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2009年6月

2009年6月 1日 (月)

今月の本棚 【2009年5月】

1)なぜ決算書が読めるヤツは出世するのか
 吉澤大 著/西東社

決算書をどう自分の仕事と関連づけさせたらいいか、
サラリーマンが決算書を仕事に役立てる方法がわかる良書。

2)コンセプトライフ
 柴田陽子 著/サンクチュアリ出版

3)幸運のからくり
 中野裕弓 著/リヨン社

ただ自分を楽しませるためだけに時間を使う。
そんな日をちゃんとつくるのもいいな、と思わせてくれる1冊。

4)瞑想LIFE 
 TAKAKO、吉川めい 他 著/ビジネス社

ビジネスの第一線で活躍する人たちの、瞑想活用術をのぞける。
小難しいノウハウ本よりも、初心者がやってみたくなる気にさせてくれる。

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Vol.122 『Think out of the box.』

あと一歩が踏み出せないという時、これまで自分が持っていた常識や先入観で「どうしたらいいか」を考えていると、堂々巡りになってしまうことがあります。

どんな思いつきも、結局はこれまでの延長線上を抜けきれない。
「これだ!」という画期的なアイディアが浮かばないのです。

そんな時こそ、「Think out of the box」。
自分の箱から飛び出してみましょう。

箱の外には、あなたが思いつきもしなかったいろいろな考えや感性、エネルギーがビュンビュン飛び交っています。では、どうしたら箱の外へ飛び出せると思いますか?簡単です。

「外の情報をキャッチするぞ」と、ただアンテナを立てればいいのです。

<中略>

アンテナを立てたら、ただ無邪気に自分が「ピン!」とくるものがやってくるのをワクワクしながら待ちましょう。
今までの自分の考えがガラガラと崩れるような、ダイナマイト級のアイディアが引っかかってくるかもしれません。

(『幸運のからくり』 中野裕弓 著  リヨン社 P.38より引用)

わたしは今年、独立11年目を迎えるにあたり、ある1つの試みをしています。
それは、「1年後、3年後、10年後のビジョンを“決めない”」ことです。

昨年までの10年間は、常に「10年後にこうなっているために、3年後にはここまで到達して、そのためには1年後には最低でもここまでは達成しよう」なんて考えていました。
そして、そのおかげで「本の出版」や「全国を講演で旅する」「コンサルタントの仲間をつくる」など、独立当初の思い描いていたいくつかのことが現実となりました。
ところが昨年あたりから、そうやって先のことを具体的に決めることに微妙な違和感を感じ始めたのです。それは何故か?としばらく不思議に思っていたところ、ある日、気がつきました。「先のビジョンを決めて、そこから逆算して計画に落とし込んで、日々実行する」ことがすでに習慣として定着したため、それに飽きてしまったようなのです。

ちょっと横着な言い方に聞こえるかも知れませんが、先が読めてしまうことの退屈感と言ってもいいかもしれません。たとえば、セミナーをやり始めたころは、2時間きっちり準備をして、一言一句漏れがないよう準備していたのが、熟練してくると、参加者からの質問にアドリブで臨機応変に答えるところが楽しくなるのと似ています。

そこで今は、「ビジョンの実現化を応援する」というミッションは変わらず持ち続けながらも、具体的に「何をやるか?」「どこに向かうか?」は、ご縁があった話の中で、ピン!と来た流れの上に乗っていこうと考えています。きっとしばらくしたら、再びビジョンを決めて逆算で動く生活に戻るような気がしますが、当面は寄り道を楽しもうと思います。

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Vol.122 『“売り込み臭”を感じさせる言葉とは?』

セ―ルスレターをメルマガで読んでいると、売れる人と売れない人の差がよくわかります。その1つは、言葉の選び方です。わたし自身、新しい教材を販売するための案内レターを書くときにやってしまうミスは、わたしの“主観”や“思い込み”で書いてしまうこと。たとえば、以前メルマガの案内文にこんな表現を使ったことがありました。

■「このお金のセミナーは、圧倒的なわかりやすさがウリです」

そのとき、パートナーの丹羽に指摘を受けました。
「何を根拠に、“圧倒的なわかりやすさ”なの?和仁さん本人がそれを言っても、読み手はそうは思わないんじゃない?」

その通りなんです。ではこれが、次のような表現になったらどうでしょうか。

■「このお金のセミナーは、実際に高校で授業をして、
    社会人経験のない生徒でも理解できるような言葉を選んで構成した内容です」

こちらはわたしの主観的な思い込みの言葉ではなく、事実を語っています。
そして、「高校生にでも理解できるなら、私でも理解できそうだな」と読み手自身が“勝手に”イメージを膨らませてくれるので、売り込み臭がありません。

このように、何かを伝えたいとき、ついつい思いが先行して、主観的な思い込みで書いてしまいがちですが、それを予防する簡単な方法に気がつきました。それは、“形容詞に頼らない”こと。たとえば、“圧倒的な”“わかりやすい”は形容詞です。

一方、“高校で授業をした”“社会人経験のない生徒でも理解できる”など、具体的な名詞と動詞で表現されていて、形容詞が入っていません。つまり、「面白い」「わかりやすい」「すごい」などの形容詞は便利な言葉ですが、それを多用すると表現が抽象的になって、信憑性が下がってしまうのです。

形容詞に頼らず、伝えたいことを伝えてみる。それだけで、説得力が格段にアップします。ご自身の言葉に説得力を高めたい人は、一度試してみてはいかがでしょうか?

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