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2014年12月10日 (水)

Vol.188『相談内容を鵜呑みにしない!?』

コンサルタントとしてクライアントの相談に乗るときに、わたしがいつも大切にしていることがあります。またそれは、コンサル養成塾などで塾生に強調していることでもあります。
それは、「相談内容を疑ってかかれ」ということです。
先日あるマーケティングの専門家から相談を受けたときのこと。
彼の相談は、「どうすれば教材の開発スピードがもっと早くなるでしょうか?」でした。
これを鵜呑みにしてアドバイスをしようとしたら、わたしの回答はどうなるでしょうか?

・開発時間を確保するための、時間の有効な使い方について
・頭の中に眠るネタをたくさん書き出して視覚化する方法
・ノウハウを文字に落とし込む作業を最小限の労力でやるコツ
などについてアドバイスをしていたかもしれません。しかし、そこで早合点せずに「今、どういう状況で、どのプロセスに時間がかかっているのか?」を聞いていくと次のことがわかりました。

A・書きためたネタをまとめてコンセプトが決まるまでに1年くらいかかる。
B・情報の整理は2カ月でやれる。
C・教材化に向けて収録・編集するのは1カ月でやれる。

つまり、Aの作業に一番時間がかかっていて、ネタ自体は常時10個以上は抱えているとのこと。
ならば、その10個を商品化するタイミングをズラしていけば、最大で年10個、少なくともその半分は教材の商品化が可能になります。そこまでわかって初めて、1つ質問をしました。
「来年1年間に4~5つの新教材を3カ月スパンでリリースすると決めて、そこから逆算してスケジュール化することは可能ですか?」
その瞬間、彼の表情は晴れやかになり、「そうか!今までは教材は出来上がった時点でリリースするものだと発想していました。だから期限がなかった。でも、セミナーやイベントと同じようにスケジュール化して逆算していけばいいんですね!」と気づきを得てくれました。
彼のボトルネックは、「開発スピードが遅い」のではなく「新教材のネタがなかなか生まれない」のでもなく、「出口が決まっていないから流れが悪い」だったのです。相談に乗るというのは、解決策を伝えることの前に、事実を正しく知ることが仕事の8割なんですね。


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