今月のワニレポ(今月の気づき)

2017年9月10日 (日)

Vol.221『神は、◯◯に宿る!』

ビジネスパーソンとして、言葉を使って人に動いてもらうシーンは多々ありますよね。
とりわけ、人の相談に乗る時、どんな言い回しを使うかによって、相手に素直に受け止めてもらえるか、それとも反発されるか、が決まります。そもそも人は、よほど尊敬している人でもない限り、他人から「上から目線で指導」されたくはないものですからね。

その点、「人の相談に乗り、お役に立つこと」が仕事であるコンサルタントは、この点をよく理解している必要があります。とりわけ、「教えるスタイルの先生型」ではなく、「気づかせるパートナー型」のコンサルタントであれば、なおさらです。先日、クライアントに投げかける言葉には、語尾を微妙に変えることで、受け手の印象が違うことに気がつきました。

例えば、次の3パターンです。これは、文字で見ただけではその違いがわかりづらいのですが、実際に声に出してみるとわかります。

①「どうしたら、◯◯できますか?」
②「どうしたら、◯◯できるでしょうか?」
③「どうしたら、◯◯できるでしょうかね?」

そのニュアンスの違いを、解説しますね。

①「どうしたら、◯◯できますか?」
→これは、相手にだけ考えさせています。よって、少し突き放した印象を与えます。

②「どうしたら、◯◯できるでしょうか?」
→①よりはやわらかいが、やはり相手にだけ考えさせています。

③「どうしたら、◯◯できるでしょうかね?」
→これは、着眼点を投げかけつつ、相手だけでなく、自分も一緒に考えるスタンスが伝わります。

このように、「語尾」の使い方1つで、スタンスの違いが伝わってしまいます。その結果、相手が素直に受け入れるか、反発を感じるか、の違いをもたらすのです。よく、仕事のクオリティを極める際に、「神は【細部】に宿る」と言いますが、コンサルティングにおいては、
「神は【最後】にも宿る」のですね。


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2017年8月10日 (木)

Vol.220『モチベーションを維持するコツは?』

「どうすれば、いつもモチベーションを維持できるのでしょうか?」
セミナー参加者や養成塾の塾生からそんな質問を受けることが、たまにあります。
普段のわたしの様子がモチベーション高く見えるから、とのことです。

実は、わたしもかつては、月曜の朝に起きるのが億劫で、なかなかテンションが上がらず、仕事に向かう移動中にノリの良い曲を聴いて半ば強制的にモチベーションをあげていた時期もありました。もちろん仕事はやり甲斐があるし、自然とモチベーションが高い日もあるのですが、日によってアップダウンがあったことを思い出します。
ところが気がつけば、いつの間にかそのようなこともなくなり、毎朝、その日の出来事が楽しみで、目覚めも良く、ワクワクしながら仕事に向かうようになっていました。

その違いは、いったい何か? かつての自分と比較しながら、その答えを考えていたところ、ある1つの秘訣にたどり着きました。それは、

「重要なお困りごとを抱えている人が周りにいて、自分にはそれを解決する力があるとき、自然とモチベーションは高くいられる」

ということです。
なぜなら、その状態の時、「人に必要とされている実感」があり、人が本能的に欲する様々なニーズ、例えば「成長」「貢献」「つながり」「自己重要感」などを満たせているからです。
今の環境は、個別コンサルティングや電話コンサルではクライアントから、養成塾では塾生から、また日本キャッシュフローコーチ協会の集まりや強化研修会では仲間たちのビジョン実現や挑戦の助けになれている。その環境があり、そしてその期待に応えられるよう自身のスキルを磨き続けていることに、自然とモチベーション高くいられる秘訣がある。

人は人とのつながりの中で存在価値を見出すものだと知識では知っていましたが、この秘訣に気づいた時、わたしは今のコンサルティングの仕事が本当に自分にピッタリだったことを再認識しました。


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2017年7月10日 (月)

Vol.219『結果的に良好な人間関係が育まれるコツ。』

わたしがコンサルティングにおいて成果を発揮する秘訣として重要視していることに、「安心安全ポジティブな場づくり」があります。これは、相手と自分が居合せる【場】が安心安全ポジティブになるよう、言葉・表情・態度・行動を整える、というものです。

