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2016年10月25日 (火)

Vol.210『バランスを保つ秘訣とは?』

経営危機のさなかにデルタに着任したグリンスタインは、ただちに社内のさまざまなコミュニケーションのラインや信頼関係を復旧させにかかった。ポジティブな職場環境を生み出すことの重要性を理解していたからだ。そして、リーダーシップの並外れた技能(EQ)を使い、険悪な職場環境をもっと家庭的な雰囲気に変えた。私にしてみれば、これまた少しも意外ではなかった。リーダーシップにEQが重要なことを、私たちはすでに直感的に理解しているからだ。意外だったのは、これがアメリカ海軍にさえ当てはまることだ。リーダーシップの専門家、ウォレス・バックマンによる研究で、アメリカ海軍のとりわけ有能な指揮官たちは、「並の指揮官たちよりもポジティブで、社交性に富み、情動表現が豊かで劇的で、温かくて愛想が良く(たくさん笑顔を見せ)、人懐こく、民主的で、協力的で、人好きがし、『いっしょにいて楽しく』、感謝の念を表し、他人を信用し、穏やかですらある」ことがわかった。

(『サーチ・インサイド・ユアセルフ チャディー・メン・タン 著
英治出版 P.43より引用)

今年グーグルの研究成果として、「組織の生産性を劇的に引き上げる要因は、“心理的安全性”である」との発表がありました。これは、わたしがコンサルやセミナー、さらにはコミュニティ運営において重要視している「安心安全ポジティブな場づくり」と通じます。

そのためグーグルの仕事の仕方や教育方法に一層関心を持ちました。また、別アプローチで、ハードワークに働く人ほど、定期的に「立ち止まる」ことが大切と感じていました。

その両面からたどり着いたのが、心を整える手法「マインドフルネス」です。ひと昔前なら、「瞑想=スピリチュアルな人たちがやること」とビジネス界で敬遠されていた概念かもしれません。それが「発信者が変わり、言葉を変えると、一気に浸透する」というのは興味深い気がします。

仕事などで1つのことに集中し過ぎると、他が見えなくなりバランスを欠くことがありますよね。それが原因で、身体や人付き合いに支障をきたした経験から、わたしは
「バランスをいかに保つか」
を意識するようになりました。そして最近、そのコツが少し見えてきた気がしています。

それは、「全体感をつかむこと」です。いわゆる「バランスがいい状態」とは、全体と部分の間のパイプが風通しがよく、スムーズに行き来できる状態のようです。

「お金のバランス」なら、入りと出のバランス。その全体感がつかめているか。
「時間のバランス」なら、オンとオフのバランス。その全体感がつかめているか。
「組織のバランス」なら、各部署の組織全体のバランス。全体感をつかみ、常に全体最適を意識しながら部分のベストを目指す状態を続けた先に、理想が待っていると感じています。


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