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2015年4月

2015年4月25日 (土)

Vol.192『どんなに頑張っても成果が出ない理由。』

「かけ算」 
人生は足し算じゃない  人生はかけ算で結果がでる  
どんなにがんばってもいい結果がでないのは  
たったひとつマイナスがあるから  たったひとつゼロがあるから  
そのマイナスをプラスにしないと  そのゼロをプラスにしないと  
どんなにほかの数字がよくたって こたえはプラスにはならない  
がんばっているのに結果がでないときは  
マイナスがないか ゼロがないか もういちど見直してみる  
そこを直せば かけ算のぶんだけ こたえはどんどんふくらんでいくのだから

(『大きなやかんは沸くのに時間がかかるから 野崎美夫 著
講談社 P.124より引用)

「どうも、行き詰まってきた」と感じるとき、人は自分を客観視するチャンスを得ます。
「今までの自分のパターンでは、欲しい結果が得られない」ことに気づいたとき、人は「行き詰まった」と感じる。そして、同じ線路の上をグルグル回るだけでは、堂々巡りから抜け出せないことを悟り、今までにないことに目を向けるチャンスを得る。
それは具体的には、「上手くいっている自分以外の人と、上手くいっていない自分の違いを見つける」という行為です。

かつてわたしは、コンサルタントとしてはそれなりの実績と経験を重ねていましたが、著者やセミナー講師としては、今ひとつ突き抜けられていないもどかしさを感じていました。
1対1のコンサルでは、クライアントのお困りごとに合わせて個別対応すれば価値提供できる自信がありました。ところが、1対多のセミナーや本の出版においては、最初はコンサルの経験の蓄積でアウトプットできたのですが、途中からネタが尽きた感じになってしまったのです。つまり、「相手が求めているから出す」のではなく、「自分の想像で無理矢理作る」完全なプロダクトアウト、独りよがりな企画ばかりに。当然、集客はうまくいきません。

そんなとき、継続的にセミナー講師として活躍している人と自分を比べたとき、初めて気がつきました。「セミナーなどの1対多の商品は、商品づくりの前にコンセプトとセールスレターづくりが先でなければならない」と。これは、自分のパターンを客観視したことで気づいたこと。そして、その欠けていたことを突き止めた瞬間から、セミナーや出版の行き詰まりは一掃され、もともとの良さが掛け算となって成果につながり始めました。
頑張りの割に成果が出ないとき、もしかすると、たった1つのマイナスが足を引っ張っているだけなのかも知れません。


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2015年4月10日 (金)

Vol.192『業種業態を問わずコンサルする秘訣とは?』

コンサルタントとしてすでに実績を出しつつある人から、次の質問を受けました。
「ある業種内では一定の実績もあり、評価されるようになりました。でも今後は業種業態を問わず、全方位的にお役に立てるようになりたいんです。どうしたらいいでしょうか?」

これは、どうすればよいか。大前提として「専門知識を切り売りする」“先生”型コンサルの場合、これはとても難しい問いになります。相手以上にその分野の知識を深めなければならず、その蓄積には一定の時間と経験量が必要だからです。

一方で、「相手のお困りごとの解決を横に並んでサポートする」“パートナー”型コンサルの場合、ある発想を持ちさえすれば、これが可能になります

それは、上下の軸、すなわち「抽象度」と「具体度」を自由自在に往復する発想です。

「具体度高い」下の階層で関わると、例えばwebの専門技術や医療の専門技術についての知識が必要になります。その分野を掘り下げていけば、独自の優位性を高めることもできますが、環境の変化でその必要性がなくなれば、存在価値がなくなるでしょう。

一方、「抽象度高い」上の階層で関わると、細かな分野の専門知識はなくてもいい。
俯瞰してクライアントが言いたい事の本質をつかみ、それに必要な提案をすることで存在価値を発揮することができるからです。
そこで明らかになった論点を、次に専門家に投げかければいいのです。

ただ、若い人や経験が浅い人が抽象度高い話ばかりだと、「それ、一般論でしょ?」「精神論だよね」と聞く耳を持たれなくなりますよね。
そこで、どちらかだけではなく、この抽象度と具体度の階層を自由自在に行き来できるようにすると、全業種・業態対応型でコンサルできるようになります。すると、すべての重要な課題についてクライアントから相談を持ちかけられることになり、その存在価値はさらに高くなることでしょう。


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