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2009年11月 2日 (月)

Vol.127 『自分ゴキゲン化プロジェクト?』

スポーツにおいては心の重要性が浸透しており、スポーツ心理学が発達し、アスリートのマネジメントに必ず取り入れられている。私の専門であるメンタルトレーニングもその1つだ。どれだけテクニックを磨いても、知識をつけても、心の力が弱いと十分に能力が発揮できないことは、スポーツの世界ですでに常識化している。

ところが、ビジネス界はスポーツ同様、それ以上に結果を重視しているはずであるにもかかわらず、あまりにも心の存在を置き去りにしてきた。この原因は、おそらく、ビジネス社会、特に企業に属している人々は、アスリートや昔の剣豪と違って、勝っても負けても、たとえ結果が出なかったとしても、とりあえず生きていけるところにあると考えられる。
<中略>だから、心の問題を取り残したままでも、なんとかがんばって結果を出し、会社はまあまあやってこられたし、個人もなんとか給料をもらっていられた。

『フロー・カンパニー』 辻秀一 著
ビジネス社 P.73より引用

この本の中で、「1日の始まりにあたって、『今日も、よい心の状態でいこう』と念じて仕事に入る」ことが提唱されています。

資料が散らかったデスクの上ではミスや手間がかかって仕事もはかどらないように、よい結果を得たければ、よい心の状態・あり方を整えてからとりかかったほうがよい。
それは、理屈では誰でも知っていることですが、実際にやれている人は意外と少ないのではないでしょうか。

わたしは2001年5月から約8年以上、密かに続けている、ある習慣があります。
それは、「今日1日の心のゴキゲン度は、100点満点の何点か?」を棒グラフにして記すというものです。毎日肌身離さず持っているスケジュール手帳の中にそのフォームがあって、帰りの電車の中や寝る前などに記入しています。
なるべく低めに点数化しているので、平均すると70点前後ですが、かなりヘコむ出来事があって、50点を切ることもあります。それが何日も続くようだと、「もっと自分を喜ばせてあげよう」というきっかけになるんです。

わたしはもともとストイックな性質で、胃炎になることもしばしばありました。
そのため、自分をどこまで追いつめていいのか、測りかねることがあり、こんな習慣を始めたのです。今では、自分の心のゴキゲン度を過保護なくらいケアするようになりました。
それが結果的に、仕事のパフォーマンスにも影響していることを実感します。
自分の心をゴキゲンにする工夫やきっかけ、もっていますか?

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