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2020年11月25日 (水)

Vol.259『相手に共感できる人は、“余裕”を戦略的に確立している。』

コリンズは、アメリカの経済誌『フォーチュン』に掲載された1435社から大飛躍を遂げた11社を厳選し、他の優良企業との差を徹底的に調査。その結果、企業の大飛躍を達成したスーパーリーダーたちに共通していたのは、なんと「謙虚さ」だと解明したのです。

スキルや知識、チームワークやチームを引っ張る力、ビジョンやカリスマ。そうした能力はレベル1からレベル4とされ、リーダーとしてあたりまえの資質とされます。そうした資質に加えて、人の話をよく聞いて理解し、人の失敗を責め立てず、共感しながら、思いやりにあふれた行動が取れる。エンパシーの効いた「生き抜く力」を持った謙虚なリーダーこそが、アメリカの大企業を牽引してきたレベル5なのです。

<中略>

プリンスタイン教授によると、これまで科学的に根拠づけられてきた「性格の人気」の条件には、以下のようなものが挙げられます。

「うまくその場その場の状況に適応する」 「適度に頭がいい」 「いつも機嫌がいい」 「自分のいいたいことを上手にいえて、他の人にも配慮できる」 「アイデアが豊富で、交友関係の難しい状況を解決するのがうまい」 「みんなの和を乱さない」

(『スタンフォード式生き抜く力
星友啓 著
ダイヤモンド社 27頁より引用)

この本の上記のくだりを読んで感じたことは、「大きな影響力を発揮する人の要件」として、実力があるのは当然として、相手のおかれている状況や背景に思いを馳せ、そこに共感できる感性が必要だ、ということでした。と同時に、「じゃあ、どうすればその感性は磨けるのか?」という疑問が浮かびます。
スキルや知識、チームワークやチームを引っ張る力、ビジョンやカリスマ性は、お手本に学び、量稽古で訓練することで、ある程度は鍛えられる気がします。

しかし、相手のおかれている状況や背景に思いを馳せ、そこに共感できる感性はどうやって磨けばいいのでしょうか?この問いに対する、わたしの今の段階での答えは「余裕を持つこと」です。とは言え、「余裕を持とうと思っても、目の前の忙しさに振り回されて、つい、常に焦る日々を過ごしてしまう」という感じになってしまう気がします。
わたし自身、30代の頃は「自分が掲げた目標と現状のギャップを目の当たりにして、常に焦っていた」ので、なかなか余裕を持てませんでした。したがって、30代までは量稽古で経験値を積み上げ、本書で言うレベル4までのスキル習得に努めてきました。
そして、わたしが代表を務める日本キャッシュフローコーチ協会の規模が拡大するにあたり、発想を切り替えて、「余裕を保てる状況を、戦略的に創り出す」ことにしました。それは、スケジュールの入れ方、仲間との関わり方、自分へのご褒美の確保、心身へのケアなどを「前もって優先的に決める」ことがカギとなります。「周りの人に共感できる」レベルの余裕とは一体、どのレベルなのか、実践しながら見極め、身につけていきます。

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