« Vol.157『自問自答で、良いアイデアをゲットする方法。』 | トップページ | 今月の本棚 【2012年5月】 »

2012年5月25日 (金)

Vol.157『マンネリな日常業務に新鮮さを取り込むには?』

真のインスピレーションを得るには、未知の中に意識を向けて、すでに知っていることや、決まりきった方式や、社会の常識やしきたりにとらわれずに、何が起こるか分からない、その未知の瞬間に身をゆだねることが必要です。その1つ1つの瞬間に人生が見せてくれるものを、新鮮な気持ちで受け取ることが大切です。実はこの本も、そんな「未知」が書いています。私を通してページの上にどんな文章が現れるのか、いっさい分からないのです。
<中略>知らないでいることには、勇気がいります。それは意識的な選択です。子どものような純粋さでいることと、この瞬間だけに意識を向けることは、同じことなのです。今この瞬間に集中するということは、意味を求めて過去を探ったり、何が起こりえるのかと将来を想像したりしないで、この瞬間だけに意識を向けるということです。そして次の瞬間が訪れたら、またその瞬間のみに意識を向けて、その次に訪れる瞬間にもまた新たに意識を向けることなのです。すると、人生は終わることなく連なった、新鮮な瞬間の連続となるのです。

(『心の自由を旅する旅 ブランドン・ベイズ 著
ハート出版 P.76より引用)

先日、83歳になられた堀貞一郎先生から、ある会合でのスピーチのやり方について興味深いお話を伺いました。元々、卓越した発想力と思考力をお持ちの方ですが、年齢と共に、スピーチの内容をちゃんと覚えていられるか、記憶力に不安が出てきたとのこと。
わたしは若干40歳にしてスピーチの途中で話が飛ぶことがある(!)ので、これは興味深いお話だと思い、「いったいどんな対策を考えているのか?」興味深く聞いていました。
すると、堀先生は意外な方法を紹介してくださいました。

「発想を切り替えたんです。どこまでやれるか自分に興味が湧いて、予め用意した話をするのではなく、壇上で思いついたことを、即興でしゃべることにしました」と。

通常、改まった場やおめでたい場では、主催者や参加者に失礼がないように、また楽しんでもらえるように、周到に準備するのが一般的です。堀先生も従来はそうされていたようです。
ところが、先日の会合では即興であいさつをし、それがまた、先にあいさつされた方の流れを絶妙に取り込んだ、すばらしいスピーチになったようで、参加者から続々とスピーチに対する感想のお便りが寄せられたそうです。
今までルーチンでやっているパターン化されたことの中に、即興性を少し取り入れてみると日常に新鮮さが取り込めます。わたしも先日、セミナーの冒頭に一部分をアドリブでやってみたら、我ながら面白いことが言えたことがありました。
一定の経験を重ねたからこそ、自分に対して、こまでやれるか興味を持ってみる。
そんな目線が、日常に新鮮さを吹き込んでくれそうです。

|

« Vol.157『自問自答で、良いアイデアをゲットする方法。』 | トップページ | 今月の本棚 【2012年5月】 »

今月のワニレポ(今月の一冊から)」カテゴリの記事