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2023年7月10日 (月)

Vol.291『新たな学習が身に付かない人の真の原因と対策』

先日、セミナーの公開質問タイムで、参加者の1人から次の質問を受けました。
「私は今までにいくつも研修や講座を受けていました。講座中は集中して学んでいるのですが、結局どれも身に付かないまま終わってしまいました。今回、キャッシュフローコーチ養成塾を学ぶことを考えていますが、今までのような結果になってしまうのではと不安を感じています。どうしたらこの不安を解消できるでしょうか?」
この質問には、相手の状況を正しくつかんでから答えた方が良いと直感し、質問をしました。
「今までに習った講座で身に付かなかったとのこと、具体的にはどのような状況でしたか?」
その方は答えました。「講座を受けてしばらくは習ったことをウチの職員に伝えたり、お客さんに話したりもしたのですが、やがて目の前の仕事に忙殺され次第に元の状態に戻るのです」

この方は、「新しい学びを習得できない」のではなく、「既存の業務に忙殺されて、新しい挑戦に取り組む時間を確保できない」のです。つまり、学び方の問題ではなく、「時間の確保」が課題でした。そこでわたしは次のアドバイスをしました。

①今抱えている業務の名前をすべて、細長いポストイット1枚に1つずつ書いていく。
②そこにその業務の1ヵ月単位の工数(見積もり時間)を書き入れる。
③すべての業務を書き出した後、そのポストイットを「絶対に自分がやらなければならないこと」と「人に任せられる仕こと」に区別します。

「これをやると、少なくとも3割以上は自分ではなくて良い仕事があると気がつきます。
それはスタッフや外注に任せて、その方はコンサルティングに専念することがカギです。
外注するとなるとお金がかかりそうですが、そこで外注する単価以上の報酬をあなたがクライアントからいただければ良いのです。そしてそのくらいの時間単価を得ることは、キャッシュフローコーチであれば充分可能です。いかがでしょうか?」

ここまで話したところでその方は「よくわかりました。やります」と回答されました。
新しいことが習得できない理由は、能力の問題ではなく、「仕事の抱え込みによる空き時間不足」と言うお話でした。今回紹介したワークは、抱え込みすぎと感じている人すべてに有効な方法なので、トライしてみてはいかがでしょうか。

 

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