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2022年4月10日 (日)

Vol.276『解釈が勝手にすり替わるのに注意しよう!』

先日、日本キャッシュフローコーチ協会のプロジェクトの運営の中で、「解釈は勝手にすり替わることがある」という大きな気づきがあったので、共有します。
我々が大切にしている概念に「安心安全ポジティブな場づくり(AAP)」があります。
これをメンバー全員が尊重することで、コミュニティの生産性は上がります。
ただ、時にこのような概念は曲がって伝わることがあります。

ある企画で、メンバーのドタキャンが続くことがあり、運営者がそれを本人にどう伝えていいか、悩んでいるとの相談を受けました。
「そのままだと、周りのメンバーに悪影響を与えるし、結局は本人も信頼を損なうことになると思うんです。でも、それを本人に言うと“AAPな場”が壊れそうで、言い出せずにいるんです」とのこと。さらに詳しく事情を聞くと、そのドタキャンした人も「ここはAAPな場だから、ドタキャンしても大丈夫だろう」と“無意識に”思っているらしき節があるとのこと。

一体、どういう論理展開したらそうなるのかよくわからないのですが(苦笑)、これは完全に解釈がすり替わっています。その時、わたしは相談者に次のように伝えました。

「それは、あなたの言う通りです。そのままでは周りのメンバーにも本人にも悪影響があるので、本人に自覚がないのなら指摘するのは正解だと思います。そして、それを言うことは“AAPな場”を壊すことにはなりません。それは“場づくり”の議論ではなく、シンプルに“マナー違反”です。約束を何度も破る、というのは“場づくり”や“文化を情勢する”という議論のはるか手前の、人が人と関わる際に大前提となる“マナーを守る”という話です。
それを守らない人がいることで、他の人が困っているのであれば、それを解決しようと動くのは当然のこと。それを「AAPな場が壊れるから言わない」というのは、解釈のすり替えじゃないですかね?あとは、それを『いかに相手が受け取りやすい表現で伝えるか』の工夫をどこまでするか、という議論はありますね。例えば相手も『身内の病気や事故』などやむを得ない事情があったかも知れないと、背景や事情を推し量るやさしさがあると素敵ですね」

その方はそれを聞いて、ハッとしていました。コミュニティ内の共通言語が、いつの間にか解釈が勝手にすり替わることがないよう、小さな発見をチャンスととらえてケアしていきたいです。

 

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