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2022年5月25日 (水)

Vol.277『ごきげんで生きるコツは、終わり方の後味を良くすること。』

カル・ニューポートは、時間を取って1日の仕事を締めくくり、明日に備える「シャットダウンの儀式」を薦めている。調査によると、明日やるべきことを書きとめると、脳が落ち着き、リラックスできるという。神経科学者のダニエル・J・レビティンは次のように説明する。あなたが何かを気にかけていると、それを忘れてしまうことを灰白質が恐れ、「リハーサルループ」と呼ばれる脳の一群の領域を活動させる。するとあなたは延々と気にし続ける。

終業前に考えを書きとめ、明日の計画を練っておくことで、こうした脳活動のスイッチを切ることができる。さあ、オフの時間だ。ストレス解消に最適な方法は?
趣味を楽しんだり、友人と過ごしたりするのが一番だ。調査によれば、週末は大切な人と過ごすためのとっておきの時間だ。週末には平均で1.7時間余分に友人たちと過ごせるので、それによって幸福度が上昇する。でもくれぐれも寝不足にならないように。

 

(『残酷すぎる成功法則
エリック・バーカー 著
飛鳥新社 346頁より引用)

仕事でも、ランニングのトレーニングでも、本の執筆でも、ごきげんに継続できたら良いですよね。その秘訣に最近、気がつきました。
それがタイトルの「終わり方の後味を良くすること」です。

わたしのランニングコーチの教えの1つに「もう少し走れる余力をあえて残して終わろう。それで、翌日の走り始めのハードルが下がり、スムーズに走り始めることができる」というのがあります。また、ある小説家は次のように語りました。「全てを書き切って空っぽになるのではなく、まだ後少し書けるところであえて終える。すると翌日、書き始める負荷が下がり、勢いをつけやすくなる。その勢いにのって執筆がはかどる」

このように翌日の出足をよくするために終わり際に配慮することは「製造業で、翌朝すぐに生産活動に入れるよう、帰る前に段取りを済ませておく」姿に通じます。
わたしにはこの発想を取り入れた、ある習慣があります。
それは、日曜日の夜に次の1週間の予定を手帳を見ながら3分間イメージすることです。
そして月曜日は仕事の終わりに翌日の1日の予定をやはり手帳を見ながら3分間イメージする。それを平日は毎日行います。すると、翌日に向けての心の準備ができるとともに、今日という日に区切りをつけられます。それによって、漠然とした気掛かりが消えて、安心でき、脳と心をプライベートモードに切り替えられる。翌日を気力十分にロケットスタートできるのです。
スタートをスムーズにするコツは、終わり方に配慮すること。
どんな終わり方が自分にとって最適か、を考えてみることをお勧めします。

 

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