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2018年10月10日 (水)

Vol.234『わかっちゃいても脳が拒否する時の言い訳とは?』

人とのコミュニケーションにおいて、前置きトークをきちんとするなど、「事前期待のマネジメント」で対処できることは多々ありますが、それを駆使しても何ともならないこともあります。「頭ではわかっちゃいても、イラッと来る」みたいなことって、誰にでもあるのではないでしょうか。それは性格によるものではなく、脳のメカニズムによるものだったりします。そして、その現象を知って、共有しておくことは、家族であれ仕事仲間であれ、お互いの良好な関係性を育む上で大切ですね。(脳にせいにできるから)

先日、商業施設でのこと。上の階に上がろうとエスカレーターに足をかけた時、妙な違和感を覚えました。そうです。停止していたのです。隣の下りのエスカレーターは動いていたので、油断して登りのエスカレーターに乗ったら、停止していたわけです。

ただ、エスカレーターが停止しているのであれば、階段を登るのと同じはず。それを登るだけなのに、なぜか階段の時より2倍くらい身体が重たく感じたのです。
「何も、下りのエスカレーターを逆走するわけじゃあるまいし!」と思いつつ、その身体の重さはエスカレーターを登り切るまで感じました。一体、なぜでしょうか?

これは、脳が「エスカレーターは自動で上に運んでくれる」と強く条件付けされているため、それに反することが起こると、頭(理屈)ではわかっていても、体感では重く感じるのですね。
非常に興味深い現象です。つまり、長年の蓄積によって脳が強く思い込んだ出来事があると、その期待に反することがあった時に、その違和感は身体が感じるということです。

たとえば、「思春期の娘が、パパにツレない態度を取る行為」などは典型かも知れませんね。
「思春期だから仕方がない」「むしろ、大人になっていく大切な過程である」と理屈ではわかっていても、つい数年前まで「パパ〜!」と言ってかわいく甘えてきていた蓄積があるので、なかなか割り切れないものがあります。理屈ではわかっちゃいるけど、脳が拒否することがあるわけです。
今後はこれを、「壊れたエスカレーター理論」と名付けて、自分を納得させるために利用しようと思います。 ちなみに、そのエレベーター停止の原因は、上の方でサンダルが挟まっていたせいでした。


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