これを発動すると、その【場】の力でリラックスした人間関係が育まれ、自由に意見を出し合えるようになります。そして、他人の発言をヒントにしてさらにアイデアを創発し、それがどんどん積み重なっていく「知の相乗効果」が発揮され、組織の生産性は高まり、何よりそこにいることが楽しくなるわけです。なので、それをコンサルタントの塾生やキャッシュフローコーチの仲間たちに推奨しています。

ところが、これを微妙に曲がった解釈をすると、その意識の矛先が【場】ではなく、【人】に向けることがあることに気がつきました。
つまり、「この【人】と安心安全ポジティブな関係をつくるために、どう振る舞うか」というように。これは、似て非なる発想です。
人に意識を向けると、Aさん、Bさん、Cさんと相手によって自分との相性の良し悪しがあって、話が複雑になります。正確も距離感も人それぞれです。それにいちいち対応しようとしていたら、かなり高度なコミュニケーション・スキルを身につける必要が出てくるでしょう。

ところが、【場】に意識を向けるとどうなるか?

【場】に意識を向ける分には、常に対象は1つなので、シンプルです。
そして、結果的にその場に居合せる人との関係性も良くなるのです。
わたしは、1対1の面談でも、1対多のセミナーや講演会でも、常にこの【場】にフォーカスします。そして、この【場】が安心安全ポジティブなものになることをイメージし、そのイメージに引っ張られて、言葉・表情・態度・行動を導いていく。

言葉にすると微差に聞こえますが、この違いはコミュニケーション円滑化においてとても重要で有益なコツです。試す機会がある人は、トライしてみていただきたいです。


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2017年6月20日 (火)

Vol.218『達成できる目標の立て方とは?』

「達成できる目標の立て方のコツを教えてもらえませんか?」という相談を受けることは珍しくありません。やる気があって向上心も高い人ほど、この質問をします。

とりわけ、税理士や社労士などの有資格者であれば、かつてその資格取得の勉強の際に、「目標を決めてコツコツ実践する」ことは体験しているはず。それなのに、資格を取得して晴れて独立した後に、年初に立てた目標すら達成できていない自分にイラ立ちを感じているようなのです。

そこで今日は、目標を立てても達成できず、足踏みしているある税理士Aさんとの対話を紹介することで、「達成できる目標の立て方」のコツをお伝えします。

和仁:「目標の立て方のレベルを100点満点として、今は何点の出来ですか?」

Aさん:「70点です。後で振り返ってみると、目指すゴールに到達するような行動計画になっていない気がするからです。たとえば『契約を3件とるために、週に2人の新たな出会いをつくる』みたいな行動計画を設定したとして、実は週に2人では足らなかったり、日々の業務に流されて週に2人の見込み客との出会いもつくれずにいたりします・・・」

和仁 :「なるほど、目標と行動計画の整合性がついていない、ということですね。そこは経験を重ねることで行動計画の精度をアップさせることはできるでしょう。問題は、週2人に会うと決めながらもやらずに過ごす、といった『立てた目標に沿った行動をしていない』点でしょう。ところで、あと30点はどんな条件が整えば埋まりそうですか?」

Aさん:「う〜ん・・・(しばらく沈黙の後)、やはりヤル気の問題でしょうか?」

和仁:「たしかにヤル気は大事です。そのヤル気を持続させる秘訣は何か、が問題ですね。それは、『それを達成しなければならない明確な理由があること』です」

Aさん:「あ、たしかに税理士の資格試験のときは、1年前に結婚して妻の出産も間近に控えていて『今年絶対に合格しなければならない』という覚悟でやっていました。それに当時は税理士事務所の職員として、将来の独立のためだけじゃなく、目先では資格手当での収入アップが家族を養う上で必要という明確な理由がありました」

和仁:「資格取得のような明確な理由がなくなった今、自ら理由をつくることが重要。その1つは、その達成したい目標を親しい人に公言することです。達成しないと嘘つきになってしまうので、なんとか達成しようという圧が働くからね」

それを達成することは、自分にとってどんな意味があるのか?そこを明確にしてみたいものです。


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2017年5月10日 (水)

Vol.217『業績が良い会社の目標設定の考え方とは?』

売上目標を設定して、その達成を目指して1年間、働く。その結果、達成することもあれば、未達になることもあります。この「売上目標やプランをどうやって立てればいいか?」という問いは、会社の状況によって考え方に幅が出てきます。

