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2023年9月25日 (月)

Vol.293『ポジティブ転換の瞬発力を高めて、心を健康に保つ。』

もう1つ、小さな厄介事に対処するためのコツもある。厄介事が起こると、私の一部は瞬間的にネガティブに反応する。でもそこで、「この状況のポジティブな面は何だろう?」と考えることを学んだんだ。たとえば、「おや、渋滞で会議に遅れそうだ。でも私にとってのメリットは何だろう?しばらくの間のんびりして鳥を眺めていられる。退屈な会議で過ごす時間が減った」なんて考える。ほぼどんなときでも何かしらポジティブなことが見つかるよ。

ポジティブなことを思いつかなくても、こう言えばいい。

「宇宙がこれから何かを教えてくれる。耳を傾けて学ぼう」

ごく簡単な例を挙げよう。前に何かのイベントに出たとき、あとからメールの受信箱に写真が大量に送られてきた。すると、頭の中でケチをつける声が聞こえた。「おいおい、一番いい写真だけ選んで送れなかったのか?100枚も送ってくるなよ」。

でもすぐに、「このことのいい点は何だろう?」と考え直した。いい点は、好きな5枚を選べるということだ。自分の判断で。ここ1年このコツを練習してきたおかげで、前はポジティブな面を考えるのに2秒ほどかかっていたのが、今は脳がほぼ瞬時に反応する。

これは訓練で身につけられる習慣だよ。

 

(『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』
エリック・ジョーゲンソン 著
サンマーク出版 209頁より引用)

わたしが20から30代前半の頃に意識して鍛えたことの一つは、「一見、ネガティブに思える出来事に直面したら、ポジティブな側面を積極的に見つけること」でした。
例えば、家族の記念日にお店でイラッとくる対応を受けた場合は「ワニレポやセミナーでしゃべるネタができた」と考えるように。また、体調を崩して数日寝込んだ時は「周りも自分もゆっくり静養することを勧めてくれる機会はこの10年以上なかったんだから、ここは”立ち止まる”機会として心身の疲れをしっかり癒そう」というように。
このポジティブ転換はいつの間にか習慣になり、いつの間にか意識しなくなりました。習慣化すると、自動的にそれができてラクという良い面もあるのですが、ちょっと経験のない角度からネガティブな出来事があると、それが発動する前に気持ちがズーンと重くなることがありました。無意識にやっていたので、イレギュラーがあると発動しなかったのです。

その時に気づいたのは2つでした。1つは「ポジティブ転換を改めて意識してやる機会だな」ということ。もう1つは「過去に一番大変だった出来事を10点としたら、これは何点か?」という問いが効果的だということです。すると、「あの出来事に比べれば、6くらい。思いわずらう程ではないな」と思えます。
しかも経験を重ねる程に、過去の大変だった出来事が物差しの基準となり、たいていのことは「たいしたことではない」と気づき、心が軽くなります。ポジティブ転換の瞬発力を高めて心を健康に保つこと。しばらく意識して、暑い夏を乗り切りたいと思います。

 

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