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2024年1月25日 (木)

Vol.297『アウトプットが先、は自然の摂理。』

「呼吸」とはよく言ったもので、息とは吸ってから吐くものではなくて、吐いてから吸うものなのです。「呼」が先です。「吸」はあとから付いてくる。
ラジオ体操なんかで、「はい、息を大きく吸って、大きく吐いて」と言うけれど、あれは逆です。「出船入船」という言葉がありますが、出るほうが先ですよね。お金の「貸し借り」って言うでしょう。貸す方が先です。「出入口」と言うじゃないですか。
全部不思議に、アウトプットする方が先なんですよ。

ですから呼吸も、十分に全身から息を吐ききってしまうと、無理して吸わなくても、息は自然に体に流れ込んでくるという、こういう感覚ですね。

 

(『人生百年時代の歩き方
五木寛之 著
NHK出版 33頁より引用)

わたしがコンサルタント向けの塾でお伝えしていることの1つに、「アウトプットが先、インプットが後」があります。向上心の高く、完璧主義な人によく見受けられるのが、
「インプットが先で、十分に知識量や事前準備が整ったと実感してから、ようやくアウトプットをする」という姿です。これでは、着手は先送りになり、なかなか成果が出ず、学習効果も低い。そこで「新たなチャレンジをする時は、”脱★完璧主義”だ!」と発破をかけて、先にアウトプットを決めてもらいます。

例えば、「営業トークを学ぶ講義の数日後に、あらかじめ営業のアポを入れておく」「セミナーのやり方を学ぶ講義の数日後に、予めセミナーの会場を押さえて集客を前倒しでやっておく」というように。講義を受ける前に、アポをとったり集客を始めるのは、ふつうなら不安で一杯になります。その時点では、その知識やスキルは不十分なわけですから。

一方で、少数派ではありますが、「アウトプットが先」の見切り発車ができる人もいます。
彼らは「出したら、必ず必要なものが入ってくる」ことを潜在的にわかっているのでしょう。
「真空の法則」と言って、大自然には「ない(真空)状態を埋めにいく力」が働くようです。
「アウトプットが先」は、それを活用した習慣とも言えます。
そして大切なポイントは、ただ「アウトプットが先」なだけではありません。せっかくの真空状態を、「望まないモノ」で埋めてしまっては、勿体無いですからね。
成果を出す人たちの特徴は、「どんな成果を得たいか」を予めイメージした上でアウトプットしています。それによって、「アウトプットが先」の枯渇感から何かを取り入れようとする「埋める力」を適切に発動させているのです。

新たなワクワクするビジョンをイメージして、「アウトプットが先」で望みたいモノです。

 

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