「長年、業績が良くて昨年同等でも十分な利益は出るし、借金はないので、これ以上利益を出さなきゃいけない理由はない。でも、ここで停滞はしたくはない。たった一度の人生、大いに挑戦したい。こんなときの売上目標はどう考えればいいでしょうか?」

ある社長から、そんな相談を受けました。「何年も連続で赤字が続き、銀行の借り入れももはや不可能。どうやって今月のお金を回したらいいのか・・・」と目先のことで悩む人にしてみれば、「なんて贅沢な悩みだ!?」と言いたくなる悩みかもしれませんが、当事者からすればこれも真剣な悩みです。その会社では、昨年ある目玉企画があり、そこに大掛かりな販促費をかけて挑戦しました。それが当たれば、売上ベースで前年対比150%レベルの大きな飛躍も可能でしたが、結果はあてが外れて、企画単体の収支で赤字でした。それを会社全体の収支に組み込むと、利益と相殺で収支トントンという結果に。社長はそのことを反省しつつ、「これをどうとらえ、新年度につなげればいいのか?」とモヤモヤ悩んでいました。

そこで社長に次の2つをお伝えしました。「2つ考え方があると思います。1つは、その挑戦目標を達成するためにアクションプランを作ったと思いますが、1つの作戦がうまく行かなかったときのためのバックアッププランはいくつ用意していましたか?」社長の答えは「なし」でした。

そもそも切羽詰まった状態ではないため、プランが楽観的だったのでしょう。次からは予め複数のバックアッププランをつくる提案をしました。「もう1つは、昨年は目標達成しなかったにせよ、実践したからこそ得られた学びはありますよね?それを今年に生かして“2年通期で”判断するとしたら、今年はどんな動きをして、どこまで到達していたいですか?」この質問で“単年度でリセット”する発想だったのが、複数年の通期でとらえる発想に切り替わったとのこと。そうとらえると、まだ決着はついていない。新年度に昨年の挽回のチャンスがあると、前向きに心構えが切り替わったそうです。

人は捉え方で心の持ちようは変わるものだと気付かされました。


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2017年4月10日 (月)

Vol.216『自分に合う、チャレンジの方向性は?』

人にはそれぞれ、自分に合うチャレンジの方向性というか、パターンのようなものがあるように思います。 例えば、マラソンランナーの場合、「フルマラソンでサブ4(‪4時‬間切り)」という1つの目標を達成した人は、その次の方向性はおよそ次の3つのようです。

①「100㎞のウルトラマラソン完走!」のように距離を伸ばすか、②「サブ3(‪3時‬間切り)」のようにスピードを上げるか、あるいは③山道を駆け抜けるトレイルランやトライアスロンのように応用編にいくか、です。

コンサルタントはじめビジネスパーソンも、一定の目標を達成すると、大抵はその延長戦のチャレンジをする人が多い気がします。つまり、もっと売上を伸ばすか、短時間労働で今と同等に稼ぐ仕組みをつくるか、あるいは周辺分野の新たなテーマを扱うか、です。

その点、みなさんはどんなチャレンジの方向性がワクワクするでしょうか。
ちなみに、わたし(和仁)の場合は、どうだろう?と自問してみました。

例えば、今年の12月にわたしがホノルルマラソンでサブ4を達成したら、来年チャレンジしたいのはサブ3ではなく、ウルトラマラソンでもなく、ましてやトライアスロンでもありません。では、チャレンジしないのかというと、そうでもない。なぜなら、わたしの場合チャレンジしないことは、刺激不足でつまらなく感じるとわかっているからです。

そこで気がついたのは、わたしがワクワクする方向性は「それぞれ続けてきた異分野のチャレンジを結びつけること」でした。

わたしはこの数年、マラソンと並行して海外で英語でのセミナーのチャレンジを続けてきました。そこで、この2つをつないで、「レースの数日前にホノルル現地でビジネスセミナーを開催して、その後にマラソンも出場し完走する」というのが来年末のチャレンジです。 (あくまで今年サブ4を達成する前提で言っていますが・・・)

もっとも、今年の12月の「サブ4の達成」がまだのうちから、こんな話は少し気が早いかも知れません。ただ、その先の目標があることで、目の前の目標達成意欲が高まり、実現が加速することもありますからね。 常にワクワクしながらチャレンジし続けるには、自分が好む方向性を把握しておくといいと気がつきました。


