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2024年1月10日 (水)

Vol.297『普段の仕事ぶりが、そのままショールームだ。』

ほんの少し意識するだけで、自然にビジネスが発展する発想を今日は共有します。

わたしが代表を務める日本キャッシュフローコーチ協会では、「MVPコンテスト」という年に一度の大イベントがあります。これは「CFコーチ・メソッドをどのように活用してクライアントに貢献したか」をプレゼンして、全国800人のCFコーチの仲間の中から最も支持を得たチャンピオンを決める大会です。

最初は協会メンバー限定で行っていましたが、ある時から「ビジネス仲間や顧客も招待できる」ことにしました。それは「我々が意義ある活動をしているのを、周りの関係者にも公開することで、我々の活動への理解が深まり、さらに仕事がしやすくなる」と考えたからです。
すると、MVPコンテストを観戦した経営者が「あれをウチでやって欲しい」と同伴したCFコーチにコンサルや社員研修を発注したり、コンサルタントや士業で「自分もCFコーチのような仕事がしたい」と言って、我々の仲間になる人が現れました。

それは、自動車メーカーや住宅メーカーがその魅力を伝える場として商品を展示する「ショールーム」そのものだと気づきました。それ以来、「MVPコンテストはCFコーチの価値を届けるショールームでもある」という意識で開催し続けています。

そしてこの発想は、なにも大きなイベントに限りません。
日頃の「丁寧で質の高い仕事をする」「期限を守る」などの”仕事の姿勢”や、「感謝を伝える」「相手の背景を配慮して声をかける」などの”人との関わり方”そのものも、周りの人たちに自分のあり方や価値を展示するショールームと言えるのではないでしょうか?

これを周りに「見られている」と解釈するか、「見(魅)せている」と解釈するかで、受け止め方が随分違ってくる気がします。自分の人生の主導権を、他人に委ねるのではなく、自分が握ると望むのであれば、「自分の仕事の姿勢や人との関わり方を、見(魅)せている」という意識でいる方が適切でしょう。そして、もし、すべての人がこれに気づいたら、「無意識のうちに自己中心的な振る舞いをして、周りを不快にする」人が減り、さらに住みやすい世の中になるのではないかと感じます。

 

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