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2014年9月

2014年9月25日 (木)

Vol.185『影響力とお金の関係とは?』

『イチローに糸井重里が聞く』(キャッチボール製作委員会/朝日文庫)という本の中で、糸井さんが「イチロー選手が考えるお金って何ですか?」と聞いています。イチロー選手といえば、間違いなく才能溢れる人物。彼はお金についてどう考えているのでしょうか。

「野球をすることによって発生しているものは、対価とも言えます」

「今年、4年という長い契約をしましたけど、すごい金額ですよね」

「あれは、この3年間、ぼくがやってきたことへの評価も当然あると思うんですけど、野球ファンではない人たちに影響を与えている。そのことへの評価だと、ぼくは思っているわけです」

「野球ファンや球場に来ている人だけを楽しませるのではなく、チームの勝利に貢献するだけでもない。そうじゃないと、あんな評価は絶対にでません」

(『才能が9割 北端康良 著
経済界 P.228より引用)

「お金とは価値の交換ツールである」とわたしはセミナーなどでよくお話しします。
そして、その価値が届く範囲が広くなり、より多くの人に価値が届いたときに、結果として受け取るお金(報酬)も多くなる。

ただ、以前のわたしはとても限られた発想の中でそのように考えていました。
つまり、「個別コンサルをしたり、セミナーをするなど“直接的に”お役にたった相手の数と報酬が比例する」と。しかし、メルマガやfacebookなどで情報を発信するようになって、その考え方が少しずつ変わってきました。

たとえば、知人の紹介で知り合った人が、初対面かと思いきや、わたしの知らないところで全ての著書を熟読し、周りに喧伝してくださっていたことがわかりました。
また、以前には、あるセミナーに参加してとなりの席の学生の相談に乗ってあげたことが縁で、7年も経ってから彼から「社員研修を依頼したい」とオファーをもらったときにはビックリしました。その7年で彼は起業して社員を雇う立場になっていたんですね。

つまり、価値が届くのと、報酬を得る間にはタイムラグが生じている場合があるのです。
なので、目の前のお客さんは当然として、その先にいるお客さんや、わたしの言動を黙ってみている人たちに与えている影響にも、気を向けてみよう、と思うのです。

特に、想定以上の報酬を手にしたときに、それを「目の前の仕事から得た対価だ」と思うのではなく、「これは、目の前の顧客に加えてどんな人たちに影響を与えた(あるいは与えることを期待された)対価だろうか?」とイメージした方が、より時間軸的にも、空間軸的にも、自分を俯瞰して眺められて良いんじゃないかな、と考えています。


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2014年9月10日 (水)

Vol.185『完璧主義によるブレーキを脱却する方法。』

先日、肩から胸にかけて痛みがあり、いつも身体のバランスをみてもらっている、ボディコーディネーターの坂本春之さんに相談をしました。すると、彼は「肩に緊張が蓄積してい ますね。肩に力を入れるのを止めてみましょうか」と言われました。

わたしは、「そうですね、普段、つい肩に力が入っちゃうんですが、それが緊張を生み、痛みにつながっていたんですね。ところで、どうしたら力を入れないようにできるんでしょうか?」と尋ねました。(頭ではわかっていても、ついそうなってしまうのだから、口で言う程簡単じゃないのでは?)という思いがあったからです。
そのときの坂本さんの回答に、わたしは「はっ!」と気づかされました。

「和仁さん、『力を入れないようにする』んじゃないんですよ。『力を入れるのを止めてみる』んです。つまり、無意識に肩に力が入っても、いいんです。それは、今までと同じなので、それ以上悪くなることはありませんよね。ただ、それに気づいたときに、それを止めてみるだけです。止めた時点で、それ以前より改善に向かうのですから」

そう、つまりわたしは「力を入れないようにする」と、完璧主義な発想でとらえていましたが、彼は「力を入れてもいいが、気がついたら止めてみて、それを繰り返す」ことを提案してくれていたんですね。つまり、「0か100か」ではなく「50でいい」という脱★完璧主義で取り組もうってことです。そしてそれは、わたしが普段、セミナーやコンサルティングでクライアントにお伝えしていることに通じるな、と感じました。

たとえばセミナーでも、「否定語などのマイナス言葉は使わない方がいいよ」と言うと、「そうは分かっていても、つい言ってしまうんです」と言って、自己嫌悪になる人がいます。
これも、「マイナス言葉を言わないようにするんじゃなくて、マイナス言葉を止めてみる」、さらには「プラス言葉を代わりに使ってみる」と捉えればいい。仮にマイナス言葉を口にしても、「それは、なし」と自分の中で取り消して、ゼロに戻すだけでいい。
向上心の強い人、真面目な人ほど、「未達」にフォーカスしがちです。そして、あるべき状態になっていない自分に対して、反省、自責、罪悪感を抱き、くよくよし心身を悪化させてしまう。わたしも、今後は完璧にこだわらず、気づいたときに力を入れるのを止めようと思います。


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