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2021年12月25日 (土)

Vol.272『決めたことを柔軟に変える“変更筋”を鍛える。』

同じスピードという言葉でも、2つの意味があります。また「速い」のと「早い」のも違います。スピードとアジリティーを対比するとわかりやすいので、198ページの図を参考にしてみてください。スピードは「一定の方向で、速い」ことです。アジリティーは「変化度が大きくて、早い」ことです。<中略> 大企業は一定のスピードだと速い、しかし大きいがゆえに、急には変われません。また、大きな変化を遂げるにも時間がかかり早いとは言えません。行動の流動性が低いということです。一方で、右上の特徴を持っているのが中小企業です。早くも動けるし、その可変性も高いです。完全に姿を変えることすら可能です。

<中略>

大企業にアジリティーを求めるのは、とても難しいです。船を想像してもらえるとわかりやすいですが、大きな船は簡単には方向転換できません。大型タンカーなどであれば15分もかかることはザラです。しかし、数人で乗っているようなモーターボートやヨットであれば、方向転換は一瞬のうちにできてしまいます。

 

(『生き残る会社をつくる「守り」の経営
浜口隆則 著
かんき出版 198頁より引用)

2020年と2021年、わたしが痛感していることは、「環境の変化に適応するには、決めたことを柔軟に変える筋力“変更筋”が重要」ということです。

決めたこと、そしてそれを対外的に宣言したことは、強い推進力を持ちます。周りからは、それを継続すれば賞賛され、途中で辞めれば挫折と見なされる。そして自分としても継続すれば自信となり、途中で辞めれば失敗体験となり、セルフイメージのアップダウンにつながる。したがって、向上心が高い人ほど「決めたことを変える・やめる」ことはハードルが高いものです。一定の方向性とスピードで動く物質は、今後も同い方向性とスピードで動く“慣性の力”のようなものが作用して、人は一度決めたことを、なかなか変えられません。

わたしも様々な出来事がありました。昨年は後楽園ホールで行うはずだったMVPコンテストの延期、各種企画の中止、養成塾を会場開催からオンライン開催への転換。今年に入ってからもそれは続き、コロナが落ち着いた状況を見計らってリアルでやると決めた合宿や懇親会が急激な情勢悪化でオンラインに切り替え。2年振りに開催を決めたMVPコンテストも、直前まで会場に人を入れられるか、が確定できない状況。アクセルとブレーキを同時に踏むようなストレスが常にわたしにも仲間にもかかっていました。

変更筋が求められるのは、「外部環境の変化に適応するため」だけではありません。例えばわたしは昨年から「月間走行距離150km超え」の継続記録更新を目指していて、10月は13ヶ月目でした。ところが首筋を痛めてしまい、1週間走れない状態に。無理すれば走れるが、それで痛みを長引かせてしまったら仕事や生活に支障が出かねない。そこで「1週間は走らない=150km継続記録更新を辞める」ことを選びました。つまり、「自分の状況の変化に適応する」のにも変更筋は求められます。まもなく50代に突入し、40代までとは身体も変化していくはずです。それを受け入れ適応できる“変更筋”を鍛えていきます。

 

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