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2009年11月

2009年11月 2日 (月)

Vol.127 『誰に向かって書いているの?』

最近、メールやwebでセールスレターを書く機会が増えました。それは、新教材を買っていただいたり、セミナーに参加していただいたり、本を読んでいただくためです。

セールスレターは、わたしがお勧めする商品を購入していただくために書くわけですから、読んで、内容に興味を持ち、買うという「行動」を起こしてもらわなくてはなりません。
したがって、「あぁ、いい話きいたなぁ」で終わっては意味がありません。

そんな中、先日パートナーの丹羽に指摘されて、とんでもない大きな勘違いをしていたことに気づかされました。実はわたしは自分では、それなりに文章力があると思っていました。
メルマガや本の読者から「わかりやすくて、おもしろかった」という感想メールをいただいたりもしました。しかし、それはある重要な前提条件があってのことでした。

それは、「わたしの文章を積極的に読もうとしてくれる人にとっては」の話なんです。

ところが、今わたしがトライしているセールスレターというのは、読み手はそんなスタンスではありません。その他たくさんある本やメルマガ、毎日何十通と届くメールの中の1つでしかなく、その中で「読まれ、信頼され、注文していただく」必要があったのです。

わたしのミスの1つは、そんなレターの中に、小難しいお金の計算のロジックが入っていたり、前後の流れに無理があったり、文量が多すぎたり。「正しいことを伝えよう、唸らせることを書こう」という“我”が先行して、読み手の心理を無視していたのです。

よっぽど読み手をぐいぐい引きつけるパワーがある切り口の場合を除き、クソ真面目でダラダラ長い文章を読み通すほど、ゆとりのある人はいません。
そのことは、これまでにも何度も思い知らされたことでしたが、慣性の法則が働くからでしょうか。いつの間にか、元に戻りかけていたようです。
面談やセミナーと違って、書きながら読み手の表情や態度を見ることはできません。
だからこそ、「今、誰に向かって書いているの?」と問いかけなくては、と思いました。

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Vol.127 『自分ゴキゲン化プロジェクト?』

スポーツにおいては心の重要性が浸透しており、スポーツ心理学が発達し、アスリートのマネジメントに必ず取り入れられている。私の専門であるメンタルトレーニングもその1つだ。どれだけテクニックを磨いても、知識をつけても、心の力が弱いと十分に能力が発揮できないことは、スポーツの世界ですでに常識化している。

ところが、ビジネス界はスポーツ同様、それ以上に結果を重視しているはずであるにもかかわらず、あまりにも心の存在を置き去りにしてきた。この原因は、おそらく、ビジネス社会、特に企業に属している人々は、アスリートや昔の剣豪と違って、勝っても負けても、たとえ結果が出なかったとしても、とりあえず生きていけるところにあると考えられる。
<中略>だから、心の問題を取り残したままでも、なんとかがんばって結果を出し、会社はまあまあやってこられたし、個人もなんとか給料をもらっていられた。

『フロー・カンパニー』 辻秀一 著
ビジネス社 P.73より引用

この本の中で、「1日の始まりにあたって、『今日も、よい心の状態でいこう』と念じて仕事に入る」ことが提唱されています。

資料が散らかったデスクの上ではミスや手間がかかって仕事もはかどらないように、よい結果を得たければ、よい心の状態・あり方を整えてからとりかかったほうがよい。
それは、理屈では誰でも知っていることですが、実際にやれている人は意外と少ないのではないでしょうか。

わたしは2001年5月から約8年以上、密かに続けている、ある習慣があります。
それは、「今日1日の心のゴキゲン度は、100点満点の何点か?」を棒グラフにして記すというものです。毎日肌身離さず持っているスケジュール手帳の中にそのフォームがあって、帰りの電車の中や寝る前などに記入しています。
なるべく低めに点数化しているので、平均すると70点前後ですが、かなりヘコむ出来事があって、50点を切ることもあります。それが何日も続くようだと、「もっと自分を喜ばせてあげよう」というきっかけになるんです。

わたしはもともとストイックな性質で、胃炎になることもしばしばありました。
そのため、自分をどこまで追いつめていいのか、測りかねることがあり、こんな習慣を始めたのです。今では、自分の心のゴキゲン度を過保護なくらいケアするようになりました。
それが結果的に、仕事のパフォーマンスにも影響していることを実感します。
自分の心をゴキゲンにする工夫やきっかけ、もっていますか?

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今月の本棚 【2009年10月】

1)人間における勝負の研究
 米長邦雄 著/祥伝社文庫

将棋で最善手を見つけることは大切だが、それよりももっと
大切なのが、悪手を指さないこと。人生と同じと感じる。

2)自分を信じて生きる インディアンの方法
 松木正 著/小学館

受け取るのではなく、受け入れる。その違いは
コンサルタントのコミュニケーションの極意だと感じた。

3)運を育てる
 米長邦雄 著/祥伝社文庫

自分に訪れた幸運を独り占めせず、おすそわけする
「惜福」の人ほど、ますます幸運に出会う。

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