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2016年6月

2016年6月25日 (土)

Vol.206『周りの人がワクワクするビジョン構築の着眼点とは?』

メンバーが個別の判断を下す際のよりどころ - すなわちビジョンを伝えるのは、ほかの誰でもなくリーダーの仕事です。したがって、リーダーには次の2つの能力が求められます。

①メンバーが共感して自ら動きたくなる、魅力的なビジョンをつくる力
②ビジョンをメンバーにしっかりと伝えて浸透させる力

ビジョンとは「リーダーが実現したいこと」だと言い換えてもいいでしょう。しかし、「実現したいこと」であれば何でもいいかというと、そういうわけではありません。やはり「何を実現したいのか」によって、人が動きたくなるかどうかは大きく変わってきます。

(『最高のリーダーは何もしない 藤沢久美 著
ダイヤモンド社 P.42より引用)

わたしは元々、1年、3年、10年後のビジョンを考えることは独立した同時から続けていました。セルフイメージが「ビジョナリーパートナー」というくらいなので、それはもう、当たり前にやっています。ただ、昨年「一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会」を立ち上げて以来、ビジョン構築において、ある点を強く意識し始めました。その結果、協会の仲間たちが自らワクワクしながら動いてくれていて、その勢いがわたしの背中を押してくれる相乗効果になっています。

ビジョン構築において、わたしが意識していること。それは、1アクション3ゴール的に、「①自分にとって」「②相手にとって」「③世の中にとって」の3つの角度でそのビジョンを実現することの意義を言語化し、語ることです。

たとえば、協会の10年後のビジョンは「新たな職業の創造」です。10年後には、税理士や社労士、弁護士などと並んで、キャッシュフローコーチが新たな職業として認知されています。そう確信しているのには、理由があります。他の資格は取得するまでが大変な上に、取っても食べていけない人が多いのに対して、キャッシュフローコーチは、相手の本業をサポートしながら納得の報酬が得られる仕組みがあるからです。
つまり、「やりがいのある仕事で、納得の報酬を得る」ことができる。 

この、当たり前のようなことが、当たり前に実現していない現実を変えていきます。
それで、先の3つのうち「②相手にとって」の意義を伝えるのが重要なのは当たり前として、「③世の中にとって」が実はとても重要なんです。なぜなら、人は誰しも「大いなることに関わりたい」という欲求があるから。それは、「自分ってすばらしいんだ」と自覚したいからかも知れません。それが非現実的な話ではなく、今の延長線上にイメージできたとき、挑戦する価値があると感じて、ワクワクし、動き始めるのです。


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2016年6月10日 (金)

Vol.206『順番1つで気分が壊れる理由。』

先日、友人たちと毎年恒例のビジョン合宿で、静岡の某温泉旅館に行ったときのこと。

そこは初めてだったので、どんな雰囲気、料理、サービスなのだろうか、とワクワクドキドキしつつ到着。駅から現地までの車の送迎、外観からラウンジの受付、部屋に案内されるまでの数分間で、「これはかなり期待できる!」と確信し、そのあとのビジョン合宿ミーティングの成功を確信したものでした。実際、料理もすばらしく、外観や館内の調度品のセンスも最高。日本庭園には手入れの行き届いた緑と透明度の高い大きな池。源泉掛け流しの岩風呂もゆったりとしていて、何度もつかりにいったほど。トータルでかなり高いレベルの世界観を実現していて、メンバー全員が「ここは正解だった。次回もここでやろう!」と意見が一致したほどでした。

ただ、そんな中で、振り返ってみたときに1点だけ残念なことがあったのです。
それは到着後、部屋についてからの室内の説明のときのこと。
スタッフがメニュー表を見せながら話し始めました。
「夕食の献立の金目鯛の干物についてですが、当地は大変金目鯛が人気で、とりわけ当館ではこのようにいくつかの種類があります」

わたしたちは、(うんうん、なるほど。この中からどれを食べたいか、を今のうちに選んで欲しいんだな。まあ、準備の都合とかあるんだろうな)と思いながら聞いていた。
すると、スタッフはおもむろにもう1つのシートを見せながら、話を続けた。
「これらの干物は、お土産にお買い上げいただくことができます。こちらの注文シートに必要なものと個数をご記入になって、ご用命くださいませ」 「・・・。」


みんな口には出さなかったけど、心の中でこう突っ込みを入れていた。「売り込みかよっ!!」
干物の販売をすること自体が悪いんじゃない。これが、もし夕食の後だったら違ったでしょう。
「あの美味しかった金目鯛なら、お土産に喜ばれそうだな」と素直に感じられたかも知れない。
ただ、まだその価値を体感していないうちに宣伝されても、言葉が素直に入ってこない。
彼は順番を間違っていたんです。何を言うかも大切だが、どの順番で言うかも等しく大切。

これは、あらゆるビジネスに当てはまることだし、わたし自身も自戒したい気づきでした。


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