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2015年4月10日 (金)

Vol.192『業種業態を問わずコンサルする秘訣とは?』

コンサルタントとしてすでに実績を出しつつある人から、次の質問を受けました。
「ある業種内では一定の実績もあり、評価されるようになりました。でも今後は業種業態を問わず、全方位的にお役に立てるようになりたいんです。どうしたらいいでしょうか?」

これは、どうすればよいか。大前提として「専門知識を切り売りする」“先生”型コンサルの場合、これはとても難しい問いになります。相手以上にその分野の知識を深めなければならず、その蓄積には一定の時間と経験量が必要だからです。

一方で、「相手のお困りごとの解決を横に並んでサポートする」“パートナー”型コンサルの場合、ある発想を持ちさえすれば、これが可能になります

それは、上下の軸、すなわち「抽象度」と「具体度」を自由自在に往復する発想です。

「具体度高い」下の階層で関わると、例えばwebの専門技術や医療の専門技術についての知識が必要になります。その分野を掘り下げていけば、独自の優位性を高めることもできますが、環境の変化でその必要性がなくなれば、存在価値がなくなるでしょう。

一方、「抽象度高い」上の階層で関わると、細かな分野の専門知識はなくてもいい。
俯瞰してクライアントが言いたい事の本質をつかみ、それに必要な提案をすることで存在価値を発揮することができるからです。
そこで明らかになった論点を、次に専門家に投げかければいいのです。

ただ、若い人や経験が浅い人が抽象度高い話ばかりだと、「それ、一般論でしょ?」「精神論だよね」と聞く耳を持たれなくなりますよね。
そこで、どちらかだけではなく、この抽象度と具体度の階層を自由自在に行き来できるようにすると、全業種・業態対応型でコンサルできるようになります。すると、すべての重要な課題についてクライアントから相談を持ちかけられることになり、その存在価値はさらに高くなることでしょう。


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