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2010年1月

2010年1月 5日 (火)

Vol.129 『お腹いっぱい与えることが、親切ではない。』

わたしは最近まで、ある偏った考え方をしていました。
それは、「たくさん与えるほど良い」という考えです。
セミナーでも本でも、わたしはこれまで「これでもか!」というぐらい、内容を盛り沢山にして構成してきました。すると参加者の満足度は高く、中には「頭から湯気が出ています」とか「カルピスの原液くらいの濃さですね」などと言われ、そこに喜びを感じていました。

しかしある日、わたしは考えました。「なぜ、そこまで盛りだくさんに詰め込むのか?」
そこには2つの理由がありました。1つは、「せっかくお金と時間を割いてきてくれたお客さんに、たくさん持ち帰ってほしい」というサービス心。そしてもう1つ、これはその裏に隠れた心理として、「この程度か、と思われたくない恐怖心」もあったのです。「さすが和仁さん、すごいですね」と言わせたい虚栄心もあったと思います。

ところが、その間逆を行く発想に触れ、最近わたしの考え方が少し変わりつつあります。
それは、ビジネスパートナーの丹羽浩之の考え方です。彼は、「たった1つのメッセージを、いろいろな切り口、事例、ストーリーを通して、深堀りして伝える」という考えを持っています。当初これは、従来のわたしの考え方からすると、非常に心もとない感じがしました。
「たかが1つのことを知っただけでは、高い費用の元がとれないと感じないか」
「物足りなさを与えるのではないか」と。

しかし、ユメオカの仲間と先日、商品開発ミーティングを行ったときのこと。メンバーの1人が、わたし同様、あれもこれも盛り込んだボリューム満点の企画をプレゼンしているのを聞いて、「あぁ、なるほど。僕もこんな感じに見られるんだな」と腑に落ちました。

そのときわたしは彼にこう伝えました。「相手が消化しきれないほどたくさんの情報を与えることが親切心とは限らない。むしろ、限られた量の情報を、相手がきちんと消化して腑に落ちるまで噛み砕いて手順を追って提供するほうが、本当の親切なんじゃないか」と。
自分のことは見えにくいですが、人のことならよくわかります。
いま、相手が本当に必要としているものは何か。それをよく考えたいと思います。

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Vol.129 『他人とばかりじゃなく、自分ともアポを取る。』

つまり、叡智というのは、特別な人やチベットの賢人だけが持っているものではなく、私たちの誰もが平等に手に入れることができて、「叡智とつながるための方法のひとつが瞑想」だろうという予測ができたのです。
ということは、瞑想に限らず座禅でも、太極拳でも、もしかしたら写経でもかまわないということです。大切なのは、一日の間のどこかで、自分とアポイントメント(個別の面談の時間)を取り、自分自身とだけ向き合う時間をつくること。それさえできれば、私にももっとすごいことが起こりそうです。
21世紀のはじめに、ダライ・ラマ14世も同じことを言っています。
「これから大切なのは、一人ひとりが毎日自分と向き合う時間を取ることだ」

『宇宙とつながる成功習慣』 中野裕弓 著
ビジネス社 P.93より引用

人の目に触れずに、自分だけと向き合う時間、1日の中に何分くらいありますか?

わたしはこの1年ほど、寝る前に20分ほどヨガをするのが習慣になりました。
といってもDVDを見ながらやる「我流」ヨガで、単なるストレッチとさほど変わりません。
ヨガマットを床に敷いて、その上に座り、DVDプレイヤーのスイッチを入れます。
そして、なるべく呼吸に意識を向け、ゆっくりと息を吐き、そして吸うことを続けるだけ。
たったそれだけで、翌朝の頭のすっきり度合いが確実に違ってくるので不思議です。

ヨガをしていると、頭の中にいろいろ考えやアイデアが浮かんできます。
慣れないうちは、頭がフル回転して、いろんな考えが頭を交錯することもありますが、そんなとき、体をストレッチしながら、呼吸をゆっくりやると、その呼吸のスピードにつられて、思考が徐々にスローダウンすることも。

あまりに心が落ち着かないときには、そのモヤモヤを紙に書き出すこともあります。
それは書いて目に触れさせ、頭をからっぽにする意味もありますが、書くスピードにあわせて思考がスローダウンせざるを得ない効果もあります。頭の中で放置しておくと、ものすごいスピードで思考がグルグルと暴走しかねませんからね。
そして、徐々に思考をストップするというか、思考から離れると、今目の前のことから、精神的に開放され、気持ちがふっと楽になります。なぜなら、違う角度から今の状況を捉えられるようになるからです。そして、心のベクトルが不安(消極)から、意欲(積極)にシフトします。心のベクトルを切り替えるためにいったん止まるきっかけが、最近のわたしにとってはヨガなんです。
もし「忙しさに流されているな~」と感じたら、一度試してみてはいかがでしょうか。

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今月の本棚 【2009年12月】

1)一言変えるだけで!もっと人に好かれる話し方
 和田裕美 著/大和書房

聞かれたくないことを聞かれたときには、
「笑ってごまかす」の具体例は秀逸!

2)クラッシュ・マーケティング
 ジェイ・エイブラハム 著/実業之日本社

ここで紹介されているバーターの発想は
まさに不況時に多くの助けになるだろう。

3)続かない女のための続ける技術
 石田淳 著/サンクチュアリ出版

続くコツがマンガで手軽に学べるので、
ゆるいペースで読みたい人に最適。

4)図解フィンランド・メソッド入門
 北川達夫 著/経済界

5)1063人の収入を60日で41%アップさせた人を動かす技術
 マイケル・ボルダック 著/フォレスト出版

6)脳に悪い7つの習慣
 林成之 著/幻冬舎新書

脳の本能は「行きたい、知りたい、仲間になりたい」らしい。
そのメカニズムを知ると、行動が変わる。不思議な説得力だ。

7)歩けば脳が活性化する
 有田秀穂 著/ワック

呼吸だけに集中して、1日20分のウォーキング。
来年は週5日以上を目標にしたいと思った。

8)人生の目覚まし時計
 富田欣和 著/PHP研究所

実家の両親に久しぶりに電話をかけてみたくなった。
立ち止まりたいときに読みたい1冊。

9)ザ・クリスタルボール
 エリヤフ・ゴールドラット 著/ダイヤモンド社

この本は、物語としても面白い。本にするまで何年も
かけてその信ぴょう性を検証する読者のスタンスに共感。

10)本田直之のハワイを極める50の法則
 本田直之 著/枻出版社

ハワイにいく直前に購入。超具体的な提案の数々に、
かなり助けられた。かゆいところに手の届いた提案が最高。

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