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2023年2月25日 (土)

Vol.286『商品開発は、お困りごとを見つけて独自の価値とマッチする。』

かつて石油は、J.D.ロックフェラーを富豪にしたテクノロジーだった。かつて自動車は、ヘンリー・フォードを富豪にしたテクノロジーだった。つまりテクノロジーとは、コンピュータ科学者のアラン・ケイ(訂正:発明家のダリー・ヒリス)が言ったように、「まだ完全には機能していないもの」なんだ。いったん機能するようになれば、もうそれはテクノロジーではなくなる。社会はいつでも新しいものを求めている。

だから君が富を得たいなら、社会が求めているが手に入れる方法がまだ知られていないものの中で、君にとって自然にできること、君のスキルセットを使ってできること、君の能力を使ってできることを見つけなくてはならない。

次に、スケールする方法を考えよう。1つだけつくってもダメだ。誰もがそれを持てるように、数千、数十万、数百万、数億個つくらなくてはならない。

 

(『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント
エリック・ジョーゲンソン 著
サンマーク出版 50頁より引用)

わたしが2003年に最初に本を出版して以来、20年が経ちました。この間に14冊、1〜2年に1冊のペースで継続的に出版できているのは、読んでくださる読者や出版社のおかげであり、本当にありがたいことです。そんな中、「なぜ長期にわたって継続的に本を出せるのか?」という質問をいただいたので、今日はその質問へのわたしの考えをお話しします。

長期にわたって継続的に本を出せる理由。結論から言うと「コンサルの現場で、顧客の“お困りごと”を見つけ出し、自分独自の価値でそれを解決し続けているから」です。つまり、クライアントとの長期にわたる関係性の中で、本のコンセプトが誕生しました。
その一例は次の通りです。

  • 経営を習ったことがない歯科院長に、理想の医療を実現するためのCF経営を紹介する。
  • 数字が苦手なドンブリ社長でも、「お金のブロックパズル」なら自力で経営判断できる。
  • 社会人前の学生に、経営者向けのお金の知識をわかりやすく伝え、夢実現を後押しする。
  • 社長と社員の危機感のズレを解消すべく、ビジョンと数字を共有してベクトルを揃える。
  • コンサルタントが現場で使う対話の型を、「思考整理術」として一般向けに紹介する。
  • 正解がない時代、教えるではなく気づかせるパートナー型のあり方をコンサルに紹介する。

多くの人がなんとなく漠然と感じているが、誰かが言葉にするまでは表面化しなかった「現状と理想のギャップ」に気づいたときの感情が“お困りごと”です。顧客の“お困りごと”を見つけ出すことは、あらゆる仕事の基本かも知れません。ところが、これをきちんと捉えて言語化できている人は意外と多くないようです。それは「お困りごとを言語化することの威力」に気づいていないから。ここに潜在的な可能性が秘められていると感じます。

 

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