« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

2011年8月

2011年8月31日 (水)

今月の本棚 【2011年8月】

1)スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション
 カーマイン・ガロ 著/日経BP社

 人が語らずにはいられない魅力的なビジョンを持つことが、
 イノベーションの原点。ビジョンのあるところに
 イノベーションが生まれる。

2)THE CREATIVE EXECUTIVE
 Granville N. Toogood 著/Adams Media Corp

 創造性を発揮する場面は、本当は生活のいたるところで
 見出せることに気づかしてくれる。

3)一本線ノート術
 吉澤ゆか 著/アスキー・メディアワークス

1本線をまたいで、インプットとアウトプットが
見える化されるので、バランスがとれるようになる。

4)下町ロケット
 池井戸潤 著/小学館

夢と現実のはざまで悩み葛藤している中小企業社長にとって、
勇気と元気が湧いてくる1冊。

5)終わらす技術
 野呂エイシロウ 著/フォレスト出版

膨大な仕事は、圧倒される前に、何も考えず、
ひたすら小分けしてから取り組む。

6)緊急提言2011~2015大地震が再び日本を襲う!
 進村耕喜 著/李白社

|

2011年8月25日 (木)

Vol.148『あとになって振り返れば、意味がわかる。』

アメリカの未来学者バックミンスター・フラーの研究でミツバチの面白い話があります。
ミツバチが花に向かって飛んでいきます。その理由について、多くの人は「そこに蜜があるから」と答えるでしょう。大正解です。ミツバチも自分が食べたい蜜があるから飛んで行くのでしょう。
けれど、ミツバチが花に向かっていく、本当の目的「トゥルー•パーパス(true purpose)」は花の受粉をすることなんです。受粉によってこの地球の生態系が存続しています。小さなミツバチはそんな大きな役割をしているなんて知らなくていいのです。自分が欲しいから蜜を集める、気持ちよく花から花へ移っている間に、本来の目的「受粉」を果たしているのです。
わたしたち人間も、本当の目的や使命は考えなくても、自分の欲するところを満たして、愉しく生きていれば、自然と「トゥルー•パーパス(true purpose)」を果たしているのではないでしょうか。

(『世界でいちばん自分を愛して中野裕弓
日本文芸社 P.59より引用)

「やりたいことが見えない」「目指すものが見つからない」ということがストレスになり、自信喪失になったり、人と比べたりするのは、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。「場当たり的に生きていても仕方がないのでは」「誰の役にも立っていないのでは」と感じたときは、「あとになって振り返れば、意味がわかる」という視点を持つといいかもしれません。それには、そう思わせてくれる人たちとの出会いが力になります。

わたしが最近出会った人の中に、かつて出版や企画の仕事を何十年もした後に、突然50歳で聞香を習い始めてその道の先生になった方がいました。また、海外でヘッドハンターやコンサルティングの仕事を長年経験した後に、突然着物の着付けを習い始めて、着物を自己表現ツールとして仕事や生活に活かす提案をするライフスタイルコンサルタントの方も。

一見、まったく畑違いな分野への転身に、「恐怖や違和感、戸惑いはなかったのか?」と疑問が湧いて、彼らに質問をしました。もちろん、勇気がいったそうです。そしてお話を聞くうちに、彼らは過去の経験と今やっていることを、「結果的に」融合させていたことに気がつきました。つまりはじめから、後半のビジネスにつながることをわかってやっていたわけではない。なのに、前半のビジネス経験が、今、ビジネスパーソンと伝統文化を結びつける橋渡し役を担うことにちゃんと活かされていました。彼らの話を聞いていると、何一つ無駄がなく「人生、うまくできているな~」と思わずにいられません。そしてそのきっかけは、ちゃんとやってくる。大切なのは、それに気づくよう、自分の欲することに耳を傾けて、アンテナの感度を磨いておくことなのではないかと感じる今日この頃です。

|

2011年8月10日 (水)

Vol.148『いち早くボトルネックを突き止める。』

いつもコンサルティングの現場での気づきをワニレポで紹介していますが、今回は家庭での日常で気づいたことをシェアします。
ある日、小3の娘の勉強を横について見ていたときのこと。簡単な問題が解けず、すぐにわたしに「教えて」と言ってきました。とりわけ文章題が苦手のようで、一応、答えを書くのですが、質問の意図と食い違ったことを書いていました。

そして、なかなか先に進まないことにストレスを感じた彼女は、しばらくすると「テレビを観たい」「遊びたい」と言ってきます。それを制して、「ここまでやったら、遊べるんだから、がんばりな」とさとし、なだめながら、予定時間を大幅に越えてようやく完了。
娘も私もエネルギーを使い果たし、クタクタになってしまいました。
こんなことが続いていたあるとき、わたしはふと立ち止まって考えました。
「いったい、何がボトルネックになっているのだろう?」

ボトルネックとは、それが制約となって、欲しい結果を得られなくさせるもののこと。
そこで、わたしは娘が問題を解く様子をじっと観察することにしました。ふつうに考えれば、「娘の学力が低くて解けない」という解釈もできます。しかし、わたしには何かボトルネックがあるような気がしたからです。

そして、しばらくして娘のある行動を発見し、わたしは思わず「あ!」と声を出しました。
娘は、問題をちゃんと読まずに答えを書き始めていたのです。そして、娘が問題をちゃんと読まない理由は「気が散る」ということ。これだと、慣れた問題なら答えられますが、目新しい問題だと理解ができません。だから間違える。
そこで、わたしが娘に指示したことは、1つ。「問題を声に出して読んでみなさい」
黙読では、ちゃんと問題を読んだかどうかがわかりません。だから、声に出して読ませることで、「問題を読まずに答えを書き始める」というボトルネックを防いだわけです。
それ以降は、娘も答えを自力で出せるようになり、勉強を見るときのわたしの仕事は
「声に出して読みなさい」と促すことだけになりました。
ここに気づいたことで、お互いに無駄なエネルギーを費やすことから解放されました。

|

2011年8月 3日 (水)

今月の本棚 【2011年7月】

1)中学英単語だけで話せるやさしい英会話
  勝木龍 著/中経の文庫

すでに知っている知識だけをつかって、知らなかったこと
をできる、というコンセプトがうれしい。


2)ユダヤ人大富豪の教え
  本田健 著/大和書房

感情を人生のガソリンとしてうまく使う。
感情をすべて味わいつくした上で、バランスのいい行動を
とれるかどうか。


3)大人になって忘れてしまっている大切なこと
 中山和義 著/PHP研究所

今まで当たり前にある日常の中に、心がふっと暖かくなる
出来事があることを思い出させてくれる1冊。

|

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »