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2018年9月25日 (火)

Vol.233『モチベーションが自然と湧き出す秘訣とは?』

人間という存在の本質は、自分ではない誰か、自分ではない何かとのつながりによって生きる力を得ているところにあります。自分を待っている何か(仕事)、自分を待っている誰かとのつながりを意識した人は、けっしてみずからの生命を断つことはない、とフランクルは言います。フランクルの言葉を少し引きます。

「各個人がもっている、他人によってとりかえられ得ない性質、かけがえないということは、-意識されれば-人間が彼の生活や生き続けることにおいて担っている責任の大きさを明らかにするものなのである。待っている仕事、あるいは待っている愛する人間、に対してもっている責任を意識した人間は、彼の生命を放棄することが決してできないのである。
(『夜と霧』みすず書房186-187頁)

フランクルが求めているものは、「自分の欲望や願望中心の生き方」から、「人生からの呼びかけに応えていく生き方」「意味と使命中心の生き方」への転換です。こうした生き方の転換によってはじめて、私たちは生きる意味を実感しながら生きることができるとフランクルは考えたのです。

(『NHK100分de名著 フランクル 夜と霧
諸富祥彦 著
NHK出版 P.54より引用)

フランクルの「夜と霧」は随分昔に読んだのですが、最近それを解説した本書を読んで、改めて「モチベーションが自然と湧き出す秘訣」を再認識しました。
それは、「自分を必要とする人やコトの存在」を自覚すること。

わたしの場合、「自分を必要とする人」として、家族や友人、クライアント、塾生や協会メンバーなどが思い当たります。なので、彼らから相談されたり、頼られたり、協力している時に、エネルギーが湧き出てきます。また、「自分を必要とするコト」として、コンサルティングや養成塾、協会活動、執筆、講演やセミナーなどがあります。

とりわけ、例えば「これからこんな講座をつくって、◯◯で困っている人たちの力になってあげよう」というように、これからやることの内容と意味が明確になればなるほどに、ワクワクして、やはりエネルギーが湧き出します。つまり、その心の状態こそが、「モチベーションが自然と湧き出ている」姿なのだと思います。

それを、受身的な捉え方で終わらずに、能動的な視点に置き換えることで、使命感を持ってやるミッションや、仲間を巻き込むビジョンが浮かび上がっていくのでしょう。

もし今、やりたいことが漠然としてモヤモヤしているなら、「自分を必要とする人は誰か?コトは何か?」を探してみると、突破口が見つかるかも。

そしてそれは、意外と足元にあるかも知れません。


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