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2011年8月10日 (水)

Vol.148『いち早くボトルネックを突き止める。』

いつもコンサルティングの現場での気づきをワニレポで紹介していますが、今回は家庭での日常で気づいたことをシェアします。
ある日、小3の娘の勉強を横について見ていたときのこと。簡単な問題が解けず、すぐにわたしに「教えて」と言ってきました。とりわけ文章題が苦手のようで、一応、答えを書くのですが、質問の意図と食い違ったことを書いていました。

そして、なかなか先に進まないことにストレスを感じた彼女は、しばらくすると「テレビを観たい」「遊びたい」と言ってきます。それを制して、「ここまでやったら、遊べるんだから、がんばりな」とさとし、なだめながら、予定時間を大幅に越えてようやく完了。
娘も私もエネルギーを使い果たし、クタクタになってしまいました。
こんなことが続いていたあるとき、わたしはふと立ち止まって考えました。
「いったい、何がボトルネックになっているのだろう?」

ボトルネックとは、それが制約となって、欲しい結果を得られなくさせるもののこと。
そこで、わたしは娘が問題を解く様子をじっと観察することにしました。ふつうに考えれば、「娘の学力が低くて解けない」という解釈もできます。しかし、わたしには何かボトルネックがあるような気がしたからです。

そして、しばらくして娘のある行動を発見し、わたしは思わず「あ!」と声を出しました。
娘は、問題をちゃんと読まずに答えを書き始めていたのです。そして、娘が問題をちゃんと読まない理由は「気が散る」ということ。これだと、慣れた問題なら答えられますが、目新しい問題だと理解ができません。だから間違える。
そこで、わたしが娘に指示したことは、1つ。「問題を声に出して読んでみなさい」
黙読では、ちゃんと問題を読んだかどうかがわかりません。だから、声に出して読ませることで、「問題を読まずに答えを書き始める」というボトルネックを防いだわけです。
それ以降は、娘も答えを自力で出せるようになり、勉強を見るときのわたしの仕事は
「声に出して読みなさい」と促すことだけになりました。
ここに気づいたことで、お互いに無駄なエネルギーを費やすことから解放されました。

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