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2023年5月10日 (水)

Vol.289『人生を楽しむカギは、「虫歯の経過観察」にあり。』

経営者はじめビジネスパーソンの相談で多いことの1つに、「公私にわたる複数の気がかりに気持ちが引っ張られ、常にストレスを感じている」があります。
仕事で言えば、「顧客のクレーム対応」や「社員の退職」「社内の人間関係のトラブル」「資金繰りの問題」など。プライベートで言えば、「家族間の関係性の悪化」や「健康上の悩み」「近隣住民やコミュニティ内のトラブル」など。それが休日にも脳裏をよぎります。
これらについて「どう対処するか」を考えることはもちろん大切です。でも、「その解決に向けた道筋をひとまず考えたにもかかわらず、常に頭の中にそのことが残っていて目の前のことを楽しめない」のはツラいものです。わたし自身、そのようなことは起業して25年の中で何度も経験してきたし、今でもあります。その時にわたしが意識していることをご紹介します。
それは「虫歯の経過観察の学び」です。

わたしがかかりつけの歯科医院での定期検診で、小さな虫歯が見つかったときのこと。
わたしは、すぐに治療をすることになると思いきや、院長は意外なことを言いました。
「この虫歯はまだ程度が小さく、和仁さんは定期的に検診に来られているので、今は治療せずに経過観察にしましょう。なぜなら、そこを今治療することで、健康な歯まで削ってしまうことになり、必要以上に歯にダメージを与えてしまうからです」
そのシーンはとても印象深く、「問題があったら、速攻で解決させてスッキリしたい」という自分の性格には相反するものでした。
と同時に、「気がかりへの対処法のカギがここにある!」と直感しました。
気がかりの大半は相手があってのことであり、対処するのに最適なタイミングがあります。
そのタイミングまではあえて待って静観することで効果が最大化することがある。
ただ、その「待つ」というのは、なかなか難しい。できることなら、早く片付けて楽になりたい。しかし、人生において何一つ悩みがない状態と言うのはほぼあり得ず、常に1つや2つは気にかかることが誰にでもあるものでしょう。人によっては大きな気がかりを同時に多数持っていることもあります。それでも楽しそうに人生を生きている人もいれば、そうでない人もいる。
それは、「気がかりを認識しながらも、必要以上にそこに気を止めず、経過観察する余裕と耐性を持つ」ことだと感じました。もともと完璧主義のわたしは、それを今すぐ手を出すのではなく、「しかるべきタイミングまで観察」したり、「一発で終わらせるのではなく段階的に手を打つ」ことに挑戦しているところです。

 

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