今月のワニレポ(今月の気づき)

2022年12月10日 (土)

Vol.284『創造的なプランを作る会議のやり方』

1人では思いつくことのない創造的なアイディアを形にする、そんな会議ができたら良いと思いませんか?今日はそのヒントをご紹介します。

私が毎年恒例にしている清里高原での合宿セミナーでのことです。参加者の課題に対して公開コンサルを一通り行った後、通常なら2巡目に入るのを今回はやめて、それぞれの課題の対策案を具体化するセルフワークに切り替えました。
従来なら「せっかくわたしがいるのだから、少しでも多くのコンサルセッションをやった方が参加者への貢献になる」と考えるのですが、今回は参加者の課題の進み具合が従来以上に早くてスムーズだったので、あえて空白を設けた方がクオリティタイムになると判断したのです。

この3日間の合宿では、2日目の夕方までそれぞれの課題を共有し対策を考えるコンサルセッションをして、その後に約80分間をフリータイムとし、各自が具体的なアクションプランを作ったり、協力者への依頼の仕方をトークを練り上げたり、アプローチ先のリストアップをするなどセルフワークを実施。夕食時に、その感想を聞いたところ、次のような声が聞けました。

  • 事前のコンサルセッションの刺激を取り入れたおかげで、その後のセルフワークは自分の領域の外に出て、広い枠組みで発想できた。
  • みんながそれぞれに重要事項に向き合う姿が目に入るので、自分も緊急度の高い目先のことに引っ張られずに、重要事項に専念できた。
  • ふだんと環境が違うので、意識が目先ではなく先に行き、中長期スパンで考えられた。
  • 意識の高い人たちに囲まれて、仲間の相談内容から気づけることが刺激となり、ひらめきやすくなった。
  • やった先の未来をクリアに想像できているので、行動がグングン進む感じがある。

つまり、非日常空間で、意識の高い仲間に囲まれながら、課題解決の議論をギュッとやった後に一人でその落とし込みをする作業はとても高い価値をもたらしたようです。3日目の終了時には全員がスッキリした表情で先の見通しをつけて会場を後にした姿が印象的でした。
仲間との対話で“知の積み石効果”を味わった後の、1人静かなセルフワーク。
そのバランスが1人では到達し得ないレベルのアイデアをもたらすことを体感しました。

 

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2022年11月10日 (木)

Vol.283『思い込みの威力を実感した話。』

先日、思い込みの力を実感した出来事がありました。仕事においてもプライベートにおいても大きな違いをもたらす決め手になると感じたので、ここで共有します。
コロナの後遺症で心肺機能が低下し、ランが短距離ですぐに疲れてしまう状態が続きました。
従来の状態をレベル100とすると、20くらいのコンディションです。快復して1週間、2週間と経つも、走り始めると心拍数がすぐに高くなり、疲労感を感じる。1ヶ月半もの間、レベル20の低状態が横ばいで続き、「3ヶ月後のホノルルマラソンは無理かも」と半ば諦めかけていました。そんな中、約2ヶ月ぶりにランニングコーチとのセッションの日が。当初はわたしはコーチに状況を伝え、「5kmを超ゆっくり走るくらい」と想定していましたが、コーチが口にしたプランは違いました。

「和仁さんの今の状態は、もしかするとコロナの後遺症というよりも、長い期間運動量が少なかったことによる心肺や身体の筋力低下の可能性があります。僕がちゃんと横について走るし、問題があれば止めるので今日は10km、できれば12kmを目指しませんか?」

コーチはさらに続けました。

「というのも、アスリートのほとんどはコロナ後もすぐに通常モードの練習をこなして試合をしています。それが彼らの本業で”やる“の一択だからでしょう。一方で市民ランナーは別にどうしても走らなきゃいけない訳ではないので運動から遠ざかります。シンプルに運動不足になる。それをコロナの後遺症と意味づけて、ますます運動不足が加速しているように見えるのです」

