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2018年3月25日 (日)

Vol.227『自立性を促す理由とは?』

ビュートゾルフは、「患者がどうしたいのか?」を真剣に考えている。目的は、患者ができるだけ自分の面倒を自分で見られるようにすることだ。

<中略>

ビュートゾルフは、できる限り自分たちが実質的に「余計な存在になれる」よう努力している。「自分の使命を果たす」という職業(Vocation)の本来の意味がここに取り戻される。

<中略>

成果はめざましいものだった。同社が一顧客あたりに必要とした介護の時間はほかの介護組織よりも40%近く少ないことが、2009年にアーンスト・アンド・ヤングが実施した調査で明らかになった。

<中略>

ほかの組織の患者に比べると、ビュートゾルフの患者たちが介護を受ける時間はわずか半分でありながら、病気から早く治り、しっかりと自立するのだ。

(『ティール組織
フレデリック・ラルー 著
英治出版 P.108より引用)

自立性を促すと、その組織の利益は増える。そのことを、わたしは「答えを教えない」パートナー型コンサルティングをクライアントに提供する中で強く実感しています。

独立当時は、「コンサルタントは答えを教える存在でしょ?教えないって意味がわからない」なんて言われたりしました。ところが、今ではこのやり方の方が成果も出るし、コンサル報酬も高くなることがわたし以外の仲間たちも証明してくれています。

わたしがコンサルでやっていることは、「答えを教える」のではなく、質問や事例ストーリーを投げかけて「盲点に気づかせながら自ら考え続ける状況をつくる」こと。すると、縦軸には、1人では到達し得ない深さまで考え抜く力が、横軸には幅広い視点で物事を多面的にとらえる着眼点が身につく。その力が身につけば、コンサルタントと会う月に1日だけじゃなく、残りの29日にもその力は発揮されるので、クライアントの成果は最大化します。

では、「自立性を促すと、コンサルタントは必要なくなるのか?」と言うとそうでもないようです。なぜなら、月に1日の面談では、コンサルタントが壁打ちの壁役になることで、さらに1人では到達し得ない縦軸と横軸に考えをめぐらせることができて、さらなる高みを目指せる楽しさがあるからではないかと考えています。これからも、クライアントのみなさんに「会うのが楽しみだ」と思っていただけるよう、精進していきます。


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