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2009年1月

2009年1月26日 (月)

Vol.118 『点の発想から、面の発想へ。』

昨年1年の間、通常のコンサルティングやセミナーのほかにも、数多くの経営者とお会いしてきました。その中で、この不景気にも関わらず、業績を伸ばし続けている会社 の共通点は何か?を考えていたところ、「もともとあった仕事の橋渡しをするビジネス」が伸びていることに気づきました。

たとえば、名古屋にビルを構える、ピエロを育ててブッキングする会社。デパートの催事などでよくパフォーマンスをする姿を見かけますね。あのようなパフォーマーを育て、エンターテイメントはもちろんのこと、病院に派遣して子どもや老人を励ましたり、企業に出張してサービスについての教育にたずさわったり、と業界の間を橋渡しする仕事をされていて、10年間、ずっと右肩あがりで成長しています。

ほかの例では、出版プロデュース会社。著者と出版社と書店の間に入り、売れる素材を発掘し、それを売れるコンテンツに洗練させ、その分野に強い出版社を仲介し、本が仕上がった後は、書店とも連携してベストセラーになるのを支援する。

いずれも、以前は存在しなかった分野を創出しています。なぜ、そのような発想が持てたのか?推測するに、その理由の1つは、「業界全体を俯瞰して、連携が滞っているところに、スムーズな流れをつくる」発想を経営者が持っていたからだと考えます。つまり、仕事を点として見るのではなく、線、そして面として俯瞰して見ているからこそ、どこに滞りがあるかに気づき、チャンスを見出せたのではないでしょうか。

この点については、わたし自身は、これまで「会社」という社会の中で、社長と社員の連携の滞りにフォーカスしてきました。そして今後の関心の1つは、「学校教育」と「ビジネス」の連携です。その一環として、昨年は都内の女子高で授業を行いました。「知らないが故の漠然とした怖さ」で一歩踏み出せない若者の背中を押してあげたい。
これがビジネスとして成立するかどうかは、これからのチャレンジですが、何か新しい世界が待っているような、ワクワク感を感じています。
今月、いま足を踏み入れているフィールドを、マクロ的に眺めてみてはいかがでしょうか?

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Vol.118 『恐れずに、足を踏み込んでみる。』

自分が成功したパターンに固執しすぎると、次のステージに進めなくなる。成長できなくなるのです。<中略>
誰かが提案してくれたものには、自分ではわからない自分のよさがあるかもしれません。自分はこうだという枠を決めない。アメーバのように変幻自在に生きる。タレントでいうと、SMAPは、お笑いでもなんでもやろうとする心意気がある。彼らが長く人気を保っている理由の1つは、それではないでしょうか。<中略>
「え?」と思う意見でも、とりあえずは一回やってみる。そのうえでうまくいったらそちらの方向に進み、失敗だなと思ったらやめればいいのです。

(『一番になる人』 つんく 著 サンマーク出版 p.113より引用)

昨年から2009年にかけて、世の中が大きく動き始めていることを、テレビのニュースだけではなく、身近な出来事からも実感するようになりました。これから、まったく新しい価値観や社会の仕組みがおとずれるような予感がして、ワクワクしています。

なぜワクワクしているのか?それは、価値観や仕組みが変わるということは、「今まで価値を認められなかったものが認められる」、そして「これまでは上手くいかなかったことが上手くいく」「これまでは会えなかった人に会える」チャンスが出てくるからです。

そういう意味で、今年1年、わたしは「今までだったらやらなかったようなこと」にも、足を踏み入れていくつもりです。たとえば、今までなら「ゲリラ的なマーケティングは信頼を落とすから、なるべくスマートに品よく、コツコツやる」スタンスでした。
わたしは「誇大広告で自分を大きく見せるのは、お客さんに対する裏切りにつながる」的な発想の職人気質なので、基本的にそれは今後もあまり変わらないかも知れません。それでも、これまでの枠にとらわれず、試行錯誤は恐れずにどんどんやっていくつもりでいます。

よくも悪くも、長年ある分野で活動していると、その周りからは「この人(会社)は、○○をする人(会社)」という認知と信頼ができあがります。そういう見られ方をするほどに、ますます自分自身も「その枠の中で」発想し、広がるきっかけを失ってしまいます。
今、お客さんが減ったり、売上が下がったり、スタッフが減ったりしている会社はたくさんありますが、見方を変えれば「身軽になった」ともいえます。身軽だからこそ、新しい挑戦もできるし、何より「本気モード」にスイッチが入ります。安定しているとき、人はどこかで安定を求め、守りに入りがちです。そう考えれば、今は攻めるとき。
「ひょっとしたら!」と直感が告げたものには、恐れずに、足を踏み込んでみましょう。

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今月の本棚 【2009年1月】

1)スピード・オブ・トラスト
 スティーブン・M・R・コヴィー 著/キングベアー出版

2)ランチはお客様におごってもらえ! 3%の経営発想力
 川合善大 著/カナリア書房

3)適当日記
 高田純次 著/ダイヤモンド社

テキトー加減が最高。頭をくつろがせたいときの1冊。

4)心の三原色
 関口智恵 著/インフォレスト

5)一番になる人
 つんく 著/サンマーク出版

完璧な人ほど、つっこまれシロをつくっておこう。

6)しあわせは、すぐ近くにある。
 マツダミヒロ 著/大和書房

7)いつも目標達成している人の読書術
 丸山純孝 著/明日香出版社

とりわけ、「ノウハウを発信する人は、ノウハウ以外の部分も
ちゃんとビジネスしている」は納得。
だから、気前よく発信できるのだ。

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