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2022年4月25日 (月)

Vol.276『理念と経済合理性が両立する時代が来た!』

気をつけなければならないのは、「よいこと=立派な理念を掲げること」と思って満足している経営者が多いことです。「世のため人のために頑張りましょう」などと言って、採算度外視で商品やサービスを提供している会社では、結局のところ社員が苦労します。理念の代償として社員にサービス残業や長時間労働を強いるのはブラック企業に多いパターンで、まったくもって「よいこと」とは言えません。

社員によい教育やよい給与を与えるためにも、会社は高収益を実現しなければなりません。かといって、自分たちさえ儲かればいいというスタンスではお客さまの信頼を失います。

いま求められるのは「理念」と「経済合理性」を両立した会社経営です。理念として、お客さまや従業員、地域社会のために「よいこと」を実践しつつ、利益もしっかりと上げていくのです。「そんなのきれいごとだ」と思うかもしれませんが、SNSが浸透した社会では、その「きれいごと」こそが利益の源泉となります。SNSを見れば、その会社が本気で理念を実践しようとしているのが、口先だけのスローガンなのかなど、良きにつけ悪しきにつけ悪しきにつけ体質が透けて見えるからです。

 

(『絆徳経営のすすめ
清水康一朗 著
フローラル出版 20頁より引用)

わたしがコンサルタントとして独立する前、20代半ばの頃、当時40歳以上の中小企業の社長は「どう儲けるか」ばかりを口にしていました。当時のわたしは「ビジョンや理念を聞きたい。どんな思いがあってこの新規事業をやるのですか」などと尋ねても、返ってくるのは「利益が出るから」と言う返答ばかり。そこに違和感があり「本当はもっと何か目指していることや実現したいビジョンがあるのでは?」と食い下がると「何を甘いことを言っているんだ。そんなのはビジネスを知らない奴の綺麗事だ」と返ってくることもありました。

ただ今思えば、その社長達も本当は心のどこかで「意味を感じる、誇りが持てる仕事がしたい。世の中に影響を与えることがしたい」と言う気持ちがあったのかも知れません。
心の奥底ではそう思いつつも、そこにフォーカスする余裕も情報伝達手段もなく、会社を存続させることで精一杯だったが故に、当時はそんな声が多かったのかもしれません。
しかし今は、SNSはじめネットで情報がリアルタイムに伝わる時代です。
そしてお客さんもスタッフも、「意味があることに興味や共感を持つ」ことから、人に影響を与えるビジョンや理念を掲げている会社ほど仕事がしやすい状況になりました。その上でその良いことを持続するには十分な売上や利益をつくり、社員の分配や設備への再投資の計画を逆算思考で立てることが必要にもなっています。
これこそが、わたしが独立当初から掲げてきたキャッシュフロー経営であり、ビジョンとお金を両立させる専門家、キャッシュフローコーチの役割だと思います。
50歳になった今、さらにキャッシュフローコーチの影響力の範囲を最大化していきます。
これからも、応援よろしくお願いします。決意表明みたいになってしまいました。(笑)

 

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