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2022年3月25日 (金)

Vol.275『価値ある仕事だからこそ、正しく認知される努力をする。』

だから、自分で追い風を起こそう。あなたのがんばりを最大限に有効活用しよう。逆風を追い風に変えよう。みずから行動を起こす力を身につけるのだ。自分ではなにもせず、ただ人任せにして、「おまえには努力が足りない」などと、他人に決めさせてはならない。

<中略>

つまり、なんとしても避けるべきなのは、他人に自分の運命を決めさせること。

乏しい情報に基づいて、あなたという人間についていい加減な判断をさせてはならない。

そのためには、「私はこういう人間です」と、自分から告げなければならない。

すべてを人任せにしたあげく、「自分のことをちゃんとわかってくれるはず」と期待するのは、運を天に任せるようなものだ。相手があなたのことをどう認識し、あなたにどんなレッテルを貼るかもわからないのに、自分の成功を他人にゆだねるのだから。

たしかにあなたは努力しなければならない。

でも、その努力にどれほどの価値があるのかを世間に示すのは、あなたの仕事だ。

 

(『ハーバードの人の心をつかむ力EDGE
ローラ・ファン 著
ダイヤモンド社 40頁より引用)

一般的に、「価値あるサービスなら、多くを語らなくてもお客様にちゃんと伝わる」と思われがちです。しかし本当にそうでしょうか?以前、衝撃的な出来事がありました。長年親しくさせてもらっている年上の経営者が、食事の席で他の方に和仁を紹介したときの表現です。
「和仁さんとても優秀な“会計士”さんでね・・・」
その瞬間、わたしは椅子から転げ落ちそうになりました。「いえ、会計士じゃなくて、キャッシュフロー経営のコンサルタントです」と言いたいところを、話の腰を降りたくなかったので、そこで訂正はしませんでしたが、「あ~、長年親しくさせてもらっていても、彼は私のことをそう認識していたんだな」と感じたことを今でも覚えています。
これはその方の責任ではなく「経営数字を扱う専門家=会計士」と言う世間的イメージや、さらに言えばわたし自身が自分の仕事をきちんと伝えきれていなかったことが原因です。

思えば、わたしが独立した当初は、クライアント先の社員に「和仁は何者なのか」がちゃんと伝わるよう「和仁のトリセツ」と言うA4・1枚のシートを作成し、「和仁が何者で、どんなサービスを提供しているのか」の輪郭を正しく理解してもらおうと努めていました。そうしなければ、クライアント先の社員は和仁にどう接して良いかわからないからです。

これは新しく出会った方たちにも同じことがいえます。そもそも相手は自分のことで忙しく、他人のことをちゃんと理解しようというエネルギーを割く余裕はありません。よって、“自分の世界から見た偏ったわたし”を、“わたしそのもの”と捉えます。そしてそれは往々にして的外れだったりします。それがちゃんと伝わっていれば仕事のオファーがあったかも知れないのに、機会損失を招いているかもしれません。自分が何者か、自社がどんな会社か、どんなサービスを扱っているか、を今一度再定義して、認知される努力をしたいと思います。

 

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