それを聞いた瞬間は「マジか!?」と驚ました。ただ、多くの生徒を見てきたコーチの提案であり一理あると思い、そのプランにトライしました。結果は、10kmをクリアし、12kmを完走。ペースも平均キロ6分と大幅にアップ。さらには翌週のレッスンでは、15kmを平均キロ5分35秒で完走。翌日もダメージはなく、ホノルルマラソン出場への希望が再び浮上し、喜びを噛み締めると共に、思い込みによるブレーキの力を改めて実感しました。
「思い込み」は行動を加速する方にもブレーキをかける方にも、どちらにも影響を与えます。
もしそれが自分のビジョン実現に対してブレーキをかける思い込みだとしたら、一度疑ってみると、新たな景色が見えるかもしれません。

 

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2022年10月10日 (月)

Vol.282『「なぜか忙しい理由」はその業務に名前がないから。』

ビジネスパーソンから相談を受けるテーマに、時間管理があります。
先日もあるコンサルタントから次のような相談を受けました。
「夜は23時まで仕事をし、平日にやりきれなかったデスクワークを土日でカバーするため、家族との旅行などの予定を怖くて入れられません。もっと家族との時間を楽しんだり、運動や趣味の時間も確保したいのですが、どうしたら時間のやりくりが上手になるでしょうか? 」
何に忙しいのかと尋ねると、「なぜだかよくわからないけど忙しいのです」と言う煮え切らない返答。そこで、業務名とおよその必要時間を書き出してもらいました。

「コンサルの仕事は4社、営業は月5件、セミナーや交流会には月3回参加、メールやFacebookのチェックで1日1〜2時間、コンサルの準備に1社あたり2時間、以上です」

これを全て足しても、月86時間にしかなりません。
1日8時間を月22日間働いたとして176時間あるはず。つまり半分以上空き時間があるにもかかわらず、本人は忙しいと言っているのです。これは一体、何故なのでしょうか?
答えは、名前のついていない業務が多いからです。例えば彼のスケジューリングを詳しく聞くと、セミナー本番の時間はスケジュール帳に書き込んでいますが、その準備業務を書き込んでいませんでした。セミナーの準備業務とは、「案内ページの原稿作成」「テキストの作成」「進行表の作成」「セミナーのリハーサル」「内容のブラッシュアップ」などがあります。それぞれの業務に名前をつけておらず、時間見積もりを立てていないため、その計画を手帳に書いていなかったのです。すると、どうなるでしょうか?
思いついたときにそれに手をつけ、やっても達成感がありません。
締切に迫られて後から業務が湧いてくる感じ。想定しない業務が受け身で追加されるので、疲労感だけが残ります。一方で、周りから見たら忙しいはずなのに仕事が早くパフォーマンスが高い人に共通するのは、すべての業務に名前をつけ、着手する前に時間見積もりを立てていることです。つまり一つの仕事を細かく業務分解して、それぞれの業務をいつ何時間かけてやるかも数値化して計画に落とし込んでいます。よって完了したときには手帳にチェックが入り、達成感を感じながら着実に前進しています。また後から追加で湧いてくる業務はほとんどないため、先の見通しの立つスケジューリングを行っています。なぜか忙しいと悩む人は、名前のない業務に名前をつけ、時間見積もりを立てることからやってみてはどうでしょうか。

 

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2022年9月10日 (土)

Vol.281『自分の力量を超越したスゴい人と関わる時の心得。』

「今の私からすると、雲の上の存在の経営者と接する機会があり、今後も関わりを持たせて頂きたいのですが、そんな時、どう考えて動けば良いでしょうか?」
そんな質問を受けました。わたしにとってそれは、東京ディズニーランドの元総合プロデューサーである堀貞一郎先生との出会いでした。その当時、わたしは30歳前後で独立して間もなく、何者でもない立場。その頃を思い出し、その方に伝えたことを共有したいと思います。