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2017年3月10日 (金)

Vol.215『やらかしました・・・が!』

先日、名古屋の某小劇場での発表会で、ウクレレ・ソロ演奏を披露しました。その体験から得た気づきをシェアします。

それまで3ヶ月練習してきた「涙そうそう」を披露すべく、合宿セミナーにもウクレレ持参で細切れ時間を駆使して練習して、なんとか暗譜で弾ける状態が間に合いました。

これまで6年、細くとも長くやってきた甲斐あって、緊張することなくリラックスしてステージに立ち、気持ちよく弾き始めた・・・まではよかったのですが、本番には予期しないことが起こるものです。 いつもなら全くミスりようがない普通のところでスッカーンと指運びが飛んでしまったのです!

あれ?  あれあれ?

いつも無意識に指が動くに任せていたので、どうやり直せばいいのか、いくら考えてもわからない!もはや、客席には怖くて目を向けられず、いかに挽回するかをフル回転で考え、ちょっと先のフレーズをとりあえず弾いてみました。 そこで持ち直し、なんとか強制終了は免れた。。。が、ホッとするのもつかの間、2番目の同じ箇所でまたもや指運びが飛んでしまいます。

・・・マジかっ!

さっきまであんなに肌寒かった冬の雨が嘘みたいに、嫌な汗がにじむ。
そこも深入りせず、1番のときと同じパターンで回避して、なんとかフィニッシュ。
う~ん、やらかしました・・・

が!ここで終わっては、何のために時間をやりくりして発表会に向けて練習したのかわからない。
そこで、ニヤッと照れ隠ししてステージを降り、控え室へ。iPhoneを足元に置いて自撮りした動画でどんな感じだったかをチェック。まあまあ長いこと手こずっていたのを確認して、その場でウクレレを触って、指運びを意識化しました。 これで次はここでミスることはないでしょう。

無意識にやれていたことを意識化したら再現性は高まるから。
転んでも、タダでは起きない!
と言うことで、心の整理がついたので、そこからはオフモードに戻った日曜日でした。


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2017年2月10日 (金)

Vol.214『問題解決か?課題発見か?』

コンサルタントとは、いったい何をする職業か?と問われれば、「コンサルの主たる仕事とは、問題解決業である」が一般的な認識ではないでしょうか。
問題とは「マイナスをゼロに戻すために解決すべき、表に見えていること」をいいます。

例えば、「客数が減少している」「スタッフを入れてもすぐに退社してしまう」「会社に対する社員の不満が噴出していて雰囲気が悪い」などが問題です。その問題にフォーカスし、問題を解決するということは、マイナスをゼロに戻す行為です。その場合、その問題が解決すれば見かけ上は完結するので、コンサルとしての役割はそこで完了です。それを恐れるコンサルタントは、重箱の隅をつつくような、どうでもいい、細かな指摘をし始めます。

その一方で、社長の支持を長年に渡って得ているコンサルタントは、問題解決ではなく課題発見にフォーカスしています。課題とは、「理想の状態に到達するために必要な、表に見えていないこと」を言います。例えば、「当社のサービスを必要とする見込み客の理想像を明らかにする」「新スタッフに当社の文化に早く馴染んでもらうための仕掛けをつくる」「社員の求心力を高めるイベントを企画する」などです。こうやって比較すると、「問題を無視して課題発見はできないのでは?」という声もありますが、もちろん問題を無視する訳ではありません。問題を認識しつつも、そこに必要以上にフォーカスせず、それをきっかけとして利用して「当社の課題は何か?」にフォーカスすることが、望む成果を得る上で有効だということです。

つまり、「過去に原因が存在する問題」の解決が「過去志向」だとすると、「未来の理想の実現を目指す課題」の発見は「未来志向」とも言えます。この場合、目の前の課題をクリアするたびに理想の状態に近づきます。まるでゲームで1面クリアしたら2面があるように、次の課題が見つかっていきます。なので、理想に到達するまで課題は尽きません。ビジョンが進化していく人にとっては、課題も常に進化していくからです。つまり、成長意欲の高い社長の真の望みは「問題を解決してもらうこと」ではなく、理想に到達するために「課題を明らかにしてもらうこと」なのではないでしょうか。そして、課題発見にフォーカスすることで、やることが明確になり、そのプロセスで結果的に問題は解決されてしまう。それを体感できたときに、社長としてもコンサルタントとしても一段上のステージにシフトするような気がします。


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2017年1月10日 (火)

Vol.213『バランス感覚はどうやって養われるのか?』

せっかく仕事で大成功したのに、プライベートで事件を起こして失脚する人は、経済界でも政界でも芸能界でもいたるところで見かけます。そんなニュースを見るにつけ、バランスの大切さを実感することが増えてきました。 バランスは、いったいどうやって養われるのでしょうか?

