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2017年5月

2017年5月25日 (木)

Vol.217『熟考する時間を保つコツとは?』

30代、40代以降の大人たちにとっても、この社会環境の変化にどっぷりつかり、スマホの画面とフェイスブックなどに時間を費やす毎日になってしまったのですから、そこで発信することの利点を否定するものでは決してありませんが(かくいうわたしもツイッター、フェイスブック、インスタグラムを日常的に使っていますし、LINEで学生との連絡は行っており、大変便利です)、かつてはあったゆったりと画面を見ないで自分の頭で冷静に考える時間が、驚くほど失われていることに気づくべきときでしょう(おそらくあなたもそのように思う瞬間が、日常のどこかにあると思います)

<中略>

目まぐるしい情報の吸収をするばかりで、ささいなことへの反応ばかりしてしまいやすい毎日のなかでは、じっくりと考えて、冷静に事実を調べて、さまざまな意見を客観的にとらえたうえで、最後に自分の結論を導く。こうした「思考プロセス」をたどれる技術をぜひとも得たいものです。そして、こうした力を手にすることが、これからの時代をたくましく生きるために必要だといえるでしょう。

(『熟考する力 木山泰嗣 著
大和書房 P.004より引用)

スマホやタブレットが外出時に必須のツールとなった今、それらの端末の画面を眺める時間が驚異的に増えているのは、わたしだけではないでしょう。

そしてスマホでfacebookやメールを見たり書き込んだりしているときは、その場で浮かんだ答えを書いているわけで、熟考しているとは言い難かったりします。

つまり、スマホの画面を見ている間は1つのテーマについて熟考していないわけで、気がつけば熟考する時間が生活から抜け落ちているのではないか、と感じました。

そこで、そんな状況を脱却して、熟考する時間を保ちたい、という人のために、わたしが最近、意識して取り組んでいるコツをご紹介します。

それは、「最近の気がかりなことリスト」を、スマホのメモに箇条書きで書き出しておく、というものです。

たとえばわたしなら、「年末のMVPコンテストを700人満員御礼にするには?」「それを“大人の学園祭”として、実行委員と共に、結果と同時にプロセスも楽しむには?」「すべての養成塾が最高最善なメンバーで満員御礼になるには?」「社長のお困りごと目線の情報発信をするサイトをどんなコンセプトとメニュー、執筆体制で制作するか?」などが記載されています。これを、カフェや新幹線の移動中など熟考できる時間があるときに見て、思いついたことを書き加えていきます。その蓄積で隙間時間を熟考するを確保できています。忙しくてまとまった時間が確保できない人には、お勧めです。


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2017年5月10日 (水)

Vol.217『業績が良い会社の目標設定の考え方とは?』

売上目標を設定して、その達成を目指して1年間、働く。その結果、達成することもあれば、未達になることもあります。この「売上目標やプランをどうやって立てればいいか?」という問いは、会社の状況によって考え方に幅が出てきます。

「長年、業績が良くて昨年同等でも十分な利益は出るし、借金はないので、これ以上利益を出さなきゃいけない理由はない。でも、ここで停滞はしたくはない。たった一度の人生、大いに挑戦したい。こんなときの売上目標はどう考えればいいでしょうか?」

ある社長から、そんな相談を受けました。「何年も連続で赤字が続き、銀行の借り入れももはや不可能。どうやって今月のお金を回したらいいのか・・・」と目先のことで悩む人にしてみれば、「なんて贅沢な悩みだ!?」と言いたくなる悩みかもしれませんが、当事者からすればこれも真剣な悩みです。その会社では、昨年ある目玉企画があり、そこに大掛かりな販促費をかけて挑戦しました。それが当たれば、売上ベースで前年対比150%レベルの大きな飛躍も可能でしたが、結果はあてが外れて、企画単体の収支で赤字でした。それを会社全体の収支に組み込むと、利益と相殺で収支トントンという結果に。社長はそのことを反省しつつ、「これをどうとらえ、新年度につなげればいいのか?」とモヤモヤ悩んでいました。

そこで社長に次の2つをお伝えしました。「2つ考え方があると思います。1つは、その挑戦目標を達成するためにアクションプランを作ったと思いますが、1つの作戦がうまく行かなかったときのためのバックアッププランはいくつ用意していましたか?」社長の答えは「なし」でした。

そもそも切羽詰まった状態ではないため、プランが楽観的だったのでしょう。次からは予め複数のバックアッププランをつくる提案をしました。「もう1つは、昨年は目標達成しなかったにせよ、実践したからこそ得られた学びはありますよね?それを今年に生かして“2年通期で”判断するとしたら、今年はどんな動きをして、どこまで到達していたいですか?」この質問で“単年度でリセット”する発想だったのが、複数年の通期でとらえる発想に切り替わったとのこと。そうとらえると、まだ決着はついていない。新年度に昨年の挽回のチャンスがあると、前向きに心構えが切り替わったそうです。

人は捉え方で心の持ちようは変わるものだと気付かされました。


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