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2010年9月 2日 (木)

Vol.137『職人気質の経営者が陥る落とし穴。』

本当によい商品、サービスを提供したくて、それが完璧に仕上がるまで動きを起こさない職人気質な経営者がいます。何を隠そう、わたしもその一人で、今でもそういうところは多分にあります。当初、それはお客さんに喜んでもらうためと思い込んでいました。
でもある時、それは違うことに気づきました。本当は自分を守るためでした。
「中途半端な商品を出して、批判されるのが怖い」「この程度か、と思われたくない」
その防衛本能が、新しい行動にブレーキをかける。ならば、それを受け入れて、「僕は何を恐れているんだろう?」と自問してみる。すると、本心が見えてきます。

「申し込みが極端に少なかったらどうしよう?」
「これをやることは、イメージダウンにならないか?」
「新たな管理業務が増えて、収入の割に手間ばかりかからないか?」
そんな思いが、新しい行動を躊躇させていました。でも、その恐れがハッキリすれば、対策も見えてきます。

■申し込みが極端に少なかったらどうしよう?
⇒コンセプトを見直して、告知し直すか、少数でもやってみて実践を経て改良すればいい。
何もしないよりはるかに前進できる。
■これをやることは、イメージダウンにならないか?期待とズレたものではないか?
⇒思い過ごしの可能性も(多分に)ある。やってみて何か言われたら、それから考えればいい。何もテレビの全国放送で生出演するわけじゃなし。
■新たな管理業務が増えて、収入の割に手間ばかりかからないか?
⇒スタッフに任せる仕組みができるまで、一時的に忙しくなるだけ。最初から振ることだってできるはず。優先順位を見直せばいい。

今の時代、完璧に仕上がるまで待っていたら、手遅れになることもあります。
本当の問題は、それを実践するのを躊躇させる「恐れ」の正体と向き合い、どう折り合いを
つけるか。お客さんを守るため、という隠れ蓑を、そろそろ取っ払うときではないか。
そう感じる今日このごろです。

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