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2021年8月25日 (水)

Vol.268『不安解消法は、道の先を事前に知っておくこと。』

今のところ認知症を治す薬はない?確かに、おっしゃる通りです。でも、介護者さんがもっとも困る、患者さんの「怒りっぽさ」を抑えられる薬はちゃんとあります(認知症介護でもっとも困るのは、もの忘れではなく、実は患者さんの怒りっぽさです)。

介護生活がいつ終わるかわからない?これも、確かにその通りです。認知症の介護期間は平均で6〜7年。長いケースだと10年以上になることもあります。ただし、暴言、暴力、妄想、徘徊など、介護するのが非常に困難な症状は、長くても1〜2年しか続きません。

認知症介護にはお金がかかる?これも、まぁ、その通りです。しかし、今は国の介護保険制度がありますから、デイサービスやショートステイなど介護サービスの利用料のすべてを自己負担する必要はありません。それに、介護サービスの利用料が一定の上限を超えた場合は、払い戻しが受けられる制度(高額介護サービス)もあります。こうした制度をうまく活用して、仕事を辞めずにうまくお世話をこなしている介護者さんが、今はとてもたくさんいるのです。

だとしたら、認知症介護の何がそんなに怖いんですか?私がそう聞くと、編集者さんはやっぱり言うのです。「だから先生、、、なんでそんな大事なことを、早く教えてくれないんですか!」最近、同じように怒られることが増えたので、これから認知症のあれこれについてお伝えしようと思います。なぜならみなさん、驚くほど認知症のことを知らないからです。

 

(『ボケ日和
長谷川嘉哉 著
かんき出版 8頁より引用)

上記の本は認知症の介護者に心得を語っていますが、どんなテーマであれ、人が不安を抱く理由は次のセリフに集約されます。
「もし、◯◯になったらどうしよう!?」

例えば、新しい挑戦をしたいけど「上手くいかなかったらどうしよう!?」
例えば、脱サラして起業したいけど「仕事が取れなくて売上ゼロが続いたらどうしよう!?」
例えば、事業を多店舗展開したいけど「集客がうまくいかなかったらどうしよう!?」

このセリフの共通点は、その道の先を見ようとせず、思考停止していることです。検索すれば関連情報がすぐに表示されるネット社会、その道の先を見ようとすることで、必要な情報は10年前より簡単に手に入るようになっています。ならば、大切なことは「そうなると、どうなるのか?」を問い続けること。すると、例えば次のように問答が展開されます。
「脱サラして売上ゼロが続いたらどうなるのか?」→「貯金残高が減っていく」→「何ヶ月でゼロになるのか?」→「6ヶ月でゼロに」→「では、6ヶ月以内に売上を作るにはどうすればいいのか?」→「独立する前に見込み客となり得るアプローチ先を確保する」→「具体的にはどんな動きをすれば良いか?」→・・・という感じ。
こうやって、道の先を知っておけば、あとは「やるか、やらないか」の判断だけが残ります。
今度、不安を感じることがあったら、その道の先を書き出してみてはどうでしょうか。

 

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