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2024年2月25日 (日)

Vol.298『ワクワクするビジョンづくりのコツはストーリーを描こう。』

プロレスでは、シリーズを通して、あるいは年間を通じて、それぞれの選手たちの戦いのテーマっていうのがある。メインイベンターや主力選手たちの紡ぐストーリーが団体の中心だけど、それ以外にも抗争や因縁、裏切り、友情など、あらゆるストーリーが張り巡らされていて、そのストーリーを追いたくてファンは見続けているわけだ。ストーリーによっては数年、数十年越しの、まさに大河ドラマみたいな物語になることもある。でも、これって実はプロレス業界に限ったことじゃない。どんなビジネスにも「ストーリー」が大事なんだ。

<中略>

提供する商品やサービスが似たり寄ったりの場合、そこにドラマチックな物語をプラスすることで価値が上がる。これが今の時代の売れ筋なんだ。どんな企業も今や”物語”や”ストーリー”に飢えていて、その絶好のヒントがプロレスなんだそうだ。

 

(『肩書がなくなった自分をどう生きるか
蝶野正洋 著
春陽堂書店 38頁より引用)

経営者やコンサルタントから「ビジョンの描き方」について相談を受けることが増えてきました。もともと1年後や3年後のビジョンを描くことはしてきた人が、「これ以外にもっとやれることがあるのではないか?」と言う漠然とした思いからの相談です。この時によくあるケースは、「より多くのお客さんを集める」「より大きな売上を作る」等、「規模の拡大」を求める発想です。あるいは、周りの同業者や異分野の人に影響を受けて、本来自分がやりたいと思っていた以外のことに興味が向くこともあります。
このような悩みを抱える人の共通点は、「向上心が高く好奇心旺盛で飽きっぽい」ところです。つまり、自分で掲げたビジョンに自分自身が飽きてしまい「もっとワクワクできるビジョンが他にあるのではないか」と考えるのです。これはわたし自身もそのような体験があるので、気持ちはよくわかります。しかし、冷静に考えれば、他人のビジョンを自分が追いかけても本当の充実感はないし、後で違和感や疑問を感じ始めるのは明らかです。

そこでこのような状況の人に、わたしがお伝えしていることを紹介します。それは「ビジョンの解像度を一段上げる」ことです。物理的な情報量として”文字”は数バイトで、”静止画”は数メガバイト。そして映画などの”動画”なら数ギガバイトになるように、それまでシンプルな文字で表現していたビジョンを動画に仕上げる(=ストーリー化する)ことで、ビジョンの解像度が上がります。つまり、ビジョンをストーリーで語れるように肉付けしてみる。ポイントは、「誰が何をしてどうなるか」と言う出来事に、意味を加えることです。
和仁で言えば、「キャッシュフロー経営でビジョンを実現する経営者が増え、その経営者をサポートする同志が世の中に増える」ことが実現すれば、その意味は「新たな職業の創造」と考えたように。わたしにとって影響力の発揮を「新たな職業の創造」という意味を与えたことで、数十年かけて目指したいビジョンになりました。それを脚本家になったつもりで考えるとワクワクするし、その視点を持っていれば、他人の話も全て自分のビジョンの肉付けとして生かせるはずです。ビジョン作りの参考になれば幸いです。

 

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