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2024年3月10日 (日)

Vol.299『人を紹介するときに欠かせないこと。』

人や会社に人を紹介するのはとても難しいものです。お金が絡むビジネスであれば相応の責任が発生し、場合によっては善意で紹介したことが相手から恨まれたり絶縁させられるなんてこともあるので注意したいところです。そこで、紹介する際の心得をお話しします。

先日、Aさんが知人の会社社長に知り合いの専門家を紹介したときのことです。Aさんは良かれと思って無報酬でその社長に専門家を紹介したところ、期待していた成果が出なかったとのことで関係性がこじれたそうです。詳しく話を聞くと、Aさんはその社長が何を求めているかをざっくりとしか把握しておらず、その乏しい情報量のまま専門家に依頼をしました。
そして専門家も社長との間で、事前の認識のすり合わせが不十分なままサービス提供を開始。その結果、いざ始まってみたら社長が期待していたことと実際のサービス内容にズレを感じ、その不満が紹介したAさんに向かったと言うのです。

このよう例は度々見ます。わたしはこのケースにおける課題は2つあると考えています。
1つは「入り口の設定」です。先の例では、社長から「紹介して欲しい」と求められる前に、「良い人がいるので紹介します」と自分から申し出たとのこと。一方で「そのような専門家を自分で探されますか?それとも私の方から紹介した方が良いですか?」と確認し、相手から「紹介してほしい」と求められた上であれば、相手の自立性と主体性を促すことができます。
つまり、入り口で相手を依存させてしまったところに問題があります。

2つ目は「期待値の明確化」です。社長が求めていることを本人ですら言語化できないレベルで明快に言語化し、「このような理解で合っていますか」と確認した上で専門家に紹介していたとしたら認識のズレは予防できたかもしれません。
また、紹介する専門家についても、「専門スキルが優れている」のと、「基本的なコミュニケーション能力が高い」かは別物です。もし「専門スキルは高いが、言葉足らずな点が気にかかる」ならば、その旨を予め社長に伝えておき、「気にかかることがあったらいつでも私に言ってください」などと前置きしていたならば、話がこじれることがなかったかもしれません。

このように、「人が人を紹介するのは、責任が発生する」からこそ、入り口を整えてきちんと期待値を明確化し、曖昧さを排除していくことがお互いのためだと考えます。

 

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