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2021年1月25日 (月)

Vol.261『本質をつかむコツは、両面の視点から考えること。』

ビジネスにおけるセンターピンはどうやって探せば良いのか。どうすれば見誤らずに済むのか。

その答えの一つは、常に「顧客目線で考える」ことにある。

つまり自分が顧客の立場なら、商品やサービスを選ぶときに何を最重要視するか。どんな商品にならお金を出そうと思うか。

逆に「こうだったら買わない、使わない」と思うNGポイントは何か。それを考えるということだ。

そして、センターピンを見極めるために重要なポイントがもう一つある。それは「顧客目線」と同時に、その正反対の視点である「経営者目線」も持つことだ。

つまり、自分が顧客として商品を買ったりサービスを提供されたりしたとき、今度は「自分がその店の経営者になったつもり」で物事を見るという意識である。

たとえばレストランに食事に行っても、常に自分がその店のオーナーだったらどうするかを考える。料理の味がイマイチでも、「まずいな」という感想だけで終わらず、「自分がオーナーなら、お客様に出す料理は、すべてシェフに味見させるんだけど、この店ではそれをやっていないんだな」というところまで考える。

<中略>

向き合うべき相手の立場に立って考える。他人ごとではなく「当事者意識」をもって考える。いつでも、どこでも、その意識を持ち続けていれば、ビジネスにとって大事な本質=センターピンを見極める“目“は自然と養われていくはずだ。

 

(『アイアンハート
折口雅博 著
昭文社 187頁より引用)

この本を読みながら、わたしがキャッシュフローコーチ養成塾を作るときに重要視したことと重なりました。キャッシュフローコーチ養成塾はこの8年間で700人以上の塾生を輩出し、その9割以上が修了後も日本キャッシュフローコーチ協会の会員として継続的に学びます。そして、会員同士がジョイントでセミナーやコンサルをしたり、時にはコンサルとクライアントの関係になったりして、精力的に活動しています。

この塾を始めるに当たり、わたしは「わたしの顧客である塾生(=コンサルタント)目線」と「塾生の顧客である社長目線」の両輪でセンターピンを考えました。

「塾生目線」では、「自分でもクライアント(社長)の成果に貢献できる再現性の高いノウハウである」ことであり、「社長目線」では、「苦手なお金の悩みから解放されて、本業に専念できる」こと。この2つのセンターピンを捉えられたから、ありがたいことにキャッシュフローコーチ養成塾は長年に渡って支持されているのだと思います。

そしてその2つのセンターピンを捉えられたのは、わたし自身の体験からです。

「社長目線」は営業マン時代の顧客の声から、「塾生目線」は独立系コンサルタントを目指していたかつてのわたし自身の会社員時代の試行錯誤の体験から生まれました。

つまり、体験の中に宝があったのです。限られた人生の中で何を体験し、その体験からどんな視点をとりこめるか、によって人生の質が決まるとわたしは感じています。その時に、一面的にならず両面の視点から考えることが本質をつかむ鍵なのではないでしょうか。

 

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