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2019年5月25日 (土)

Vol.241『弱みを強みに転換する発想。』

皆さん、中国の成長を「悔しい」と思っていませんか? ここも、その嫉妬をいったん脇に置いて、中国をリスペクトし、何がすごいのかを観察してみたいところです。

たとえば、中国はキャッシュレスが非常に進化していますね。日本はこの点、先進国の中でも後れを取っています。その背景には、面白い逆転現象があります。ある記事によると、日本のキャッシュレスが遅れたのは、日本が「優れていた」からなのだそう。まず80年代の高い技術力。テクノロジーを活かしてATMが開発され、それをあらゆるところに、コンビニにまで設置。そうした無数の拠点で、市民が気軽にお金を出し入れできるくらい治安が良好であることも、日本だけの強いアドバンテージでした。ところがそのことが、電子マネーへの移行を遅らせました。このような優れた仕組みを実現できた銀行の立場が強く、国にも法律にも手厚く保護されていました。そのため民間企業が決済サービスを作れる土壌が育たなかったのです。中国ではその逆を行きました。電子商取引の巨大企業「アリババ」が、「アリペイ」というスマホ決済サービスをまたたくまに普及させたのです。

日本のようなテクノロジーも安全性も「なかった」ことが勝因となったのです。

このような逆転現象のことを「リープフロッグ」と言います。

(『労働2.0
中田敦彦 著
PHP研究所 195頁より引用)

本書でも紹介している、今まで後れをとっていた部分に着目し、その後れを逆手にとって巻き返す「リープフロッグ」という現象。わたしが主催するキャッシュフローコーチ養成塾の中でも、その具体例を見ることがあります。

伊藤さん(仮名)が勤務する税理士事務所では、鉄壁の序列が存在しました。所長先生を筆頭に、税理士資格を持つ先輩がいて、最下位に無資格の職員である伊藤さん。
彼は当初、税理士資格の取得を目指し、その経験を重ねるためにその事務所に勤務していました。ところが、社長の相談相手になるには、別のスキルが必要になると気づき、キャッシュフローコーチの門を叩きました。

そして、3ヶ月目に有料のコンサルティング契約を獲得することに成功。しかも、所長先生が「絶対に無理」と考えていた、既存の税務顧問先にアプローチしての契約です。
はじめは「偶然だろう」とタカをくくっていたのが、5ヶ月目にはさらに2件の受注を獲得。こうなるとザワつくのが税理士資格を持つ先輩です。つい数ヶ月前まで「税務」の分野では格下と思っていた後輩職員が、「コンサルティング」の分野では突然格上になるのですから。伊藤さんは「資格がない」ことを弱みで終わらせず、「資格に関係なく社長の本業ど真ん中に貢献する」道を探し、手に入れました。今の時代、このようなことがほんの半年もしないうちに起こります。あなたはどんなリープフロッグを狙いますか?

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