まずわたしがその当時考えたことは、『相手は“時間”をものすごく貴重なものと捉えている。当時で年齢が70歳を超えていて、常に平均寿命から逆算して今をとらえる人なので、“時間は寿命だ”と言っていました。そんな人の時間を安易に奪うわけにはいかないですよね。
なので、わたしが意識したのは、『こちらの都合で相手の時間を奪うのではなく、相手が元々予定している時間に自分が合わせる形で接触する』ことでした。具体的には、堀先生が毎月、帝国ホテルの1室で開催していたホリテーマサロンに通うことであり、1年にわたり毎月行われた生花教室への参加であり、台湾で開催された陶芸と生花のコラボの個展への参加でした。そうこうしているうちに有難いことに、わたしが主催する交流会で4年間にわたって年末に講演をしていただいたり、書籍『夢現力』執筆のために1年以上にわたって毎月、取材面談をするなど、仕事として世の中に価値を生む形で関わらせていただくようにしました。なぜなら、『限りある時間を有意義につかって、自分が体験を通して得てきた叡智を後世に残したい』という思いを感じ取ったからです。それには、仕事としてご依頼するのが一番、わかりやすい。

つまり、(言葉を選ばずに言うと)はじめは相手に負担をかけない(=こちらがお金と時間をつかう)形で自分を知ってもらい、関係性を構築する。そして関係が構築できたら、仕事のご依頼をしてお会いする必然性をつくる、という順番です。この時、安易に『飲みに連れて行ってください』みたいに相手の時間を奪うお願いをする人がいますが、それは関係性が構築できた後の話です。相手にとってもまだ何者でもないうちは、まず『あなたと会っても良い』と思われる関係性を構築する努力が必要。それは、勉強会や食事の席で気の利いた質問をして、『面白いヤツだ』と思われることや、リアクション豊かに話を聞いて『コイツがいるとしゃべりやすい』と喜んでもらうことです。20年近く前にそんな体験ができ、学ぶことができたのも、人がつないでくれたご縁です。
改めて、そのご縁に感謝しつつ、時間=寿命を大切にしたいと思います。

 

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2022年8月10日 (水)

Vol.280『安心安全ポジティブを誤解して使う人へ』

我々、日本キャッシュフローコーチ協会では、会社やコミュニティの生産性を最大化する鍵として「安心安全ポジティブ(以下、AAP)な場づくり」の大切さを伝えています。
最近は「心理的安全性」という言葉で世に浸透してきて、良い傾向だと感じています。
AAPな場であれば、ホウレンソウがスムーズに流れてミスは最小化するし、ミーティングではアイデアが積み石効果で量産できるし、場が楽しいから人が集まりやすくなるからです。

そんな良い面がありながらも、社内やコミュニティの中でAAPな場づくりを否定する人も現れることがあります。彼らの言い分を要約すると「(AAPに反するとの理由で)批判的なことは言ってはいけない。耳障りの良いことだけ言って、本音は言わない。そんな人が集まっても生産性は上がらないでしょ?」というものです。
この人が訴えているのは「AAPを正しく理解せず、または正しく実践せずに、AAPを公言している人」に対する違和感だと思います。つまり、「AAPは価値がない」「AAPは不要」なのではなく、「間違った解釈のAAP」には問題がある、ということ。そこはわたしも同感です。そこで、AAPの定義を整えておきます。

安心安全ポジティブ(AAP)な場とは、お互いを肯定して「聞く姿勢」をつくりあうことで、リラックスして話ができる場のことです。それによって、脱★完璧主義で意見交換ができ、積み石効果を発揮して、お互いが最高のパフォーマンスを発揮でき、組織の生産性が高まるわけです。

