『「週4時間」だけ働く ティモシー・フェリス 著
青志社 P.87より引用)

どんな質問を投げかけるか、によって、得られる答えが決まります。ならば、「自分が望む答え(=望む結果)」が得られるような質問を用意したいものです。

和仁の場合、幸せ感を感じるのは、「刺激を感じているとき」だけではなく、かと言って「やすらぎを感じているとき」だけでもありませんでした。つまり、わたしが幸せ感を感じるのは、「刺激とやすらぎのバランスがちょうどいいとき」だと、ある時、気がつきました。

それ以来、「ちょっと余裕がないな」と感じたり、逆に「なんかつまらないな」と感じた時には、「今、刺激とやすらぎのバランスは何対何だろう?」と問いかけています。
すると、余裕がなくてギスギスしていると感じた時は、刺激:やすらぎ=8:2か9:1でした。逆に、退屈感があったりつまらないなと感じた時は、刺激:やすらぎ=6:4か5:5でした。

もちろん、大きな仕事をやり遂げた後などは、思いっきりやすらぎに舵を切って、3:7でやすらぎ優先の時もあります。リゾート地でノンビリするみたいな時がそれです。
ただそれも、1週間もすると飽きてきて、再び刺激を欲しくなりました。

こうやって観察していくうちに、わたしが幸せ感を感じるバランスは、「刺激:やすらぎ=7:3」だと気がつきました。
この理想のバランスが数値化できていると、「いま自分に必要なのは、刺激なのか?
やすらぎなのか?」が判断しやすくなり、それを自分に与えやすくなります。
あなたのバランスはいかがでしょうか?


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2017年2月25日 (土)

Vol.214『仕事に幸せ感を見出すコツとは?』

ビジョンをつくるということは、組織・チームに所属するメンバーたちの仕事を「定義」することだとも言えるでしょう。つまり、「何のために働いているのか?」を考えるための土台を、メンバーそれぞれに用意するのです。

「リーダーが“働く意味”まで用意するなんて、、、押しつけがましくないかな?」と思われるかもしれません。しかし、考えてみてください。どれくらいの人が明確な目的意識を持って働いているでしょうか?ほとんどの人は「仕事で実現したいこと」についてはっきりとしたイメージを持っているわけではありません。「なんとなく」とか「ちょっとしたご縁で」いまの会社で働くことになったという人もいるでしょう。働く人たちは、「この会社は『生産者の人たちの暮らしをよくする会社』であり、あなたの役割は仕事を通じてそれを実現することだ」といったストーリーを必要としています。

(『最高のリーダーは何もしない 藤沢久美 著
ダイヤモンド社 P.44より引用)

仕事に幸せ感を感じるコツの1つは、「『理想のビジョンにつながっている』と実感しながら目の前の仕事に取り組む」ことだと思います。 ただ、これはちょっとハードルが高いことかも知れませんね。そこで、もう少し簡単に言えば、「仕事に意味を見い出して取り組む」ことができれば、幸せ感を感じられることに気がつきました。

そしてこれは、リーダーが仲間や部下のやりがいを引き出すことにも通じます。

例えば、飲み会の幹事役を人にお願いするときの例を紹介しましょう。

わたしが主宰する養成塾では、いろいろな役割を塾生に担当してもらうのですが、その1つに延長戦(講義の後の懇親会)の幹事があります。みんなの注文をとり、お店にオーダーして、乾杯の挨拶をして、最後の清算まで世話をします。行為だけを見れば「面倒くさい」と、敬遠したいかも知れませんね。ところがその意味を次のように伝えるとどうでしょうか。

「わたしが延長戦の幹事を塾生のみなさんに持ち回りで担当して欲しいと思うのは、3つの意味があります。1つは、もちろん主催者のわたしが助かるからです。 2つめは、幹事を担当する人は、仲間のお役に立つことで感謝され、いち早く顔と名前を仲間に覚えてもらえるからです。このコミュニティが一体感を持つためには、早くお互いを知り合うことが大切ですからね。 そしてもう3つめは、このコミュニティは1人ひとりが自分主宰で飲み会を開けるくらいの幹事力の高い集まりにしたいからです。なぜなら、コンサルタントで成功したいみなさんは、影響力を発揮していく上で自分主宰でセミナーや会合を主催していくでしょう。だったらこの場がそのリハーサルになればいいですよね」そこに意味を感じてくれた人は、率先して動いてくれます。

意味を見い出す力、これからも磨き続けたいものです。


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2017年1月25日 (水)

Vol.213『コミュニティへの愛着心を育む方法とは?』

メンバーシップ・エコノミー組織は忠誠心に依存している。そしてメンバーシップ組織は、オファーに忠誠心を組みこむことができる独自のビジネスモデル特性を構築している。

CrossFitとSalesforce.comのような組織は、組織と会員の絆、会員同士の絆、それ以上の絆を深める方法を大量に考案してモデルに組みこんでいる。そして、簡単な契約・会員登録、体験の個人化、他者の関与を実践している。

