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2013年12月10日 (火)

Vol.176『ゼロをプラスにする言葉とは?』

コンサルタントのやり方はいろいろありますが、大き分けると2種類に分類できます。
それは、マイナスをゼロにする「問題解決型」と、ゼロをプラスへ、あるいはプラスをもっとプラスに促す「ビジョン実現型」の2つです。これはクライアントの置かれている状況によって、どちらが必要とされるかは異なります。
たとえば、「赤字続きで資金繰りが切羽詰まっている」とか、「退職率が高くてスキルが会社に定着しない」というように、放置できない問題が顕在化しているクライアントに対しては、それを標準ラインに引き上げる「問題解決型」がフィットします。
一方で、すでに同業他社からもお手本にされて、成功企業と評価されているような会社は、さらに上のステージを目指すためのプランニングや、やりがいを感じる具体的な目標像を明確化する「ビジョン実現型」がフィットします。

で、最近わたしの周りに増えてきたのは、「ビジョン実現型」をやりたいというコンサルタントや士業です。ただ、彼らの多くは、これまで目の前のトラブルを鎮静化するような、マイナスをゼロにする仕事に数十年従事してきました。なので、ボキャブラリー的に、マイナスをゼロにする言葉はあっても、ゼロをプラスにする言葉を知らないケースが多いことに気がつきました。たとえば、「○○する」ということを、マイナスをゼロにする言葉で言うと、「○○しないといけない」となり、ゼロをプラスにする言葉で言うと、「○○やってみよう」となります。
このような使う言葉の違いが、「どちらのクライアントを引き寄せるか」を決め、仕事の中身を決めていたります。

今までは「問題解決型」でやってきたコンサルタントが「ビジョン実現型」にシフトしたい、と考えたとき、「思いはあっても見込み客からはそのように見られず、もどかしい」という悩みを潜在的に抱えている人は少なくないように感じます。
そんな方がこれから取り組むべきことは、何でしょうか?
わたしが思うに、それは「プラス言葉やプラスの言い回しを、モデルとなる人から吸収して自分の引き出しにためていくこと」です。

そして、それをいつでも口からついて出せるよう、反復することです。量稽古あるのみです。

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