そんなAAPな場づくりをしながらも、時には厳しいことを遠慮せずに言い合う場面も当然、あります。状況をより良くするには、相手にそこに気づいてもらう必要があるからです。
ただ、AAPな場づくりと厳しい指摘の両立のためには、いくつかの前提条件が伴います。
それは、「本音を言ってもちゃんと真意を受け止め合える関係性を築いていること」「相手の耳が痛い(受け止めにくい)忠告をするときは、前置きトークで心の準備をさせてあげること」などです。
これが言葉にすると簡単そうに聞こえますが、なかなかレベルが高い課題です。
その点、安心安全ポジティブな場づくりの実践者である、我々キャッシュフローコーチは、「さらに質の高いAAPな場づくり」を追求し、実践していきたいと考えています。

 

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2022年7月10日 (日)

Vol.279『創造性を発揮する環境を整えよう!』

3月に新たな仕事の環境として、今までのオフィスに加えて“クリエイティブスタジオ”を設けました。数ヶ月が経ち、その価値を実感しているので、今日は「創造性を発揮する環境づくりの大切さ」についてお話しします。

今までのわたしのオフィスは、Zoomセミナーやミーティングなど「人との関わる仕事」の他、本の執筆やセミナーの作成など「クリエイティブな仕事」もやっていました。また、経理や教材発送などを担当するスタッフも来社して仕事をします。そんな中、特に「クリエイティブな仕事」については「環境の力は重要だなぁ」と感じていて、今まではオフィスの他にお気に入りのカフェやホテルのラウンジなどを利用していました。

適度に人の動きや音がしたり、自然の緑に囲まれていたり、ゆったりしたスペースが確保されていたり、好きなドリンクをいつでも注文できたり、と普段とは異なる環境の刺激を取り入れることで、クリエイティブな仕事がはかどるんですよね。ただ、一方で気になることもあって、

  • 自分の好きなBGMを流せない
  • カバンに入れてこなかった資料は見られない
  • 他のお客さんの手前、ちょっとした数分のZoomミーティングをやりにくい
  • 同じ姿勢で疲れたら、ストレッチをしたり懸垂バーで身体を伸ばしたいが、お店では無理
  • 自分の著書や参考図書の中身をさっと確認できない

などの不自由もあるんですね。それらのストレスを一掃するには、誰にも干渉されない隠れ家的なクリエイティブスタジオが必要なんじゃないか、と。そして、50代に突入して独立系コンサルタントとして干支が2周した24年目の今なら、そんな自己投資もアリなんじゃないか、と。

そんな思いでこだわりのクリエイティブスタジオを設けました。数ヶ月経ち、午前中はクリエイティブスタジオで創作活動をして、午後からオフィスでセミナーやミーティング、オンライン・コンサルをするというスタイルが馴染んできました。肌感覚として、快適に創作活動ができている実感があります。その成果はこれからの創作物の結果でお見せしていきますので、楽しみにしていてくださいね。

 

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2022年6月10日 (金)

Vol.278『「お困りごと」の定義とは?』

わたしがコンサルタント向けの各種養成塾で、塾生に伝えていることの一つに「相手のお困りごとトップ3にアプローチする」があります。
これはコンサルタントに限らず、あらゆるビジネスにおいて言えることで、「見込み客に前のめりで商談のテーブルについてもらうには、”相手の頭の上の方にあるお困りごと”起点で話をすることが重要」というものです。先日、この「お困りごとの定義は何か?」をセミナー参加者から質問され、さらに正確に表現してみたのでご紹介します。
お困りごととは、「理想(ビジョン)と現状のギャップに対して感じる感情」です。
つまり、理想と現状のギャップに気づいたら、そこにお困りごとがあるということです。

そしてそのお困りごとのステージは3階層あります。
マイナスからゼロに向かうステージ1、ゼロからプラスに向かうステージ2、プラスからもっとプラスに向かうステージ3の3階層です。
例えば経営者なら、ステージ1とは「借金過剰で不安で仕事が手につかないので、適正な財務状態になりたい」。ステージ2は「ある程度は適正な財務状態だが、もっと収益力を高めて資金を蓄えたい」。ステージ3は「高収益・無借金を実現しているが、社員に情報公開して社長のように考え動く組織にしたい」というようなことです。