(『シリコンバレー発会員制ビジネス起業術 ロビー・ケルマン・バクスター 著
ダイレクト出版 P.140より引用)

日本キャッシュフローコーチ協会というコミュニティをスタートして、2年近くが経ちました。メンバーはそもそも人と群れることを好まず一匹狼で独立するようなコンサルタントや士業です。なので、「果たして一体感のあるコミュニティになっていくのだろうか?」という不安は正直、ありました。しかし、気がつけば会員限定のfacebookグループでは自発的に成功事例をシェアしたり、コンサルや営業で直面した悩みを投稿して、それに対して複数人の会員がコメントしたりしています。MVPコンテストなどの公式イベントには会員の過半数が出席し、各地で少人数で集まり学び合う地域勉強会も発足し、自発的に主体的に活動してくれています。そして、協会の発展のために積極的に役割を担い、まるで自分の会社の仕事であるかのように、当事者意識で動いてくれています。

130人でやってきたこの協会が、12月には新会員が加わり、230人になり、今後も年間100人超のペースで増員していく予定です。そうやって人数が増えるときに、わたしが大切にしたいのが、「コミュニティへの愛着心をいかに育むか?」です。

そのカギは本書にあるように、協会に関わる会員の接着点を複数化し、その接着力を強めることだと考えています。つまり、「協会と会員」の関係、「会員と会員」の関係、「協会内プロジェクト・メンバー同士」の関係、「見込み客と会員」の関係、「クライアントと会員」の関係、そして「和仁と会員」の関係というように、そこに関わる理由が複数あり、それが本人にとって優先順位の上にあれば、自然と愛着心が芽生えるんじゃないか、と思うんです。

そしてそれが持続的に発展するためには、「協会から指示されて受け身でやる」のではなく、「自ら手を上げてやる」という、自立性と主体性の発揮がカギです。そういう状況になるために、一体どんな条件が整っていればよいのか?それが、これからのわたしの当面の重要テーマになりそうです。そこが具体化したら、またワニレポでお伝えしたいと思います。


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2016年12月25日 (日)

Vol.212『偉大な選手になるには?』

「オリンピック選手の研究を始めたときは、驚きましたよ。毎朝4時に起きて水泳の練習に行くなんて、信じられない。よほど非凡な人間にしかそんなことはできないはずだと思ったんです。でもそうじゃなかった。周りの誰もが4時起きして練習に行くような環境にいたら、自分だって自然とそうなる。それが当たり前になるんです。習慣になるんですよ」

ダンは、一段階も二段階も格下のチームから選抜されて入ってきた新しい選手たちを何人も観察してきた。新入りの選手たちは、あっというまにチームの規範を守り、基準を満たすようになった。

「たとえば私自身は、あまり自分に厳しいほうじゃない。しかし周りのみんなが論文を書いたり講演を行ったり、いつも猛烈に仕事をしているから、こちらも自然とそうなる。やはり、人は周りのやり方に合わせるようにできているんです」

(『やり抜く力 アンジェラ・ダックワース 著
ダイヤモンド社 P.333より引用)

自分の身をどこに置くか。その意思決定1つで、人は一瞬で別人のように変わる。
そんなケースを数多く見てきました。

わたしが主催する養成塾やコミュニティには、多くのコンサルタントや起業家が足を運んでくれます。彼らの参加動機は、最初は「納得の報酬や売上を得られるようになりたい」「契約が長く続くスタイルを身に付けたい」「顧客の意思決定に関われるようになりたい」などだったりするのですが、途中からその質が変容していくことを感じます。

それは、目先のメリットや利益を超えて、「この環境に身を置くことで、自分一人では到底たどり着けないところに行ける」という実感なのではないでしょうか。

わたしが代表を務める日本キャッシュフローコーチ協会でもまさにそれを実感するシーンを数多く目の当たりにします。たとえば、年末に開催した“キャッシュフローコーチのNo.1を決める、大人の学園祭“MVPコンテストの実行委員長を務めた草間さんは、最初は「こんなすごい人たちに囲まれて、自分がリーダーを務められるのだろうか?」と不安だったそうです。実際、それまでは養成塾などでも自分を表に出すことはなく、どちらかというと一歩引いたところに止まりがちだったと言います。

ところがその仲間の支援を得ながら積極的に段取りをし、影響力を発揮したことで、仲間の信頼をギュッとつかみ、そのプロジェクトを大成功に終えることができました。そして今、協会メンバーの草間さんに対する信頼は絶大なものがあります。そして、さらには他のコミュニティでも積極的に仲間と交流し、自分を表に出し始めました。その変貌ぶりをもたらしたのは、たったの半年です。

朱に交われば赤くなる。自分がどこに身を置くか、その判断のもたらす力を過小評価しないで、十分に注意を向けたいものです。


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