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2022年9月10日 (土)

Vol.281『自分の力量を超越したスゴい人と関わる時の心得。』

「今の私からすると、雲の上の存在の経営者と接する機会があり、今後も関わりを持たせて頂きたいのですが、そんな時、どう考えて動けば良いでしょうか?」
そんな質問を受けました。わたしにとってそれは、東京ディズニーランドの元総合プロデューサーである堀貞一郎先生との出会いでした。その当時、わたしは30歳前後で独立して間もなく、何者でもない立場。その頃を思い出し、その方に伝えたことを共有したいと思います。

まずわたしがその当時考えたことは、『相手は“時間”をものすごく貴重なものと捉えている。当時で年齢が70歳を超えていて、常に平均寿命から逆算して今をとらえる人なので、“時間は寿命だ”と言っていました。そんな人の時間を安易に奪うわけにはいかないですよね。
なので、わたしが意識したのは、『こちらの都合で相手の時間を奪うのではなく、相手が元々予定している時間に自分が合わせる形で接触する』ことでした。具体的には、堀先生が毎月、帝国ホテルの1室で開催していたホリテーマサロンに通うことであり、1年にわたり毎月行われた生花教室への参加であり、台湾で開催された陶芸と生花のコラボの個展への参加でした。そうこうしているうちに有難いことに、わたしが主催する交流会で4年間にわたって年末に講演をしていただいたり、書籍『夢現力』執筆のために1年以上にわたって毎月、取材面談をするなど、仕事として世の中に価値を生む形で関わらせていただくようにしました。なぜなら、『限りある時間を有意義につかって、自分が体験を通して得てきた叡智を後世に残したい』という思いを感じ取ったからです。それには、仕事としてご依頼するのが一番、わかりやすい。

つまり、(言葉を選ばずに言うと)はじめは相手に負担をかけない(=こちらがお金と時間をつかう)形で自分を知ってもらい、関係性を構築する。そして関係が構築できたら、仕事のご依頼をしてお会いする必然性をつくる、という順番です。この時、安易に『飲みに連れて行ってください』みたいに相手の時間を奪うお願いをする人がいますが、それは関係性が構築できた後の話です。相手にとってもまだ何者でもないうちは、まず『あなたと会っても良い』と思われる関係性を構築する努力が必要。それは、勉強会や食事の席で気の利いた質問をして、『面白いヤツだ』と思われることや、リアクション豊かに話を聞いて『コイツがいるとしゃべりやすい』と喜んでもらうことです。20年近く前にそんな体験ができ、学ぶことができたのも、人がつないでくれたご縁です。
改めて、そのご縁に感謝しつつ、時間=寿命を大切にしたいと思います。

 

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