持って生まれたセンス?才能?それもあるかも知れません。しかしわたしは後天的に鍛えられるものなんじゃないか、と感じています。そのカギは一体なにか?

それはバランスは全体を俯瞰することから生まれる、ってことです。

お金の使い方のバランス感覚を磨くには、全体の収支を俯瞰すればいい。
(これはわたしの専門分野です)
仕事とプライベートのバランス感覚を磨くには、持ち時間の内訳を知ればいい。
(辛うじてやれています)
バランスのとれた字を書くには、その一筆だけでなく、一文字だけでもなく、紙全体を俯瞰しながら書けばいいらしい。(これは全くやれていない・・・)

医療の世界でも、【部分】を細かく見ていく西洋文化の発想ではなく、【全体】を見て考える東洋文化のやり方を重視した医療が日本で広まり、世界的にも統合医療として広がっていると聞きます。それと同じことが、経営にも言えるのではないでしょうか。

つまり、全体を俯瞰して、そのつながりとバランスを重要視しながら、全体最適を追求する。
これは、わたしが独立以来、20年近く取り組んできたキャッシュフロー経営の本質なのですが、改めて振り返ると、その思想は、極めて東洋的・日本的な経営法だと感じました。

この日本的な経営法であるキャッシュフロー経営、そしてそれを導入支援するキャッシュフローコーチ(R)という職業を、これから広く世に広めていくことを決意しました。
ぜひ注目していてくださいね。


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2016年12月10日 (土)

Vol.212『“安心安全ポジティブな場”がもたらすものは?』

わたしがよく口にするキーワードの1つに、”安心安全ポジティブな場”づくりがあります。これは、セミナーやコンサルで成果を出す上で、わたしが最重要視していることです。

その手段として、自分が発する言葉(例:肯定的な声掛け)や表情(例:笑顔)、態度(例:リアクション)、行動(例:拍手)に意識を向けて、意図的に安心安全ポジティブな場にしていきます。このセットアップをきちんとすることで、そのセミナーやコンサルが講師にとってもクライアントにとっても楽しいものとなり、想定を超えた成果にもつながります。

ところで、この行為がもたらす本質は、いったい何だと思いますか?
それは、突き詰めると次の4つの不安を取り除く行為だとわたしは考えています。

1つめは、「批判される不安」です。多くの人は批判されることを恐れて自分の意見を封じ込めようとします。しかし、絶対に受け止めてもらえる、と感じていたら、躊躇なく発言できます。それによって、会話が積み上がっていき、1時間後には思いもよらないアイデアにたどり着くことがあります。

2つめは、「恥をかく不安」です。的外れなことを言って、空気を悪くしないだろうかという不安はやはり発言を踏みとどまらせます。

3つめは、「仲間外れにされる不安」です。一時的な批判や恥をかく程度ならまだしも、それが原因となってコミュニティからのけものにされたり、自分の居場所がなくなる恐れがあるとしたら、余計なことは言うまい、と感じるでしょう。

4つめは、「辞めさせられる不安」です。最悪の場合、そのコミュニティから除名されたり、会社ならクビを言い渡されるとしたら、ますます心を閉ざして貝になってしまいますね。

この4つの不安が解消し、マイナスがゼロに向かえば、人は自然とプラスに向かうものだとわたしは考えています。ちょうど、車のサイドブレーキを下ろせば、アクセルは元々踏んでいるので、自然と前に進む姿のように。そして、この4つの不安が取り除かれた結果、その場に生まれるものは、いったい何か? それは、「聞く姿勢」です。
相手が聞く姿勢をつくってくれていたら、こんなにしゃべりやすいことはない。

そう、安心安全ポジティブな場づくりとは、セミナーやコンサルにおいては、お互いに聞く姿勢を整えることとイコールなのです。これを意識してトライしてみてはいかがでしょうか。


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