« 今月の本棚 【2010年3月】 | トップページ | Vol.132『目のつけどころをよくする方法。』 »

2010年4月 6日 (火)

Vol.132『全部を、ザックリとまな板の上に乗せてみる。』

「経済や経営を少しはわかるようになりたいのですが、日常生活からかけ離れ過ぎていて、身近に実感できない。わたしみたいに右脳派(論理よりも直感的)な人に  
も理解しやすい方法、ないですか?」ある読者からそんな質問がありました。

そんなときは、一番大きなお金の流れをざっくりつかんで俯瞰してしまうのが手っ取り早いようです。つまり、よく聞く名前を全部、ザックリと1つのまな板の上に乗せてみるのです。

たとえば、一番身近な【家計の収支】からスタートしましょう。これは、会社の人件費とつながり、その【会社の収支】は【国のGDP】とつながります。日本のGDPはざっくり490兆円だとして、1.2億人の国民がそれだけの付加価値を生み出している。(2008年度)


1.2億人の日本のGDP490兆円 ← 会社の収支 ← 家計の収支

次に、これを水平に伸ばしてみる、つまり他の国もざっくりした数字で並べてみましょう。

EU アメリカ 日本 中国 インド 全世界
人口 5億人 3億人 1.2億人 13億人 12億人 66億人
GDP 1,800兆円 1,400兆円 490兆円 420兆円 110兆円 6,000兆円

すると、先進国のEU、アメリカ、日本は人口とGDPがおおよそ連動しているのに、中国は日本の10倍の人口でGDPは同じくらい。つまり今後、単純にGDPが10倍に成長するとは言わないまでも、相当な成長ののびしろがあると感じられますね。ましてやインドは中国と同じくらいの人口でGDPは4分の1。かなりの可能性を秘めていそうです。
こういった比較は、実際には通貨の単位を揃えたり為替が変動するので、厳密な数字を出そうとすると相当な手間がかかり、敬遠しがちです。でも、わたしたちは評論家ではないので、世の中の動きがザックリと身近に感じられればOKのはず。断片的にみるとよくわからないことも、全体を俯瞰すると、見えてくることがありますよね。

|

« 今月の本棚 【2010年3月】 | トップページ | Vol.132『目のつけどころをよくする方法。』 »

今月のワニレポ(今月の気づき)」カテゴリの記事