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2018年5月10日 (木)

Vol.229『良かれと思ったことが、なぜか上手くいかない人へ。』

相手のためと思って、優しさからしたことなのに、相手にとっても自分にとっても、ためにならなかった。そんなことってありますね。
例えば、このような話、聞いたことはないでしょうか?

セミナーやイベントを主催するビジネスを立ち上げたAさんが、懇親会付きのセミナーを主催することになった。対象は自分が主催する、趣味のコミュニティのメンバーたち。
順調に集客が進みホッとしていた矢先、思いがけないことが発生した。
料理のキャンセルは前日までなのに、まさかの大雪で当日キャンセルが続出。幹事のAさんは、「天候のせいで参加できない人がかわいそう」とキャンセルを受け付けた。

その経済的なしわ寄せは幹事の取り分ではまかなえず、後日に外部講師に講師料を減額交渉することで、なんとか収支のつじつまを合わせた。その結果、そのコミュニティのメンバーは「ウチのコミュニティのイベントは当日キャンセルも可」と勘違いしたのか、次の機会も当たり前のようにキャンセルを繰り返した。外部講師からは「後で講師料を減らすなんて、約束が違う!」と不満を抱き、信用を失った。また、幹事のAさん本人は万事その調子なので、いつも資金繰りはギリギリで余裕がない。

とうしたら、このような事態を避けられるのでしょうか?
それは、判断の軸を持つことではないでしょうか。例えば、わたしの軸は「継続性」です。
それが良いことなのであれば、継続した方がいい。しかし、継続するには、いくつかの前提が伴います。例えば上記ケースの場合、セミナーイベントの主催者がすべてのリスクを背負うことでその企画を継続できないのなら、それはそもそも無理があります。無理は1度や2度ならやれるけど、やがて継続できなくなる。ならば、予め参加者に「○日を過ぎると、キャンセル料が発生する」旨を前置きをしておくことで、万一の際のリスクはお客さんに自己責任でとってもらうことも大切でしょう。

負担を分散すれば、1人が抱える負荷は最小限で済むので、継続しやすくなるからです。
そして、「先に言えば説明、後で言えば言い訳」で、前もって言われていれば、参加者も心の準備ができて、けっこう、受け入れてもらえるものです。「起こり得るリスクは、前もって言語化して、相手に正直に伝えるようにしたい」と、このレポートを書きながら再認識しました。


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