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2021年6月25日 (金)

Vol.266『10年後のビジョンを描きたければ、10年前を想像しよう。』

私たちは身の回りにあるモノを当然だと思い込んでいる。蛇口をひねれば水が出るし、コンロからは火が出るし、プラグをさせば電気が使える。世の中のさまざまなモノはすでに完成形のように見えるし、あらゆるモノにはすでに名前がついていて、使い方も決まっている。生まれたときから数え切れない道具に囲まれて生きているから、それは空気のように生存の前提になってしまっている。だから私たちは、その前提が、ある日いともたやすく変わる可能性があることに気づかないのだ。しかし私の実感からすると、こうした当たり前の出来事を疑って、現在の常識に縛られずに変化の可能性を想像することは、思考の自由を得ることそのものだった。

<中略>

私の曽祖母が生まれた頃は、町に自動車の姿などなく、夜は真っ暗で、電気は通っていなかった。信じられない話だが、それが100年ほど前の日常なのだ。逆に、あと100年もすれば、間違いなく新しいインフラが登場し、常識は様変わりするだろう。当然のように、ガスや電気を使っていない可能性もある。いま我々が使っている道具も、100年後にはほとんど存在しないだろう。常識がいつか変化するなんて誰も教えてくれないが、100年前を想像すれば分かる通り、間違いなくそれは変わる。

 

(『進化思考
太刀川英輔 著
海土の風 68頁より引用)

本書の「今の当たり前の出来事を疑って、現在の常識に縛られずに変化の可能性を想像することは、思考の自由を得ること」という一文は大きな衝撃でした。わたしにとっても、今では当たり前になっていることが、ほんの10年前には影も形もなかったものでした。みなさんにとっては、いかがでしょうか?わたしの10年前の2011年を思い起こしてみます。

  • 経営者のビジョン実現をサポートするコンサルタント、セミナー講師
  • 経営者やビジネスパーソン向けのビジネス書の著者

という感じでした。つまり、

  • キャッシュフローコーチ養成塾も日本キャッシュフローコーチ協会も存在しない
  • 自分がホノルルマラソンを完走するとは夢にも思わない
  • ウクレレを触っておらず、楽器には縁がない
  • ベトナム、オーストラリア、イギリス、タイ、ハワイなど海外でのセミナー未体験

という感じで、今では日常のことが全く芽も出ていない状況です。特にわたしにとって衝撃なのは「ほんの10年前には、今では日常となっている日本キャッシュフローコーチ協会とその仲間たちは影も形もない」ことです。10年前に今が想像できなかったように、今から10年後も想像を超えた世の中に変わっていることでしょう。だったら、大胆なまでに自由にビジョンを妄想した方が楽しいし、思いがけない形でそれが叶うことだってあるのではないか。わたしはそう信じています。さあ、どんな10年後を想像しましょうか?

 

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