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2018年8月10日 (金)

Vol.232『他人が成長して、自分が自信を失う理由』

本来、他人の成長と自分の成長の間には、何の関係もないはずです。人は人、自分は自分なのですから。なので、組織の中で同僚や部下が成長することは、単純に祝福すべきことだと言えるでしょう。ところが、現実はそうでもなかったりします。
組織の中で、同僚や部下が成長すると、自信を失ってしまう人、いませんか?

他人が成長したところで、自分が衰退するわけではないので、本来なら自信を失う必要はありませんよね。ところが、一定の割合で自信を失ったり、そこまで行かなくても心がざわつく人はいるようです。ひどいケースでは、「伸び盛りな部下を上から押し付けて、成長の邪魔をする上司」も世の中には少なからず見受けられます。 なぜ、そんなことが起こるのでしょうか?

それは、その上司は「自分の成長」を相対的に捉えているからではないでしょうか。
つまり、「他人との比較」で、自分の立ち位置を実感しているのです。

例えば上司の力を100として、40の力の部下がいたとしましょう。その部下が努力して、短期間に2倍の力をつけて80になったとします。 その時、上司が100で部下が80なのですから、まだ上司の方が力がある状態です。にもかかわらず、自分との対比でいけば「100に対して40=40%」だったのが、「100に対して80=80%」と肉薄している。
また、上司の目には「短期間で40から80に2倍に急成長している」ように映る。

一方、自分は100のまま変わっていない。すると体感スピードとしては、相対的に自分が衰退しているように感じます。それによって、「近々、追い越されるのではないか」という不安が頭をよぎる。そして、その上司は自分のところに急速に近づいてきた部下を脅威に感じるわけです。

さて、メカニズムはわかったとして、自分がそんな上司のようにならないためには、どうしたら良いのでしょうか?比べることを止める?それができれば良いのですが、人はそもそも比べたがる生き物だったりしますよね。そこで、わたしの考えは「比べる対象は、他人ではなく過去の自分」というものです。それも「今の挑戦をし始める前の自分」と比べれば、前進していることは何かあるのではないでしょうか。それを1つ2つと拾ってみる。そのような思考の方向付けをしてみると、何かが違ってくるかも知れません。


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