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2011年4月 4日 (月)

Vol.144『他人の力を借りてアイデアを育てる方法。』

1人で考えてもなかなかカタチにならない。そこで、生まれたてのアイデアを人に話してみたら、ダメ出しをガンガン受けて、ヘコんでしまった。そして結局、アイデアが日の目を見ずに消えてしまう。そんな光景をよく見ることがあります。

人に話して、フィードバックをもらいながら具体化していくことは悪いことではありません。しかし、その際に相談する順番が重要であることに気づいていない人は多いようです。
実は、かつてのわたしもその1人で、よくアイデアを卵の状態で殺してしまっていました。
その教訓から、今は3段階を経て、人に相談するようにしています。

第一段階。はじめは、何を言っても否定せずに、ニコニコとうなずいて聞いてくれる人にしゃべる。アイデアを口に出し、それをうなずいて聞きいれてもらう体験を通して、自信が生まれます。また頭の中でつながっていなかった概念が、言葉にすることで結びつきまとまる。つまり、「言語化」され、人に伝えやすくなります。

第二段階。今度は客観的なフィードバックをくれる人に、「●●の観点でフィードバックをください」と具体的な依頼をする。キャッチャーミットを構えているところにボールを投げてもらう感じです。つまり、第一段階と違って、改善点のフィードバックを受け取るのですが、受け取る心構えができているところに返してもらうので、ヘコまずにすみます。

そして第三段階。最後に辛口で厳しい先輩・上司・友人に自由にフィードバックをもらう。
このときには、すでに練り上げたアイデアになっているはずなので、むしろ見落としていたことや、基準の高い改善点がありがたく感じられ、そのアイデアの完成度を高めてくれます。

いきなり第三段階からいくのは、丸腰で戦場に行くようなもの。アイデアは生まれた瞬間はもろくてはかないもの。やさしく扱わないと、すぐに壊れてしまいます。ちなみに、わたしが人の相談に乗ったり、アドバイスする際には、相手の状況に応じて1人で3役を使い分けて対応しています。これがわかっていると、相談に乗るときも、乗ってもらうときも、さらに欲しい結果が得られやすくなると思いますよ。

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