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2015年10月

2015年10月25日 (日)

Vol.198『わたしが見てみたい光景とは?』

新日本プロレスが「奇跡のV字復活」をなしとげ、さらに高いステージを目指そうとしているいま、僕は「プロレスがもっと身近な存在になるための象徴的な存在」でありたいと思っている。最近プロレスが好きになったという女性ファンから、書店で僕の本をレジにもっていくと、定員さんから「マニアックな人だな」という顔をされた、という話を聞いた。

僕は「次に目指すべきはここだな」と感じる。「プロレスファン=マニアックな人」というイメージを変えて、プロレスをもっと「身近にあるもの」にしなければダメなのだ。

昔の猪木・馬場時代、プロレス中継の翌日は、プロレスが学校や職場でみんなの話題になっていたように。そのためには、これまでプロレスラーが足を踏み入れなかったエリアにも、どんどん進出していかなくてはいけない。

「知る人ぞ知る存在」から「誰もが知る存在」となってプロレスのイメージを変えたい。ファンの誰もが気がねすることなく「プロレスが好き」と言えるような環境をつくる-。それが僕のこれからの仕事だ。

(『全力で生きる技術 棚橋弘至 著
飛鳥新社 P.98より引用)

コンサルティングやセミナーで、参加者にビジョンを描いてもらうことがあります。
わたしにとってビジョンの定義とは、「理想に到達したときに目の前に繰り広げられている景色や情景」のことです。わたしは27歳で独立した初めの1カ月はこれを紙に書きながら徹底的にイメージしました。そして、そのほとんどはやがて形になっていきました。

このビジョンというのは、時が経つにつれ、経験を重ねるにつれて、だんだん質が変わっていくように思います。独立当初は、「年収●●円を得ている」「月額30万円のコンサルのクライアントが●社いて、おつきあいしながら日々成長している」「本を出版してセミナーでサイン待ちの行列ができている」みたいな、「個人の欲求を満たす内容」が中心でした。

そして1つの山を超えると、次の山を目指したくなります。するとそれは、「まだ見たことがない光景をみたい」「そこに自分がどう関われるのか、を試してみたい」というような、より「公な色合いを帯びた内容」になってきました。

わたしは今、コンサルタントや士業向けに、「社長の社外CFOとして数字を使って本業の発展に貢献する【キャッシュフローコーチ(R)】」の育成と普及に注力しています。

これはわたしが17年間のコンサル経験を通して体系化したメソッドで、これまで120人以上に伝授し、またそのレベルアップと普及の器として、社団法人をつくりました。

これから残りのビジネス人生を通して、全国、さらに国を超えて優秀なコーチを輩出します。
キャッシュフローコーチが社長と社員のかけ橋となり、ビジョン実現化をサポートする姿が、「会社に顧問税理士がついているレベルで当たり前」になる光景を目指して。


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2015年10月10日 (土)

Vol.198『やり方の「型」のメリットとデメリット。』

拙著「コンサルタントの対話術」の中で、「成果を出すコンサルタントは、対話の『型』を持っている」ことを提唱しました。この『型』があることのメリットは、何でしょうか?

それは、営業やコンサルの現場において、「相手との相性に左右されず、常に一定以上のクオリティを発揮できる」ことです。もし成果を出せたとしても、何の『型』もなくて、それが勘やセンスによるものだったら、再現性が低くなります。相手との相性が良ければ成果が出るけど、リアクションが薄い人や苦手な相手だと、本領が発揮されず、成果が出ない。それでは、常に高いクオリティを発揮することはありませんね。

一方、勘やセンスで終わらせず、そのノウハウを『型』に落とし込んでいれば、それを部下や仲間に伝授しやすくなり、影響力をさらに広げることができます。武道の世界では、初心者は『型』に忠実に習い、上達するにつれて『型』から離れて自分らしく臨機応変なやり方に進化していきます。もし『型』がなかったとしたら、どうでしょう?有段者の技を素人が見ても、何をどう真似していいかがわからず、はじめの一歩を踏み出せないのではないでしょうか。

そこでわたしは、「ビジョナリーコーチング」や「前置きトーク」「誘い水トーク」などの『型』をつくり、再現性を高くするようにしています。

ところが、『型』が常に万能か、というと、そうでもありません。 『型』に頼りすぎて、自分の感性を研ぎ澄ますことをサボる弊害もあるようです。

例えば、拙著で紹介した『型』の1つに相手のお困りごとを引き出すマジッククエスチョンとして、「そんなに成功しているAさんなら、困っていることなんて、ないんでしょうね?」というのがあります。これを、その場の空気を考えずに型通りにやっても、うまくいきません。

それは、その前までに散々武勇伝を聞いてきた流れがあったからこそ機能するのです。

つまり、『型』には「再現性が高く、即効性がある」というメリットがある反面、「それに依存し過ぎると、感性が鈍り、本質を見落としてしまう」デメリットも兼ね備えています。

その落とし穴にはまらないよう、『型』と『感性』の両立をしていきたいと思います。


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