「ビジネスが上手く行っている経営者には、お困りごとはないのか?」という質問を受けることがよくありますが、こう考えるとその答えは「顕在化しているか否かは別として、潜在的にはあり得る」となります。つまり、その人が理想と現状を正しく捉えているか否かがカギ。理想と現状のどちらか、またはその両方が不鮮明な時は、ギャップに気づくことがない。したがってお困りごとは顕在化していない。ところが、状況は何も変わっていなくても、本人の中で理想と現状が鮮明になった瞬間に、お困りごとは顕在化する。したがって、「より良くなりたい!」と願う人を前にした時、我々パートナー型コンサルタントはアドバイスではなく、相手の理想と現状をヒアリングして、そのギャップを明らかにして、その対策の方向性を一緒に探しにいくのです。そのはじめの一歩は、お困りごとに名前をつけること。例えば「会社のお金の流れが漠然としていて、先の見通しが立たず不安である」のように、「◯◯ゆえに◯◯でイライラしている(不安である)」で表現すると、話が前に転がり始めます。
他人のことはもちろん、自分のお困りごともまずは名前をつけてみると効果的です。

 

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2022年5月10日 (火)

Vol.277『人が失敗を恐れて行動しない7つの理由』

コンサルティングの仕事をしていると、なかなか行動しない人を見ると「やれば成果が出るのだから、やればいいのに!?」ともどかしくなることがあります。

先日、キャッシュフローコーチの仲間達と話していた時に「クライアントだけでなく、我々の仲間にも、すぐ行動する人もいれば、なかなか行動しない人もいる。あれって、ナゼなのでしょうか?」との問いがありました。その人は「やろう!」と決めたら何の障害もなくすぐに行動できるタイプなので、「行動しない人のメカニズムがわからない」とのこと。

そこで、その場にいたみんなに意見を求めたところ「何かしらの恐怖を無意識のうちに抱えているのではないか?」ということになり、「どんな失敗を恐れて行動しないのか、7つの理由」が言語化でき、「なるほど〜!」と声が上がりました。これをわかっていれば、前もって「行動しない要因を潰して、行動する確率を上げる」ことができそう。その7つとはこちらです。

1.お金と時間を無駄にする恐怖
2.上手くいかなくて自信を失う恐怖
3.恥をかく恐怖
4.今でも一応は何とかなっているのに、新たに行動して面倒くさい思いをする恐怖
5.成功イメージが湧いていないので「目隠ししてダッシュする」ような恐怖
6.完璧主義ゆえに、やった結果が理想と違う現実を見る恐怖
7.「これを今やることが正解なのか?」に確信が持てず自分の優先順位が間違っている現実を見る恐怖

これを一覧にした時、すべては「思い込み」からくる恐怖が行動を妨げていることに気づきました。お金や時間はちゃんと見積もればいいだけだし、それ以外のことも、決断する前に一つずつチェックすれば大した障害にはならないはず。
真の問題は、これらの恐怖を曖昧なまま放置して、漂わせていることです。

この7つをチェックリストにして、予め心の準備をしてもらうことで、行動する確率を高められるかも知れません。お試しください!

 

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2022年4月10日 (日)

Vol.276『解釈が勝手にすり替わるのに注意しよう!』

先日、日本キャッシュフローコーチ協会のプロジェクトの運営の中で、「解釈は勝手にすり替わることがある」という大きな気づきがあったので、共有します。
我々が大切にしている概念に「安心安全ポジティブな場づくり(AAP)」があります。
これをメンバー全員が尊重することで、コミュニティの生産性は上がります。
ただ、時にこのような概念は曲がって伝わることがあります。

