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2014年8月10日 (日)

Vol.184『“結果的に成果が上がる”指標を探す!』

マラソンのパーソナルレッスンを受け始めて数ヶ月になりますが、興味深いことにビジネスと共通することがいくつもあります。

その1つは、「注目すべき指標を設定し、計測する」ってことです。たとえば、マラソンはなるべく少ないエネルギーで前に身体を移動させる作業なので、「上下振動」は小さい方が効率的です。また、そのためには足運びを小さくして足の回転数を早める工夫をします。
よって、「上下振動」を計測することで、そこに意識を向けることができ、それは結果的に疲れずにスピードが上がる、という成果につながります。

これと同様に、会社内において「人が育たない」という悩みがあったとします。
その原因をよく観察していると、「社員が自分で考えるきっかけが少ない」ことがわかりました。つまり、問題があると上司や先輩に尋ねるのですが、「なぜそうやるとよいのか?」「違うやり方だと、どんな不都合があるのか?」を自分の頭で考える機会を奪っていたのです。疑問を放置せず、すぐに質問できる点は、風土としてはコミュニケーションが円滑で好ましいことなのですが、それが依存体質を助長していたとしたら、問題ですね。

そこでその会社では、部下が質問をしてきたら、すぐに正解を教えるのではなく、「君はどう考えるのか?それはなぜか?」と尋ね返すようにしました。
質問をしたら、逆に質問される。そんな風土が定着すると、部下は依存的にノープランで質問をすることができなくなります。予め自分なりの答えを用意した上で上司に質問をするようになり、「社員が自分で考えるきっかけ」を増やすことになります。

そして、その「問答回数」をカウントすることにしました。上司は部下から質問されて、それに対して質問を投げ返した回数をカウントし、月次ミーティングで発表します。そこでは、具体的にどんな問答のやりとりがあったか、も披露しあうことで、社内にどんな問題が起きているか、また社員の成長レベルはどの段階にあるか、などが表面化していきます。

計測されるものは改善される。
ならば、計測することで“結果的に成果が上がる”そんな指標を見出したいですね。


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