« Vol.266『10年後のビジョンを描きたければ、10年前を想像しよう。』 | トップページ | Vol.267『コンサルティングは、思考整理が9割。』 »

2021年7月10日 (土)

Vol.267『出すほどに溢れ出す!“アイデアの蛇口”理論。』

わたしはコンサルタントという仕事柄、人の相談に乗る機会が多くあります。
その際に特徴的なシーンがあります。それは、はじめはクライアント自身も考えがまとまらず、口数が少ない感じなのですが、数分もすると、こちらの質問に促されて口から言葉が溢れ出し、どんどん話してくれることです。その様子を見ていた人から、次の質問を受けました。

「なぜ、はじめはクライアント本人も言葉を思いついていなかったのに、途中からはあれだけ言葉が出てくるのでしょうか?」

一般的には「考えや答えが思いついたから言葉が出てくる」と思いがちですが、わたしの考え方は逆です。

「言葉をたくさん出していると、その勢いに引っ張られて、考えや答えが出てくる」のです。

イメージはこんな感じ。
タンクの中に大量の水と断片的なアイデアや言葉が入っていて、その外側に蛇口が付いている。その蛇口をひねって、水を大量に流していると、その勢いに引っ張られて、点在していたアイデアや断片的な言葉が有機的につながり、蛇口から流れ出すのです。

この水の勢いが重要で、ポタポタと出るレベルでは、アイデア同士がつながることはなく、いつまでもタンクの中にとどまったまま出てきません。

だからこそ、コンサルタントに求められるのは、クライアントが安心して大量の水を外に出せるよう、「安心安全ポジティブな場づくり」と「話しやすい適切な質問」、そして言葉を引き出す「誘い水となる事例ストーリー」を語ることです。それによって、言葉がたくさん流れ出ることで、結果的に考えや答えも流れてきます。
これを「アイデアの蛇口理論」と名付けました。

クライアントのアイデアの蛇口を思いっきり開いて、言葉が溢れ出すためには、どんな表情、言葉選び、関係性づくりが有効か?わたしは今もそれを考え続けてコンサルティングをしています。

 

追伸、
このワニレポは月2回、メールでも無料でお届けしています。
読み逃しのないよう、こちらから登録できます。
⇒ http://wani-mc.com/mm.html

|

« Vol.266『10年後のビジョンを描きたければ、10年前を想像しよう。』 | トップページ | Vol.267『コンサルティングは、思考整理が9割。』 »

今月のワニレポ(今月の気づき)」カテゴリの記事