ある企画で、メンバーのドタキャンが続くことがあり、運営者がそれを本人にどう伝えていいか、悩んでいるとの相談を受けました。
「そのままだと、周りのメンバーに悪影響を与えるし、結局は本人も信頼を損なうことになると思うんです。でも、それを本人に言うと“AAPな場”が壊れそうで、言い出せずにいるんです」とのこと。さらに詳しく事情を聞くと、そのドタキャンした人も「ここはAAPな場だから、ドタキャンしても大丈夫だろう」と“無意識に”思っているらしき節があるとのこと。

一体、どういう論理展開したらそうなるのかよくわからないのですが(苦笑)、これは完全に解釈がすり替わっています。その時、わたしは相談者に次のように伝えました。

「それは、あなたの言う通りです。そのままでは周りのメンバーにも本人にも悪影響があるので、本人に自覚がないのなら指摘するのは正解だと思います。そして、それを言うことは“AAPな場”を壊すことにはなりません。それは“場づくり”の議論ではなく、シンプルに“マナー違反”です。約束を何度も破る、というのは“場づくり”や“文化を情勢する”という議論のはるか手前の、人が人と関わる際に大前提となる“マナーを守る”という話です。
それを守らない人がいることで、他の人が困っているのであれば、それを解決しようと動くのは当然のこと。それを「AAPな場が壊れるから言わない」というのは、解釈のすり替えじゃないですかね?あとは、それを『いかに相手が受け取りやすい表現で伝えるか』の工夫をどこまでするか、という議論はありますね。例えば相手も『身内の病気や事故』などやむを得ない事情があったかも知れないと、背景や事情を推し量るやさしさがあると素敵ですね」

その方はそれを聞いて、ハッとしていました。コミュニティ内の共通言語が、いつの間にか解釈が勝手にすり替わることがないよう、小さな発見をチャンスととらえてケアしていきたいです。

 

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2022年3月10日 (木)

Vol.275『会議で鋭い意見を言える人の共通点とは?』

「もっと物事を多面的にイメージして、鋭い意見を言えるようになりたい。会議で他のメンバーから思わぬ角度から突っ込まれても、ちゃんと切り替えせるようになるにはどうしたらよいでしょうか?」ある企業のリーダーからそんな相談を受けました。
同様の課題を持つ人は少なくないと思うので、その時にお話ししたことを共有します。

物事を深く掘り下げて考え、本質をつかんで発言している人には共通点があります。
それは空間軸と時間軸を持っているということです。
空間軸とは、円の中心に自分がいて、その中心から外に向かって放射状に部下や上司、お客様、取引先その他の関係者の存在を置いています。
そこで「彼らにどんな影響を与えるか」と共に「どう見られているか」を広く意識できている状態です。これを狭く捉えている人は、常に自分中心。例えば電話をかける時に、相手の状況を気にかけず、いきなりしゃべり始めます。
一方、広く捉えている人は「今、5分ほどいいですか?」とまず相手の都合を確認する一言が言えます。空間軸がある人は、物事を俯瞰して見て客観性があるので、信頼関係を構築できます。

時間軸とは、左から右に向かって矢印を引き、スパンが長くとれている状態です。
例えば時間軸の短い人は、新たな見込み客から仕事を発注された時、「それが、要求されたクオリティで仕上がること」に専念します。
一方、時間軸の長い人はそのさらに一歩先まで、つまり「この仕事が評価された先に、どんな希望が見出せるか?」をイメージします。そして「高付加価値な仕事はこの人に任せよう」と思ってもらえるように、相手の期待を的確につかむ努力をします。
そのために、能動的にヒアリングをして、はじめの相手の依頼事項以上の「真のニーズ」を引き出し、それに応えることに専念します。実力が同じでも、この時間軸の取り方の長短で、相手の評価は全く違ってきます。
時間軸を長く取れると、目の前のゴールのさらに先までイメージして、そこから逆算して動くので、仕事のクオリティが上がります。

このように、空間軸を広げて、時間軸を長くする
それを意識化することで、物事の本質を突き止め、多面的にイメージできるようになります。
わたし自身、これをさらに磨いていきたいと考えています。

 

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