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2011年11月25日 (金)

Vol.151『“なんとなく”を大切にする』

今日はあなたが大切な人と会う予定の日です。朝起きると、さっそく洋服選びを開始します。おそらくあなたは、ふたつくらいの候補を選ぶでしょう。ひとつめはあらかじめイメージしていた服。そしてもうひとつは、その場で「なんとなく気になった」服です。いかがですか?そんな経験はありませんか?私の体験からいうと、この後者の「なんとなく気になった」服こそ、あなたの「直感」が「これを着ていこうよ」とアドバイスをした服なのです。 ですからあなたは、「なんとなく気になった」わけです。

<中略>

「直感」の声に正しくしたがえた時は、まさに風が通ったような心地よさを感じるものです。そして無理なく「うん、このチョイスでいいんだ、まちがいない!」と納得がいくのです。この「直感」との間に生まれる心地よさは、「直感」に慣れ親しむほど、より明確になってきます。そして、「直感」を使うのが楽しくなってきます。その足がかりとなる感覚が「なんとなく・・・」という、あの感覚です。「直感」を感じ取るための第一歩として、「なんとなく」のフィーリングもしっかりと感じとってくださいね。

(『0.1秒で答えがわかる!「直感」のレッスン穴口恵子
廣済堂出版 P.116より引用)

以前、娘の授業参観に行ったときのことです。先生が問題を出して、生徒が手を挙げて答えるやりとりの中で印象深いシーンがありました。ある生徒の発言に対して、先生が「なぜ、そう考えたの?」と尋ねると、「なんとなく」と答える生徒。
そのとき、先生は笑顔でこう言いました。

「そうなのね。なんとなく、も立派な理由だからね」

そのシーンが印象深かった理由は、わたしが小学生のとき、「なんとなく」と答えたら「ちゃんと考えなさい」と差し替えされた記憶があったからです。それは、きっと先生には「雰囲気で答えるのではなく、ちゃんと理由を考えなさい」という意図があったのでしょう。
そういう意味では、それも大切なことだと思います。
ただ一方で、常に「明確な理由や根拠を言えなければ、意見として認めない」という状況の中に身を置くと、気がつかないうちに可能性の幅を狭めてしまう」ことを、最近は感じます。
今はまだ言語化できないけれど、感覚としてはわかっている。

そんなことが、世の中にはたくさんあります。そのことをわかってあげることも、先生として、あるいは上司として、上に立つ人の大切な姿勢ではないか。
授業参観の先生の対応を観て、そんなことに気づかされました。

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